スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
9月13日(日)の放送では、3年前から自宅に引きこもりがちになり、50代で新しい仕事や人との関わりに踏み出せずに悩む女性からのメッセージに、江原がアドバイスを贈りました。
パーソナリティの江原啓之
<リスナーからの質問>
私は、3年ほど前から家に引きこもりがちで、その間、ずっと「次にする仕事は何をするか」悩んでいます。
50代という年齢に差し掛かり、元々の臆病で心配性な性格から、不安ばかりが頭の中を巡り、どうしても自分の殻に閉じこもってしまいます。「このままではダメだ! 仕事をして、もっと人と関わったり、外へ出て行かないと!」「人生は一度! もっと自分を信用してあげなきゃ!!」と思うのですが、新しく出会う人や仕事に対しての不安や怖さが心に居座っていて、なかなか勇気が湧いてきません。どういう考え方をすれば、今の状況を少しでも変えることができるでしょうか? お聞かせ願えれば幸いです。(大阪府 51歳 女性)
<江原からの回答>
――このメッセージを受けて、番組パートナーの奥迫から「やりたいことやワクワクすることを仕事にしてみてはいかがでしょうか?」という提案に対し、江原は「それは上級プランです。ベーシックな人にそれを言うと、とまどうと思う」と指摘し、仕事の本質についての考え方を提示しました。
江原:私から一言まず申し上げると、仕事と自分事を一緒にし過ぎています。まず、仕事は食べるためですから。引きこもっていられる家があって、「次にする仕事は何をするか悩んでいます」と悩めるだけすごいですよね。普通、食べていくことを考えたら、なんだってしますよ。「仕事」って感じでしょ?
私だって、もしそういう状況だったらば、とにかく求人を見て、自分の技能でできそうなものを何かやりますよ。
「このままではダメだ!」とか「仕事をして、もっと人と関わったり……」って、別にそんな無理して関わる必要はないじゃないですか。仕事は仕事なんだから。だから、関わるのはプライベートですればいいでしょう?
今、別に仕事をして居なくたって外へ出て行けばいいじゃないですか。それで人と関わればいいじゃないですか。趣味でもなんでもあるじゃないですか。だから、関わることはいくらでもできるのに、それと仕事を掛け合わせるから分からなくなっちゃうの、こういう人は。「自分の生きがい・やりがい、そこで仕事を」とかいうのは、まどわす蜜の味なんですよ。
――「自分の生きがい・やりがい」を求めるのは上級者用であり、ベーシックな人はまず「食べていくための働くこと」から考えるべきだと江原は語ります。
江原:ベーシックな人がそれを真に受けると、とんでもないことになります。まずは「働く」。食べていけるんだったら、余裕があるんだったら別にいいじゃないですか、働かなくたって。「黙っていても家賃が入るんです」とかいうのなら別にいいんじゃないですか。あとは趣味として人と関わるとか、何かすればいいんじゃないの?というだけです。
「大変です」と言うんだったら、まずは働くこと。世の中の人たちは、みんなそんなことを思いながら働いていませんよ。磨かれるというのは人と人が磨き合うのであって、人は人とじゃないと磨き合えません。だから、職場に行けば人間関係があるのは当たり前。環境も何も違う人と一緒に働くのだから、考えも何も違うのは当たり前です。
一人きりで仕事をしている人は、人間関係がないかというと、「一人」という人間関係ですから。「私はずっと機械だけと向き合っていて、人と関われなくて寂しいです」という人間関係なんですよ。居ても立ってもいられないって思うかもしれないけれど、それだって仕事でしょう?
だから人と関わるのが苦手だったらば、人と関わらない仕事をなるべく選べばいいことじゃないですか。例えば、清掃業でベッドメイキングをするとか、そういう作業の間は人と関わらなくていいじゃないですか。まずは働くことですよ。
――自身も日頃から「職を失ったときに何ができるか」を考えているという江原。自身の原体験と、「働くこと」の根本的な喜びについて振り返りました。
江原:私なんていつも思っているの。街に出ていてね、新幹線に乗っていてもそうだけれど、「自分が職を失ったときに何ができるかな?」「何をやろうかな?」とかすごく考えますもん。「飲食業ならできるかも」とか、料理とかね。あとは給食センターみたいなのって得意かもって思うわけ。私、意外と黙々とする作業が得意なんですよ。誰とも喋らず、ただ黙々やるのが好きなの。
私も母子家庭で育っているでしょう? 母は一生懸命働いたわけですよね。やっぱり「食べるため」というのがすごくあるわけね。私が一番、母の放つ言葉で好きな言葉は「明日、給料日。何、食べる?」って言うの。そういうので、「やっぱり働くということは、食べていくことだ」というね。だから毎月の給料日になってくると、「何を食べようかな?」「何が食べられるかな?」「何をリクエストしようかな?」というのにワクワクするわけです。
だからまず、それがベーシックでしょう? その上での「やりがい」とかそういうのだから、まずはそこで考えて。質問者さんはそれを両方兼ねているから、とっても贅沢なんですね。もうちょっと気持ちの整理が大事だと思います。
パートナーの奥迫協子、パーソナリティの江原啓之
●江原啓之 今夜の格言
「幸せになるには、分析力が必要なのです」
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子