フリーアナウンサーの唐橋ユミがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「NOEVIR Color of Life」(毎週土曜9:00~9:30)。“生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと”をテーマにした、トークと音楽が満載のプログラムです。各界を代表して活躍する女性ゲストが、自らの言葉でメッセージを伝えます。
今回の放送のゲストは、シンガーソングライターとして活動50周年を迎えた大貫妙子さん。
日本のポップスシーンを長きにわたり彩り続けてきた大貫さん。伝説のバンド、シュガー・ベイブ時代のお話から、今も変わらぬ音楽への向き合い方まで、そのライフストーリーに迫りました。この記事では、幼少期のことなどについて伺ったパートを紹介します。
大貫妙子さん
東京都出身の大貫さん。1973年に山下達郎さん、村松邦男さんらと伝説のバンド「シュガー・ベイブ」を結成。1975年の解散後、1976年にファーストアルバム『GREY SKIES』でデビュー。CM、映画、ゲーム音楽関連などの幅広い作品を手がけています。
近年のシティポップ・ブームで2ndアルバム『SUNSHOWER』が話題となり、2010年代には多くのアルバムがアナログで再リリース。現在までに27枚のオリジナルアルバムをリリースするなど精力的に活動を続けています。7月9日には、最新アルバム『ピーターと仲間たち』をリリースしました。
◆音楽の原体験は母親の影響
唐橋:大貫さんは、幼い頃から音楽に触れていた環境だったんですか?
大貫:そうですね。母がクラシックの音楽が好きで、物心ついた時から家にステレオがあって、クラシックのレコードを何度も何度も聴いていたことを思い出します。それであまりに音楽が好きなので、母が「そんなに好きならピアノを習いなさい」と言って、ピアノを買ってくれたんです。
それで、先生のところに通い始めたんですけど、最初は楽曲を延々と弾くような練習ばかりで「私のやりたいのはこんなことじゃない!」って言って辞めちゃったんですよ(笑)。
唐橋:「同じこと繰り返すのは嫌だ!」みたいな?
大貫:子どもですからね。
唐橋:幼い頃に通い始めたピアノを辞めて、そのあとまた弾き始めたんですね。
大貫:1回辞めましたね。先生には結局つかなくて。その後、中学ではピアノからは離れて、バンドを組んでギターをかき鳴らしていました。高校時代はクラスや学校に同じ趣味の人がいなかったので、他校の男の子たちとバンドを組んでいましたね。
唐橋:他校の子とバンドを組むって、よっぽど音楽が好きだったんですね。
大貫:「なんかやりたい!」っていう気持ちがあったんですかね。楽しかったからじゃないですかね。音楽をやっているときが一番
大貫さんの最新アルバム『ピーターと仲間たち』は絶賛発売中です。
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9月のマンスリーゲストは、歌人・俵万智さんです。
<番組概要>
番組名:NOEVIR Color of Life
放送日時:毎週土曜 9:00~9:30
パーソナリティ:唐橋ユミ