本部長・マンボウやしろと秘書・浜崎美保が、リスナー=「社員」として迎え、“ラジオの中の会社”をコンセプトに日常を共有していく、TOKYO FMの夕方の生放送ラジオ番組「Skyrocket Company」(毎週月曜~木曜17:00~20:00)。今回の放送では、会議テーマ「スカロケエピソード大運動会 〜私のお弁当エピソード〜」と題し、全国のリスナー社員からメッセージを募りました。数多く寄せられたエピソードのなかから、その一部を紹介します。
※写真はイメージです
◆夫婦ゲンカの翌日のお弁当が…
私が一番記憶に残っているのは、妻が作ってくれたお弁当です。結婚してから毎日欠かさず、お弁当を作ってくれることには感謝しかありません。そんななか、10年ほど前に一度だけ妻とケンカになったことがあったのですが、妻は翌日もお弁当を作ってくれました。
そして休憩時間になり、何気なく蓋を開けたら、海苔で大きく「キライ」と書かれていました。海苔の文字の衝撃と、キライと書きつつも私の好きなおかずを詰めてくれていたこと、怒っているのにお弁当を作ってくれたことに、情けなく、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。今では笑い話ですが、当時はさすがにダメージが大きかったなぁ(笑)(神奈川県 39歳 男性)
◆「いつもの弁当」で緊張が緩和
第一志望の試験当日。朝から胃が重く、会場のピリピリした空気に完全に飲まれていました。午前中の科目が終わって昼休みになり、持ってきたお弁当を開けると、そのなかには高校3年間いつもあったメンチカツと、少し焦げ目のついた卵焼きが入っていました。
正直、緊張で食欲はあまりなかったです。しかし、その“いつもの光景”を見た瞬間、少し緊張がほぐれました。その入試を乗り越えて、今この大学に通えているのは、メンチカツと卵焼きのおかげだと今でも強く思います(東京都 18歳 男性)
◆煮物が好きになったきっかけ
うちの地域は、お葬式のときにみんなでご飯を食べる習慣があります。私の実家は、祖父が創業した仕出し料理屋で、数年前に、その祖父が亡くなったときのお葬式では、店のお弁当を親族や従業員さんにお出ししていました。
そこで、祖父の一番弟子だった方と初めてお会いしました。お弁当を食べながら、祖父の昔話を聞いて笑い合っていましたが、その方が煮物を一口食べた瞬間、ぽろっと涙を流しながらこう言ったのです。
「じいさんの作る煮物と同じ味や…」
その言葉を聞いた瞬間、胸がギュッとなりました。私にとっては、子どもの頃からずっと食べていた味だったのですが、祖父の想いや技術が今もちゃんと受け継がれているんだと、そこで初めて気付きました。
今は兄が店を継いでいて、私はお盆とお正月くらいしか帰れません。でも、それ以来、お弁当のなかで煮物が一番好きになりました。食べるたびに、あの優しい味と一緒に、おじいちゃんの笑顔を思い出します(東京都 31歳 男性)
<番組概要>
番組名:Skyrocket Company
放送日時:毎週月曜~木曜17:00~20:00
パーソナリティ:本部長・マンボウやしろ、秘書・浜崎美保