TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、内山信二さんと、山崎裕太さん。「あっぱれさんま大先生」第1期メンバーだったお2人が、平成時代の子役について語り合いました。
(左から)山崎裕太さん、内山信二さん
◆“古い子役の最後”の2人
内山:恐らく、俺らは古い子役の最後だと思うの。
山崎:昭和子役の最後ね。確かに、俺らより下の子役ってなんかぬるい感じするもんな。勝手にだけど(笑)。
内山:いや、ぬるいとは言わんけど(笑)。なんかしっかりはしているよね。
山崎:たしかにしっかりもしているし、人として出来上がっている感はあるよな。
内山:そうそう! 俺らは「子どもなんだけど、仕事はちゃんとしなきゃいけない」っていうところと、本当に子どものあいだくらいな感じだったじゃん。
山崎:雑多な。
内山:俺らの時代は気分屋だったし野良感はあったよね(笑)。そう考えると、いまの平成から令和は……。それでいうと、(鈴木)福くんとかもそうだし。
山崎:僕、福くんと何回も共演していますけど、あの子はしっかりしすぎていてこわい!
内山:こわい?
山崎:うん。俺、福くんが小学校4年生のときに一緒にドラマをやったんですけど、初日から大雪だったのよ。時代劇だったんだけど、すごい寒いなかで俺と2人で歩くシーンがあって。ものすごく引きの絵で、俺が福くんをうしろから追いかけて「おいおいおいおい!」とかやるワンカットがあったの。
そのときに、本番前に福くんがすごい大きい声で「すみませーん! 僕の歩く道、ここで大丈夫ですか?」って聞いて、スタッフが「大丈夫、大丈夫!」とか言っているわけ。俺が福くんに「なんでそんなことを聞いたの?」って言ったら、「寒くてスタッフの人がかわいそうだから、僕がNGを出さないように確認しました」って言っているわけ。小4でだよ?
内山:そこまで台本があるんじゃないの(笑)?
山崎:(笑)。だから俺、「こんなに気遣いできる鈴木福くん、すげー!」と思った。10歳の子が、スタッフにそんなことは普通聞かないよ。俺も10歳のときに映画に出ているけど、 そんなことスタッフに聞いてないもん。もう、言われるがまま。
内山:いや、普通はそうよ。(福くんは)本当に周りの人に気を遣える子だったよね。
山崎:福くんはすごい! あと、寺田心くんも一緒にやってるんだよ。心くんは小学校2年生ぐらいだったから、まだ「子どもだな」って感じがしたんだけど、芝居がやっぱりうまい。だけど中身は子ども。だから「ちょっと俺らに近いな」と思って見ていた。
内山:そう映った? 俺は、本番と本番じゃないときの切り替え方を見たときに、「やっぱちょっと違うな」と思ったよ。
山崎:あの子、確か一人っ子なのよ。だから多分、人がすごく好きなんだよね。
内山:人と接することがね。
山崎:うん。それはすごい感じた。俺が出ていないシーンの撮影なのに「ねえ、来て~!」とか言われて次の現場まで連れて行かれてさ。俺と心くんのお母さんが同い年なんだけど、(3人で)一緒に現場に行くと、「お兄ちゃん、待っててね!」とか言うわけ。「こいつ、人の心掴むのうまいわ~」とか思って(笑)。
内山:いや~、心くんと福くんはマジで人ったらしだよなぁ!
山崎:たらしだよね。
内山:やっぱ引き込まれちゃうもん、かわいくて!
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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜25:00~26:00
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/
番組公式X:@TokyoSpeakeasy