住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。3月10日(火)放送のコーナー「TOKYO FM新型コロナウイルス関連情報」のテーマは「外出自粛の高齢者にこれから起きてしまうこと」。住吉とフリーアナウンサーで防災士の古賀涼子さんが、災害が起きた地域での介護・社会福祉問題に詳しい専門家、一般社団法人りぷらす代表・理学療法士の橋本大吾さんに話を伺いました。
※写真はイメージです
住吉:新型コロナウイルスは、高血圧や糖尿病などの基礎疾患がある方、そして高齢者が重症化しやすいとのことで、ご家族の方々も心配なことが多いと思います。
古賀:そうですね。では、“どうしたらいいのか”というところで、今回は家族が注意しておくべきことも含め、災害が起きた地域での介護、社会福祉問題に詳しい専門家の橋本大吾さんにお話を伺います。
住吉:今後、高齢者が家にとじこもることによって、どんな問題が起きるのでしょうか?
橋本:現状で2つ考えられます。1つ目は「新たな衰えの始まり」です。人と会う機会が減ることによって、緩やかですが筋力や持久力が低下していってしまいます。活動自粛が長引くほど、社会に再び参加するときの気力の衰えも予想されます。
2つ目は「生活不活発病」。体を動かさないことで筋力が落ちたり、物を考える力が弱くなっていったりする病気です。例えば、家族がご自宅にいる時間が増えて、良かれと思って高齢の親御さんの面倒を見すぎて起こることがあります。
例えば、普段は本人がおこなっている役割(掃除、調理、電話、薬の管理など)を奪ってしまうと、それがどんどんできなくなってしまいます。過去の災害時でも、こういったことが、たくさん起きています。
住吉:では、高齢者の家族と、どのように向き合えばいいのでしょうか?
橋本:2つあります。1つ目は「当たり前のことを、当たり前に続ける」ことです。先ほどお話した家での役割は、できるだけそのまま続けていただくことがベストです。
2つ目は、「新たな役割が生まれるような機会を作る」こと。例えば、庭や畑など屋外に行く機会を積極的に作ったり、野菜や花を植えたりするようなことが考えられます。花を植えたり、水やりの姿勢はスクワットのような動きになって、身体面に良い影響をもたらします。
あとは、植物を育てると変化が気になって楽しみが生まれ、精神面にいい影響が生まれたりします。また、定期的に外に出ると、社会的な繋がりを持つことができます。
住吉:なるほど。このほか、今後のことで橋本さんが心配していることありますか?
橋本:はい。今抱えている不安を“共有する”ということが、すごく大事かなと思っております。不安を共有しないと孤独感を募らせてしまうことがあります。この機会にご家族で不安を共有していただきたいと思っております。こういう機会だからこそ生まれるコミュニケーションを、いい形でとっていけるようになるといいなと思います。
住吉:ありがとうございます。“話すだけ”でも、やっぱり効果はあるんですね。
古賀:そうですね。そして、3月13日(金)の参院本会議で成立する見通しの「新型インフルエンザ等対策特別措置法」改正案では、集会や移動の自由などの基本的人権が制約される可能性もあります。これから、ますます外に出られなくなる可能性があるということで、高齢者から必要以上に役割を奪いすぎず、“できることは任せる”ということが、より大切になってきます。
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<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時 :毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/bo/