日髙のり子さん、川島明
お笑いコンビ・麒麟の川島明がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」。「あなたの心を、ここではないどこかへ」をテーマに、ゲストの「ココロが動く(=エウレカ)思い入れのある場所」へと案内していきます。
4月16日(土)放送のお客様は、声優・日髙のり子さん。「ETCカードが挿入されました」というフレーズでおなじみの“ETC車載器の声”(パナソニック製)を担当した日髙さんが、「だいぶ苦労した」と語る収録当時を振り返りました。
日髙のり子さん
子役、アイドルとして活動したあと、1984年に「超時空騎団サザンクロス」(ムジカ・ノヴァ役)で声優デビューを果たした日髙さん。1985年にはアニメ「タッチ」のヒロイン・浅倉南役に抜擢。以降、「となりのトトロ」(草壁サツキ役)、「らんま1/2」(天道あかね役)、「犬夜叉」(桔梗役)、「名探偵コナン」(世良真純役)、「るろうに剣心」(瀬田宗次郎役)など、数々の人気作のキャラクターを務めます。現在は「あさイチ」(NHK総合)、「ミライ☆モンスター」(フジテレビ系)などのテレビ番組やCMのナレーションも担当し、ラジオパーソナリティとしても活動しています。
TOKYO FMの番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」4月16日(土)放送ゲスト:日髙のり子さん
◆ETCカードの“機械音声”収録に大苦戦!?
川島:数々のアニメ作品のキャラクターを演じられていますが、(パナソニック製)の“ETCカードの声”(ETC車載器音声)もやられているんですか?
日髙:そうなんです。ある日、突然そういう仕事が舞い込んできました。私の初めての機械音声です。アニメでもロボットなどの機械の音声をやったことがなくて。いきなりの話だったのでびっくりしました。
川島:(ETC車載器の声は)今までやってきたことと違うんですか?
日髙:全然違います。作られているのが機械音声制作会社だったので、最初に「感情はいらない」と言われてしまいました。「同じ声の高さ、同じテンポで、同じように言い続けなければならない」という注意事項を受けまして、「あなたの声は“波形”で判断します」と伝えられました。
川島:声をデータとして取得するということですね。
日髙:言われていることに全部びっくりな感じでした。
川島:普通のアフレコ現場だとありえないことですもんね。(キャラクターの)感情の表現を監督が判断してOKを出しますよね?
日髙:そうです。ニュアンスとか雰囲気とか。声優で培ってきたスキルが全部NGって感じでした(笑)。
川島:今までのものとは真逆のものを求められたんですね。
日髙:そうなんですよ!
川島:感情を出してはいけないけども、かといって棒読みは良くない?
日髙:棒読みと無機質は違うようです。難しいですよね。
川島:この番組に一度、林原めぐみさんが来たことがあったんですよ。(「エヴァンゲリオン」シリーズの)綾波レイを演じる話をしたときに、似たようなことをおっしゃっていました。「感情がないわけじゃないんだけど、なんだかなあ」みたいな。かなり苦労されたそうですよ。
日髙:そうなんだ!? はたから見ていたら楽々とやっていたイメージでした(笑)。
川島:ETCカードの収録もだいぶ苦労されたのでは?
日髙:だいぶ苦労しましたねえ。
「天職は、声優。」(主婦の友社)
今年1月に出版された日髙さんのデビュー40周年記念書籍「天職は、声優。」出演作秘話などが満載のオール書き下ろしです。ぜひチェックしてみてください。
次回4月23日(土)のお客様は、櫻坂46・田村保乃さんです。お楽しみに!
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聴取期限 2022年4月24日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:SUBARU Wonderful Journey ~土曜日のエウレカ~
放送日時:毎週土曜 17:00~17:55放送
出演者:川島明(麒麟)
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/wonderfuljourney/