TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、タモリさんと秋元康さん。本記事では、タモリさんの“人生哲学”について語った模様を紹介します。
(左から)秋元康さん、タモリさん
◆タモリが語る“人生”とは
秋元:僕も今68歳で、タモリさんも……。
タモリ:今年の8月で81歳。
秋元:ですもんね。人生を振り返って、“人生”とは何だと思いますか。
タモリ:何だろうね。一番忙しいときなんか、その時代があったかどうかっていうのが抜けちゃってるね。30~40年抜けて今に至っている感じがする。
秋元:そうですね、確かにありますね。
タモリ:完全に忘れたわけじゃないんだけど、抜けてるんだよね。
秋元:あと、例えば、坂道を走ったり、階段を上ったりしたら「よし、ここまでよく上ったな」って感じるけど、その満足感みたいなものはないですよね。いつか何かワープしてここに突然来ちゃった感じがします。
タモリ:そうそう、過程がないね。
◆タモリ「アドバイスできない、本当に運だけだから」
秋元:「タモリさんみたいな人生を歩みたい」と思っている人に向けて、何かアドバイスはありますか?
タモリ:これはね……自分のことに関していうと、本当に運だけだから。アドバイス、人生相談なんてできないもんね。でも求められるんだよね。
秋元:それは求められますよ。もうすぐ81歳になろうという大先輩ですから、人生を楽しむ方法とか、それをみんな欲しいわけじゃないですか。
タモリ:そうそう、求められるので……ちょっと作ろうかと思ってね。
秋元:ハハハ(笑)。
タモリ:感心されたいのはされたいんだけど、(教えられることが)ないので、ちょっと作ろうと思って。
秋元:無着成恭さんみたいなキャラクターを作って(笑)。でも、歳を取ると昔話と自慢話ばかりになってくるじゃないですか。
タモリ:うん。
秋元:だから、ときどきそういういいこと言わないと、ねえ。
タモリ:立場上そうなのよ、本当に困ってるの。
秋元:でも昔、僕は西新宿に住んでいたんですけど、そこの近くの喫茶店で、いわゆる飲み屋のママと、50歳くらいのお父さんがお客でいたんですよ。ママも50歳くらいで、ママのほうが恋愛相談をしていたんです。そうしたら、そのお父さんが「あのね、当たって砕けろだよ」って言ったのを聞いて、「いい言葉だな~」と思って(笑)。人生酸いも甘いも経験してきた人が、中学生みたいなアドバイスをするんだなって。逆にすごくないですか?
タモリ:うん(笑)。
秋元:(タモリさんも)きっと、そういうキャラじゃないですか。策を弄すると策に負けるような気がしますよね。
タモリ:やっぱり、策を弄しちゃダメだね。
秋元:そうですよね。だから、そういう意味では多分、もちろん才能とか努力もあるんでしょうけど、やっぱり運っていうのがすごい……。
タモリ:はっきり言って、俺はずっと“運”だけだから。まぁ、感心されたいことはこの後作るけどね。
秋元:ハハハ(笑)。
<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/
番組公式X:@TokyoSpeakeasy