「永久シード」獲得まであと“7勝”…横峯さくらが2025年シーズンへの意気込みを語る「今年は自分に期待したい」

藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMのラジオ番組「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」（毎週土曜 10:00～10:50）。2月15日（土）の放送は、プロゴルファーの横峯さくら（よこみね・さくら）選手がゲストに登場！ ここでは、2025年シーズンにかける思いを語りました。

（左から）藤木直人、横峯さくら選手、高見侑里

横峯選手は、1985年生まれ、鹿児島県出身の39歳。8歳からゴルフを始め、小学4年生のときに全国小学生大会で優勝し、2004年にプロテストに合格。2005年に「ライフカードレディスゴルフトーナメント」でツアー初優勝を果たすと、2009年には年間6勝をあげて賞金女王に輝きます。

2015年からはアメリカ女子ツアーに参戦し、2018年「ショップライトLPGAクラシック」で2位を獲得。その後、2021年に第1子となる男の子を出産し、2022年からは8年ぶりに日本ツアーに復帰を果たします。通算勝利回数は23勝で、永久シード獲得に必要な30勝を目指しています。

◆一番緊張した場面は？

藤木：ゴルフをしているなかで一番緊張した場面はいつですか？

横峯：やはり、2009年に賞金女王になったときのパーパットですね。当時、私は最終組よりも少し離れた組でプレーしていたので、“このパーパットを決めたらチャンスがあるかもしれない”という状況だったんですが、自分のなかでしっかり腹をくくって“ルーティンがしっかりできていたら外れてもしょうがない”と思って打ちました。

藤木：（緊張で）手が震えたりはしませんでしたか？

横峯：自分にしっかり意識があれば、意外と手が震えることはないです。だけど、これは毎試合のことなんですが、1番ホールのティーショットが一番緊張しますね。

藤木：そのときは何を考えているんですか？

横峯：“（2打目が）打てるところにあればいいかな”と思って打っています。いつも“自分がやるべきポイント”を3つ持って試合に臨んでいるのですが、朝一となると、その1つが抜けてしまったりする可能性があるので、その確認をしながら緊張しつつも打つ、といった感じです。

藤木：その3つのチェックポイントは、どういうものですか？

横峯：出場する試合だったり、（同じ試合でも）1日ごとに毎回チェックポイントは変わるんですが、パターだったら、私はラインを合わせるタイプではないので、“ヘッドアップを防ぐためにカップを追い越さない”と決めていたり、あとはボールに印字してある“23”をしっかり見続けるとか、足幅や向きなどですね。

◆「今年は自分に期待したい」

横峯：現在の女子プロは“バーディー合戦”の試合が多くて、予選通過ラインが2～3アンダーということもあるので、バーディーをしっかり取るためには（ティーショットで）フェアウェイにちゃんとボールを置くことで、セカンドショットでグリーンを狙えるようにしたいんですけど、昨年までフェアウェイキープ率（フェアウェイをキープしたティーショットの率）がすごく悪くて、2打目を打って、3打目で寄せてやっとパーを拾って次につなげていく……というゴルフになってしまっていて。

だから（1日のスコアで）5アンダー以上を5年ぐらい出せていなかったんですが、最近67というスコアが出たんです！ なので、今年は自分に期待したいなと思っています。

藤木：女子ゴルフもだんだん変わってきていますか？

横峯：そうですね。私たちがプロになったときは18～19歳が一番下で、たくさんの先輩ゴルファーがいるなかでプレーしていた印象ですが、今は20歳前後の若い世代の選手層が厚くて、（若い選手でも）“これはうまく噛み合えば優勝するよね”という選手が本当にたくさんいると思います。


＜番組概要＞
番組名：SPORTS BEAT supported by TOYOTA
放送日時：毎週土曜 10:00～10:50
パーソナリティ：藤木直人、高見侑里