アイナ・ジ・エンドがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「東芝ライフスタイル アイナ・ジ・エンドの『ほな、また』」。(毎週土曜 11:30~)。日々の他愛もない話から、日常で大切にしていることなどを、リスナーからのメッセージも交えながらまったりとトークするプログラムです。時に、自身の音楽や最近の活動、アイナ・ジ・エンドが今この人と話したいと思うゲストなども招いていきます。
9月19日(土)の放送では、先週に引き続きゲストに歌手の坂本冬美さんをお迎えして、演歌歌手を目指すきっかけとなった石川さゆりさんとの出会いや、デビュー当時のジャケット写真にまつわる驚きのトラブル劇、さらにイヤモニを使わないステージへのこだわりについてお伺いしました。

(左から)パーソナリティのアイナ・ジ・エンド、坂本冬美さん
◆演歌歌手を目指したきっかけは「津軽海峡・冬景色」
アイナ・ジ・エンド:今日はですね、歌について質問させていただきます。元々、歌の世界を目指すきっかけは何だったのでしょうか?
坂本:石川さゆりさんの「津軽海峡・冬景色」ですね。この歌が出たのって私が小学校5年生のときだったんですよ。この歌を聴いてビビッときて、私も石川さゆりさんのような演歌歌手になりたいって思ったんです。
アイナ:ええー!
坂本:それが最初ですね。まずイントロにしびれたんですよ。そしてさゆりさんのお声。あのとき、さゆりさんまだ19歳ですからね。
アイナ:ええー、すごい!
坂本:すごすぎるよね。本当に「あー、格好いいな、素敵だな」と思って、憧れて、演歌歌手の道を目指すようになりました。
アイナ:小学5年生で、ちょっと哀愁のある雰囲気のイントロにグッときたっていうのは、すでに只者ではないです。
坂本:歌詞の意味とか全然分かっていなかったんだけど、なんかグッとくるものがあったんですね。だからビビッときたっていう感じで、この歌に出会っていなかったら演歌歌手を目指していなかったかもしれないです。
アイナ:やば! じゃあ、小学5年生のときにめちゃくちゃパンクな音楽にグッときていたら、パンクバンドをやっていたかもしれないってことですか?
坂本:いやいや、周りにそういう人はいなかった(笑)。ピンク・レディーとかさ(笑)。
アイナ:あははは(笑)!
坂本:キャンディーズとか、そっち系でしたね。パンク好きはその頃は誰もいなかった、小学生の頃は(笑)。
アイナ:でもピンク・レディーみたいに可愛く歌って踊るっていうよりは、歌1本でしっかり聴かせるっていう歌手に魅了されていたっていうことですか?
坂本:そうですね。お友達と一緒にピンク・レディーやキャンディーズを踊ったりしていましたよ。でも、家に帰ったら石川さゆりさんみたいな(笑)。
アイナ:かっこいいです(笑)! その当時は歌の練習はもうされていたんですか?
坂本:そうね。さゆりさんのレコードを買って、それに合わせて練習していましたね。その当時はレコード盤のカラオケってあったんですよ。カラオケに合わせて練習していました。

坂本冬美さん
◆店舗から門前払いも!? 驚きのデビューエピソード
アイナ:冬美さんの資料を見せていただいているのですが、8cm CDというものがございまして。
坂本:縦長のね。
アイナ:今でいう、TikTokとかの縦サイズなんですよね? これ、めっちゃ可愛いですよね。
坂本:私、一応ギリギリ昭和62年デビューなので、レコードでのリリースが3作ぐらいあったのかな、その後平成になって8cmの縦長CDになるんです。結構長い間、そのサイズでリリースしていましたね。
アイナ:冬美さんが今まで出されているCDのジャケット写真が並んでいるんですけど。
坂本:60枚ぐらいあるのかな?
アイナ:凄いです!
坂本:それでも、イレギュラー的なものは別として、シングルとしては1年に1枚ぐらいのペースですよ。
アイナ:何か1枚1枚の覇気が凄いです(笑)。
坂本:覇気が(笑)! そうね、「祝い酒」なんか特にそうですね。なんでこんなにカラフルな着物を着て、こんなドアップな写真なんだろうとかね。
もっと遡ればデビュー曲の「あばれ太鼓」なんて、私まだ19歳ですよ、見えないでしょ(笑)? 黒い着物を着せられて「凛としてください」って言われて。「凛って何?」って(笑)。
アイナ:あ、可愛いー(笑)!
坂本:余談なんですけど、その当時はレコード店の方が(立場的に)本当に強い時代で、この写真を見て「こんなふてぶてしい新人に会いたくない」って言われたの(笑)!
アイナ:あらー!
坂本:本当に会ってくれなくて。で、なんとかお願いして岡山まで行って会っていただいたら、「写真と全然違って普通のかわいい子じゃない」って。可愛いって顔じゃなくて雰囲気ね(笑)。「なんであの写真なの? もうやめなさい」って怒られるぐらい。
アイナ:ええー!
坂本:レコード会社の札幌支店からは「この写真は使いたくない」って言われて、独自で写真を撮ったりして(笑)。
アイナ:嘘ー(笑)!
坂本:そんな問題だらけのジャケ写なんです(笑)。デビュー曲って一生ついて回るって言いますけど、曲よりもジャケ写が一生ついて回っちゃった(笑)。

パーソナリティのアイナ・ジ・エンド
◆イヤモニなし! 圧巻の歌唱力を支える音響へのこだわり
アイナ:聞いてみたいことがあって、お着物のときはイヤモニとかはするんですか?
坂本:私、基本しないんですよ。例えば大きいところでゲストとして出るとか、太鼓の音が大きすぎて音が聴き取りづらいとかっていうときはしますけど、基本的にはしないの。
アイナ:しないんですか!? じゃあ生で?
坂本:生で。自分のステージは前に「ころがし」(モニター・スピーカー)を置いていないのね。
アイナ:横だけ?
坂本:横のスピーカーと、会場から回ってくる音とのバランスを見て出してもらって。
アイナ:すごーい!
坂本:あまり自分の声が聞こえると「あ、音外した」「あ、嫌だ」とかって思うと集中できないので、ぼやけているほうがいい。
アイナ:それが本当に一番いいと私も思っています。でも、本当に難しいんです、スピーカーだけで歌うのは。それができているなんて凄すぎます。テレビのときとかはどうですか?
坂本:やらないですね。
アイナ:え、テレビでもイヤモニしないんですか、待って! 歌の怪物がいらっしゃる(笑)!
*
アイナ:最後はニューシングル「ひらり」のカップリング曲「ほたる火」をお聴きしながらお別れしたいと思います。作詞・作曲は石崎ひゅーいさんですが、「ほたる火」はどんな曲になりましたか?
坂本:これも悲しい別れがテーマですね。「ほたる火」というのはホタルの光のことですが、永遠の別れや、炎が灰になって微かに残っている灯りのことも指すんです。だからこそ、終わりかけの恋の微かな情熱を「ほたる火」と表現されたのかなと。
ただ、作詞した(石崎)ひゅーいさんには直接確かめていないので、どちらの意味にも取れるんですよね。でも、いずれにしても切ない別れの歌です。
アイナ:はい。最後一緒に聴きながらお別れしたいと思います。ゲストは坂本冬美さんでした。本当にありがとうございました!
坂本:ありがとうございました。
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音声版「アイナ・ジ・エンドの『ほな、また』」
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<番組概要>
番組名:東芝ライフスタイル アイナ・ジ・エンドの「ほな、また」
放送日時:毎週土曜11:30~11:55
パーソナリティ:アイナ・ジ・エンド
番組Webサイト: https://tfm.co.jp/honamata/
番組公式X:@honamata_tfm