TOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」の期間限定コーナー「ぼっち・ざ・LOCKS!」に、声優の青山吉能さんが登場。アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』で後藤ひとり役をつとめた青山さんが、“ひとりぼっち”をテーマに4日間にわたってリスナーに声を届けます。
2日目となる10月31日(火)の放送では、「実はぼっちかもしれない」というリスナーの相談に、自身の経験を踏まえてメッセージを送りました。
――リスナーのメッセージを紹介
「ぼっち」についての相談があります。僕は普段「陰」とも「陽」ともとれないくらいの間をさまよっています。陽側に行き過ぎるとめちゃくちゃ疲れますし、陰側に行き過ぎるとそっちも疲れてしまいます。
友達関係でも結構仲のよい友達はいるんですけど、特に陽側の人たちから「どう思われてるのかな」って悩んでしまうこともあります。自分の内面の深くは誰にも出せないですし、実は僕はぼっちなんじゃないかなと思ってしまいます。よっぴ先生、どうすればいいですか?(15歳)
――青山吉能「“内面の深く”は、みんな出してないよ」
くぅぅぅ~、これはあるね。高校生とか中学生くらいから、「明るい子たちのグループ」、「ちょっとしゃべるのが苦手な子たちのグループ」みたいに、“陰”と“陽”みたいなのを分けたがりがち。なんか……訳もなく分けちゃうんだよね。別に自分の人生がそこで決まるわけでもないんだけど、高校とか中学ってある種の“社会”“世界”“宇宙”なわけよ。
そんな中でどうやって生きていけばいいんだろう? ってなったら、やっぱり分類分けとかランキング付けとかしちゃうんだよな、っていうのはすごくわかるんだけど……。
私もそうでした。明るい子たちといると、流行りの音楽の話とかわかんないし、アニメの話とかボカロの話とかばっかりしていると、冷たい目で見られるのが嫌だったし。どっちとも言えないんだよ。
これは「明確にこうしたほうがいい」みたいなのはないんだけど、むやみやたらに不安に思うことはない。自分の内面の深くを誰にも出せないのなんて当たり前だし、みんながみんな出してるとは限らない。出してるふうに見えるかもしれないけどね、明るい子たちなんて……。でも、みんな出してないよ。みんな多分、明るくて「イエ〜イ!」って学校でやってる子たちも、部屋入ってベッドで「今日も疲れた……」って絶対思ってるし(笑)。私もそうだし。
だから「みんなもそうなんじゃないかな?」っていう、心の余裕みたいなものを持っていると「1人じゃないんだな」みたいな……。“ぼっちな自分”と思うとどうしても視野が狭くなっちゃうけど、「みんなそうなんじゃない? そういう一面あるんじゃない?」みたいに思い続けていたら、あながち楽しめるようにもなってくるんじゃないかなと思いました……とさ(笑)。先生っぽいこと言えたかな? 私の学生時代が、ここで活かされている……!?
私も人生の先輩として、ちょっと相談に乗ったりして、みなさんの道を照らしていきたいとは思うんですが……。正直、私のようにはなるな! という気持ちもありますので、話半分に聞いていただければ嬉しいなと思います(笑)。
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10月31日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年11月8日(水)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、COCO教頭(CRAZY COCO)
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/