乃木坂46の山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組
「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」。3月10日(木)の放送では、厚切りジェイソンさんをゲストに迎え、お送りしました。
(左から)厚切りジェイソンさん、パーソナリティの山崎怜奈
ジェイソンさんは昨年発売した著書「ジェイソン流お金の増やし方」(ぴあ)がベストセラーに。拝読したれなちは、「お金の話を詳しく、初心者にもわかりやすく整理整頓されていてすごい!」と感心しきり。その言葉に、当の本人は「実際にやっていることと、なぜそれを始めたのか、その理由を説明しているだけ」と謙遜します。
以前から周囲の人からお金に関する相談を受けていたというジェイソンさんですが、コロナ禍になってさらに増加。「世の中、同じような課題や心配を抱えた人が多く、だったら本にまとめれば全員に伝えたいことが届けられると思った」と本を書き始めたきっかけを語ります。
そんなジェイソンさんは、資産運用で家族5人が安心して一生暮らしていけるだけの生活を確立。巷で話題の“FIRE(Financial Independence, Retire Early)”を実践しています。
あらためて、「FIREとは経済的自立と早期リタイアの話で、僕は好きな仕事をしているなら辞める必要はないと思う。ただ、経済的自立には興味がある」と言います。
FIRE で目指す“経済的自立”とは、資産運用をすることで得られる収入で暮らしていけること。ジェイソンさんは「若いときからある程度資産づくりに力を入れれば、定年になる前に経済的自立は可能」と断言。
では、そのために何をすべきなのか。ジェイソンさんは「収入を高くすると同時に支出を減らす」、「残ったお金で投資をする」こと。そして、「長期的に待つこと」と言います。
とりわけ「過去の実績を遡ってみると、この20年期間でみた年換算リターンでは6.4%を下回ったことがない。でも銀行(の利子)は0.001%程度。それこそ短期、1年単位でみたら−40%の年もあるが、長期的にみると違う。待つことが大事」と“長期的”という部分を強調。
また、「明日には大金持ちという考え方で投資することは、明日には全財産なくなる可能性もあるということと同じ。でも20年後に増えていればいいと思って待っていれば資産は増える。リーマンショックやコロナショックがあっても下がった実績はないので、僕は今後もどんな状況になっても大丈夫という自信がある」とも。
現在、ジェイソンさんには3人の娘さんがいて、彼女たちにも日常的にお金の話をしているそう。時には複利に関する話をすることもあると言い「投資は長期的に、代わりにお金を生んでくれることも教えたいので、お年玉など貯めているお金を、年末にその残額に対して利子を払うシステムを導入している」とジェイソンさん。
そのシステムを長女が小学生になるタイミングで始め、当時三女はまだ2歳。しかし、「最初はわからなくても繰り返し話していくと、徐々にわかってくる。金融リテラシーも言語と同じ」と語ります。
ジェイソンさんの母は、専業主婦で収入を得ていない分、すべてにおいて極力節約していたそうで、「そうすることで母も父と同じぐらい家に貢献していた」と振り返り、「お金を使わないことは稼ぐのと同じ。しかも節約のほうが価値がある。税金がかからないから」と主張します。
ジェイソンさんからお金にまつわるさまざまな話を聞き、れなちは「お金のことは一生使える学びですもんね」と感嘆。最後にジェイソンさんは「(お金は)人生に大きく関係するので早めに考え始め、自分の子ども、またその子どもにも伝えていくと。それが将来の子どもたちのいい人生につながると思う」と話していました。
<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈(乃木坂46)
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/darehana/