山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組
「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」
(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。8月30日(水)の放送は、元テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹(たまかわ・とおる)さんをゲストに迎え、お送りしました。
(左から)玉川徹さん、パーソナリティの山崎怜奈
◆テレビはアンチもお客さん!?
今年7月31日付でテレビ朝日を定年退職した玉川さんですが、現在も引き続き同局の報道番組「羽鳥慎一モーニングショー」にレギュラーコメンテーターとして出演しています。
そんな玉川さんにコメンテーターとして気をつけていることを聞いてみると、「(「羽鳥慎一モーニングショー」では)僕はレギュラーコメンテーターなので(他のコメンテーターと)ちょっと立ち位置が違うと思うんですけど、役割としては、他のコメンテーターが提供した視点とは違った見解や見方を伝えること。そうすることで、視聴者の方がいろいろ考えるきっかけになってほしい」と語ります。
続けて、「(僕の意見が)違うって思われてもいいんですよ。アンチもお客さんですから」とも。しかし、SNS上では賛否さまざまな意見が飛び交っているだけに「(SNSは)見ないようにしています」と言い、エゴサーチもスタッフにお願いして、賛同する声が多いときだけチェックするようにしているとか。
◆“正義”は時代や国によって変わる
「羽鳥慎一モーニングショー」に出演するにあたり、玉川さんはいつも朝6時に現場に入り、台本を読み込んでコメントの内容を事前に考えるとともに「(番組スタッフに)前日に情報確認をお願いしていた分と、当日に確認をお願いするものとを共有することで、事実確認だけは間違わないようにしています」と話します。
さらには、「僕は情報をインプットするよりも、情報をどのように咀嚼するかが重要だと思います。常に(得た情報のことを)考えていたら、自分のなかで“これはこう思う”というものが徐々にできあがってくると思うんです。そのうえで新たな情報が入ってきたときに、自分の考えが正しかったのかどうかを整理して、自分の考えをどんどん練り上げていく。そうして練り上げられた考えがあれば、どんなことを聞かれても常に答えられると思う」と言います
また、コメンテーターとして“良心”を最も大事にしていると言い、「“正義”は時代などによって変わってしまうので、自分の考えが自分の良心から離れていないかを常に意識しています」と力を込めます。
すると、れなちが「でも、自分の良心と離れていなかったとしても、他人の良心と軸が違っていたら、正義のぶつけあいが生まれてしまう。これって何なんですかね?」と意見を述べると、「実は正義というものは良心から離れているんじゃないかと思うんです」と玉川さん。
「正義は人によって違うと思うんですけど、良心はそんなに人によって違わないはずなんです。例えば、昭和時代の正義と今の正義は違うし、国によっても違う。だけど“人を殺してはいけない”“人のものを盗んではいけない”といったことは、国や時代が変わっても同じじゃないですか。それこそが“良心”だと思うので、ここを大事にするということですね」と持論を展開しました。
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8月30日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年9月7日(木) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈