TOKYO FMグループの「ミュージックバード」が制作し、全国のコミュニティFMで放送中のラジオ番組「目覚めの時間~ヨグマタ相川圭子のアセンションプリーズ」。ヨガ・瞑想の世界的第一人者で、数々の本を執筆し、国連でも世界平和のスピーチを届け、ニューヨークはじめグローバルに活躍しているヨグマタ相川圭子が、アシスタントの林勇太とともにより豊かに生きるための知恵や考え方を伝える番組です。
今回の放送では、「世界寛容デー」にちなんで寛容な心を手に入れる方法について相川が語りました。
(左から)アシスタントの林勇太、パーソナリティのヨグマタ相川圭子
◆11月16日は「世界寛容デー」 、寛容って何?
相川圭子は、女性で史上初めて「究極のサマディ(悟り)」に達した、現在世界で会える唯一のヒマラヤ大聖者。インドではヨグマタ(ヨガの母)と称されています。仏教やキリスト教の源流である5000年の伝統をもつヒマラヤ秘教の正統な継承者で、2007年にはインド最大のスピリチュアル協会から最高の聖者の称号「マハ・マンダレシュワル」を授かりました。
番組放送日の11月16日は「世界寛容デー」。1995年にユネスコ総会で採択された「寛容に関する原則の宣言」に基づき、1996年に制定されました。
ユネスコは「寛容」について、「世界の文化の豊かな多様性、表現方法、人間としてのあり方を尊重し、受け入れ、感謝すること」と定義しています。これについて相川は、文化や表現方法が違う国や地域の方々を自分だけの価値観で一方的にジャッジしてしまうと、軋轢を生む原因になってしまうと指摘。自分の考えが正しいと思い込みすぎず、心のなかに“隙間を作っていくこと”が大事だと話します。
ここで相川は、インドでよく伝えられているという象に関する話を例に挙げます。
「目を閉じて象を想像したときに、『耳は紙みたいだ』『足は木の幹のようだ』と考えますよね。全体を見れば象だけど、部分だけに注目すると全然違うようなものに例えられる」と話し、「全体が何なのかを見渡せる心になると、『こうじゃなければいけない』とか、細かいことにこだわらない人になっていく」とコメントしました。
◆「寛容の心」を手に入れるセッション
そうした寛容の心を内在化するためには、日ごろの心がけが大切です。相川は、瞑想を通じて執着の心を取り除く訓練をすれば、日常生活に戻ったときに寛容の心と感謝の気持ちが湧いてくると話しました。
ここで相川は、リスナーに向けてマインドフルネスのエッセンスを伝授。寛容な心を持つことは、つまり「許す心(=慈愛)」を持つこと。見返りを期待して、相手からのお返しをご褒美のように待つのは寛容の心とはほど遠いと話し、「見返りを期待しない慈しみの愛を送ることこそが寛容である」と話します。
そのためには、まずは自分が愛に満たされていることが必要です。その心を養うトレーニングとして、相川は「胸に手を当てて、『自分のなかには慈しみの愛がたくさんある』『慈愛に満ちた心になりますように』『私は愛に満ちている』と、深呼吸をしながら考えてみてください」とアドバイス。自分や周りの人の幸せを祈りながらおこなうのがポイントだそうです。
私たちはそれぞれ、自分のなかに「正しさ」という軸を持っているものの、正しさだけを主張しようとすると愛が薄れていってしまうと相川は考えます。「瞑想をしていくと、あるときに自然と『まあ、いいか』と、あるがままを受け入れられるようになります」と、バランスの取れた人格形成には瞑想がおすすめであると語りました。
相川は現在、「ヨグマタ相川圭子 ワールドピースツアー 2025」を開催中。 11月29日(土)大阪、12月4日(木)金沢、12月11日(木)新潟、12月13日(土)東京、12月14日(日)福岡で開催予定。詳しくは公式サイトをご確認ください。
<番組概要>
番組名:目覚めの時間~ヨグマタ相川圭子のアセンションプリーズ
放送日時:毎週日曜日 5:30-5:55
パーソナリティ:相川圭子、林勇太(アシスタント)