吉田麻也「勝つことが目標になりすぎるのも良くない」“小学生のサッカーチーム”を指導するうえで大切なことを指南

吉田麻也がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「吉田麻也のチャレンジ＆カバー」（毎週月～金曜14：55～15：00）。リスナーの切実なお悩みや質問に、世界の一線で戦ってきた経験や思考を基に、吉田麻也が90秒でアドバイスを送ります！ 12月19日（火）の放送では、子どもにサッカーを教えるにあたって大事なことについて語りました。

吉田麻也

＜リスナーからのメッセージ＞
「親がコーチの場合、子どもとの距離の取り方や声のかけ方が難しいです。子どもに対して、どのような対応や声かけをするのがベストでしょうか？」

吉田：この方は小学3年生の息子さんがいるものの、試合に出られる人数が揃わず、下の学年の選手が多いために負け試合が続いているそうで、（その原因として）お父さんコーチがダメ出しをするから、子どもたちのモチベーションが下がって悪循環になっているのではないか……という悩みなんですけど、これは質問が難しすぎる！

小学生のチームを教えていくうえで、勝つことが目標になりすぎるのも良くないと思うんですよね。もちろん、カテゴリーによってどこを目指すのかは変わってくるんですけど、やっぱり一番はサッカーを楽しむこと。そして、子どもたちがうまくなることだと思います。

また、サッカーを通じて人間関係を構築していくことも小学生レベルでは大切なことなので、もちろん、お父さんコーチが怒りたい気持ちもわかりますが、（チームとして）何を目標にするか、何を軸にするのかを1回みんなで確認したほうがいいんじゃないかと思います。

勝つに越したことはないですが、負けて学ぶこともたくさんあるし、いろいろな選手がそうやって育っているので、決して負けることがダメというわけではないと思います。また、“親がコーチ”という関係は距離感的に難しいと思いますが、まずは、子どもたちにサッカーを楽しんでもらうことが一番だと思います。

＜番組概要＞
番組名：吉田麻也のチャレンジ＆カバー
放送日時：毎週月～金曜14：55～15：00
パーソナリティ：吉田麻也