TOKYO FMの音声サービス「AuDee(オーディー)」で配信中の、放送作家兼ラジオパーソナリティの植竹公和が、彼のレーダーにかかった文化人を招いて送るスペシャルトーク番組「歌う放送作家 植竹公和のアカシック・ラジオ」。今回のお客様は、前回に引き続き、お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの上田晋也さん。ここでは旧知の仲の古坂大魔王さんやテレビ番組で共演中の堺正章さんについて語っていただきました。
▶▶「植竹公和のアカシック・ラジオ」音声版
(左から) 上田晋也さん、パーソナリティの植竹公和
◆旧知の仲の古坂大魔王
植竹:以前、「上田晋也と古坂大魔王のオールナイトニッポンR」をやっていたけど、古坂とも付き合いが長いんでしょう?
上田:もう25年以上にはなるんじゃないですかね。
植竹:古坂が「ピコ太郎」でブレイクする前からだよね。
上田:一応、設定上は(古坂さんは)ピコ太郎のプロデューサーってことになっていますね。
植竹:(笑)。上田は古坂をよく出しているよね?
上田:古坂はすごいと思っているので、なんとか世に古坂のことをもっと知らしめたいんですよね。
植竹:何がすごいと思ったの?
上田:たとえば、会ってすぐに「何でもいいから笑わせてみろ」ってフリがあるとしますよね。これで笑わせられる人なんかなかなかいないじゃないですか。それでも彼は1分後ぐらいには笑わせますからね。
植竹:ええ~!
上田:そんなことができる奴はほかにはいないです(笑)。
◆堺正章の“記憶力”に仰天
植竹:「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)で、マチャアキさん(堺正章)と接していて、すごいなって思うのはどういうところ?
上田:堺さんは、その時代その時代にアジャストしていく人なんですよね、感覚をリニューアルしているというか。おしゃれだし、ちゃんと時代に合わせていける能力がすごいなって思います。しかも、決して偉そうになさらないんですよね。我々と同じ立ち位置で話をしてくれます。
植竹:うんうん。
上田:素敵な方だし、お世話になっていますけども、記憶力は俺以上にヤバいんですよ。
植竹:(笑)。
上田:年齢が違うから当たり前かも(笑)。たとえば番組で8人の生徒役の人がいるとするじゃないですか。1時間目の授業が終わって、2時間目の授業までのあいだに10分ぐらいの休憩があるんです。
そのとき、堺さんとよく「左から生徒さんを思い出して(名前を)言ってみてください」とかやっているんです。「左には有田君がいましたけど、その隣は誰でしたっけね」と、もう覚えていないんですよ(笑)。
植竹:へええ!
上田:で、今度は2本目の収録があるじゃないですか。1時間目のお休み時間とかに「堺さん、1本目のゲストの方は覚えています?」と聞いたら、誰ひとり覚えていないの。ビックリしますわ。でも、僕は“そういうこと”なのかなと思うんですよね。
植竹:それはどういうこと?
上田:古い記憶を残さず、新しいことにアジャストしていく。昔のことにこだわらず、次のゲストに合わせていく。そういうことでどんどんリニューアルしていくのかなと思います。これぐらい言っておけば、多少のフォローにはなるでしょう(笑)。
◆80歳間近でもエネルギッシュ
上田:堺さんって今もエネルギッシュなんですよね。
植竹:そうなんだ?
上田:活力がすごいんですよ。たとえば、堺さんから「上田くんは今レギュラーを何本やっているんですか?」と聞かれるとするじゃないですか。「今は10本ぐらいですかね」と言ったら「そんなにやっているんですか。(レギュラーを)2、3本、私によこしなさい!」とか言うんです。
植竹:(笑)。
上田:ギャグだと思うじゃないですか? 目つきが真剣なんですよ(笑)。80歳手前(現77歳)でこんなにバイタリティがある方なんだなって思いますね。自分が同じ年齢になったときに「仕事はもういいや」って思っても普通はおかしくないじゃないですか。
植竹:すごいよねえ。
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「植竹公和のアカシック・ラジオ」音声版
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<番組概要>
番組名:歌う放送作家 植竹公和のアカシック・ラジオ
AuDee、Spotifyで配信中
配信日時:隔週金曜10:00〜
パーソナリティ:植竹公和