スピリチュアリストの江原啓之が、現代社会でさまざまな悩みに直面している人たちに温かい“ことば”を届けるTOKYO FMの番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。6月5日(日)の放送では、リスナーから届いた「答えが見つからず、途方に暮れてしまう」というお悩みを紹介しました。
江原啓之
◆隣人との関係に悩んでいます
4歳と小学生4年生の子どもの母です。今の土地に引っ越しをしてから7年が経ちますが、隣の家との関係に悩んでいます。その方は母親(60代?)と娘(40代?)で住んでいるのですが、我が家の生活音がうるさく感じるのか、とくに子どもが家のなかで騒いでいる音が気になるようです。
なので、近所に迷惑をかけないように子どもが騒いでいるときは窓を閉めたり、庭や駐車場では、ほとんど遊ばせないようにしているのですが、私が庭に出るとわざと窓を閉めて鍵を掛けたり、窓側に白い板のような物を置いて、家のなかを覗かれないようにしたり、車ですれ違うときも譲り合いもせず、私が道を譲っても不機嫌な顔で通り過ぎていきます。
子どもの声がうるさいのは申し訳ないので、最初の頃は顔を合わせれば「うるさくてすみません」と謝っていました。今でも最低限のことは気を付けているつもりですし、子どもに「静かにしなさい」とあまりしつこく言うのも可哀想なので、本当は庭でも遊ばせてあげたいです。このような場合にはどうすれば良いですか? アドバイスをいただけると幸いです。
◆江原からの“ことば”
私がよく、この番組でも言っている「不幸の三原則」、自己憐憫・責任転嫁・依存心。これが、このメールに入っている。お気持ちはわかりますが、これでうまくいくわけがない。あなたのなかに「何が悪いの?」という気持ちがあるのだと思う。形ばかりで「うるさくてすみません」と言っていたのでしょう。
でも、いざとなれば、けつをまくるというか、そういう感情ですよね。こういうことって人に伝わると思いませんか?「この人、こうは言っているけど、心にないな」と思うことってありますよね。だから、そういうところが出てしまっていないかな? 自分自身を主張して自己憐憫になっていたら、いつまでたっても解決しません。
私がカウンセリングをしていた頃、子どもが小さかったけれど、絶対に生活感は見せませんでした。自宅も兼ねていましたが、何があっても外に出したり、おもちゃ1つ置きませんでした。なぜかというと、子どもさんを亡くした人が来るかもしれない。欲しくてもできない人が来るかもしれない。そういう意味では、ものすごく気を遣うんです。自分にとって当たり前のことが、人を傷つけることってあるんです。
もしかしたら隣の方も、そういう境遇の人かもしれない。傷を持っている人というのは、そういう振る舞いをすることもありますからね。小さい子どもを持っている人は、しばらく“我慢”が必要です。その姿を(子どもに)見せるのも教育だと思います。
ちなみに、幸せな人は意地悪をしないですからね。不幸だからするんです。ちょっとのことであれば、公園に連れて行ったりして外で遊ばせたらいいんです。庭で遊ばせたい気持ちもわかるけれど、遊ばせるときには“KY(空気が読めない)”を装うのも1つ。「あの人、何も考えていないんだ」と思わせて、「すみませーん! どうも!」などと挨拶する。ネガティブな顔をしてはダメ。そうしたらケンカを売っているようになってしまいますからね。子どもさんはどんどん成長しますからね。泣いたって笑ったってあと何年もない。あなたにも、ちょっとの謙虚さと優しさが必要かなと思います。
◆江原啓之 今宵の格言
「答えが見つからないときは、『学ぶことがある』というメッセージです」
「努力を積み重ねていたら良いだけです」
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聴取期限 2022年6月13日(月)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25
エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
パーソナリティ:江原啓之
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/oto/