サカナクションの山口一郎が、3月31日(木)放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」に生出演。パーソナリティのこもり校長とぺえ教頭が、30日にリリースされたコンセプト・アルバム『アダプト』について、込められた思いを聞きました。その後編。
前編の記事では、コロナ禍に適応した活動や、サブスクやYouTubeなどで音楽が簡単に手に入る時代に提案する新曲との出会い方などについて語った部分を取り上げました。この後編では、アルバム2作にわたるコンセプトをより詳しく解説した部分や、GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバーとして音楽活動をしているこもり校長の感想を紹介します。
●前編はこちら
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山口:今回コンセプト・アルバムと呼んでいるんですけど、これはハーフアルバムなんですよ。1枚を2つに分けて時期を開けてリリースしようと。そうすると、収録曲が少ないからCDの単価も落とせるんです(前編では、コロナ禍による世の中の経済的な厳しさについても話しています)。
ぺえ教頭:すごいね~。
山口:次の残り半分を出すまでに、出すってことがわかっているから、みんなも待っていられるし。僕らもクリエイティブするのにすごい時間がかかるけど、半分に分ければ時間も節約できるし、その間にコンテンツも作れるから。
ぺえ教頭:はい。
山口:無料コンテンツ、有料コンテンツ含めていろんなことができるから、発明しやすくなるじゃないですか。それが今回の(“適応”という意味の)『アダプト』と、“応用”という意味の『アプライ』が次に出るんですけど……この2つで1つが、この作品のコンセプトです!
こもり校長:はぁ~……すごいな。自分も活動をしていますけど、サカナクションが今回逆の流れで活動されていることに矛盾も生じるんじゃないかなと思っていたんです。ライブで新曲を披露して次にアルバムを出すと、「もうこの曲は知っているから」という希少性がなくなる気がしていて。
山口:うん。
こもり校長:でも今のお話を聞いて、もともと音楽を聴いていた流れ……昭和時代に曲を聴くために努力していたこととか、それに対する期待感というのは、たしかに出るなと思いました。僕らの世代では出ないアイデアだと思って、やっぱすげぇんだな、って思っちゃいました。
山口:自分が感動するためには、自分がワクワクすることをしないといけないな、とコロナ禍で感じたんです。そういう実験的なミュージシャン、バンドが1つくらいいてもいいのかなと思ったわけです。
こもり校長:今回のコンセプトのお話が興味深すぎて、けっこう刺さっちゃいました。
山口:本当? サカナクション入る!?(笑)。
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サカナクションは、SCHOOL OF LOCK! で金曜に放送しているコーナー
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聴取期限 2022年4月8日(金)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長、ぺえ教頭
放送日時:月~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト ⇒
https://www.tfm.co.jp/lock/