杉浦太陽と松井玲奈がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「杉浦太陽・松井玲奈 日曜まなびより」(毎週日曜 7:30~7:55)。「学びと成長」をコンセプトに、毎回さまざまなゲスト講師をお招きして、明日の暮らしがもっと豊かになる情報や気になるトピックをひも解いて、今よりもちょっと成長することを目指す番組です。
8月2日(日)の放送テーマは、「見直しで大きく変わる! 夏の賢い省エネ術」。経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー課の中西拓也(なかにし・たくや)さんから、機器や住宅設備の見直しによる省エネについて話を伺いました。
(左から)松井玲奈、中西拓也さん、杉浦太陽
◆無理なく続ける身近な省エネ術
近年、地球温暖化対策の観点からカーボンニュートラル(※)への関心が高まり、省エネ行動の重要性がますます注目されています。
※カーボンニュートラル…温室効果ガスの排出量を削減し、森林などによる吸収量との差し引きによって、実質的に排出量をゼロにする考え方
また、エネルギー価格の高騰や国際情勢の影響もあり、日々の暮らしのなかで省エネを意識する人も増えています。日頃から省エネを心がけておけば、光熱費の負担軽減につながるだけでなく、エネルギーの安定供給や温暖化対策にもなります。政府からも夏の「省エネ」について呼びかけをおこなっており、エネルギー需要が高まる夏の時期こそ、限りある資源を効率良く使うことが大切になります。
しかし、中西さんは「暑いのに我慢してエアコンの設定温度を高めにする必要はありません」と話します。例えば、エアコンの冷やしすぎを避けて適切な温度に設定することで約5%、目詰まりしたフィルターを掃除することで約2%の省エネ効果が期待できます。「一般的な家庭の年間電気代を約13万円とすると、さまざまな前提条件はありますが、5%の省エネは、単純計算で年間約6,500円の節約になります」と補足します。
また、ドライブ中も「『エコドライブ』を実践すれば、ガソリン代の削減も期待できます」と中西さん。そのエコドライブの1つとして“ふんわりアクセル”を呼びかけます。これは、発進時に穏やかにアクセルを踏んで発進するアクションのことで、最初の5秒間で時速20キロ程度までゆっくり加速することを目安とします。この“ふんわりアクセル”を心がけるだけで、約10%の燃費改善効果が見込めます。
ほかにも、車間距離にゆとりをもたせ、無駄な加減速をできるだけ減らしたり、減速時に早めにアクセルを離したりすることでも、燃費の改善につながります。中西さんは「一人ひとりの取り組みは小さく見えても、家庭や職場、地域で省エネの輪が広がれば、日本全体では大きな効果につながります」と語ります。
◆高効率設備で電気代を削減
最近は家電製品のエネルギー消費効率が大きく向上しています。そのため新製品に買い替えるだけでも日々の電気使用量を抑えることができます。製品によって効果は異なるものの、冷蔵庫は10年前の製品と比べて約15%〜24%、電球形LEDランプは、白熱電球と比べて約86%の省エネ効果があります。なお、これらの試算結果は
資源エネルギー庁のWebサイトでも確認できます。購入時の費用だけ見ると少し高く感じる場合もありますが、長い目で見れば、電気代などのランニングコストまで含めて考えると、経済的なメリットが見込めます。
そのなかでも、中西さんは特に給湯器の買い替えをオススメします。「給湯器は家庭のエネルギー消費量の約3割を占めており、家庭内の用途別で最も大きな割合となっています。そのため、高効率な給湯器への更新は、省エネを進めるうえで非常に重要です。実は今、こうした高効率給湯器の導入を後押しする補助金があります」と解説します。
補助金の対象となるのは、「エコキュート」「ハイブリッド給湯機」「エネファーム」の3種類です。基本の補助額はエコキュートが1台あたり7万円、ハイブリッド給湯機が10万円、エネファームが17万円となっています。この制度はマンションでも利用可能で、詳しい内容は
「給湯省エネ2026事業」
のWebサイトで確認できます。
住宅の省エネ性能を高めることも、快適な暮らしにつながります。そして、省エネ性能を高めるために住宅をリフォームしたり、省エネ住宅を新たに建てたり、購入する場合に活用できる補助金事業もあります。中西さんは「対象となる地域や住宅の性能、世帯の条件などの要件により異なりますが、1戸あたり35万円~125万円程度の補助を受けられます」と説明します。住まいの見直しを検討している人は、こうした制度をうまく活用することで、家計にも環境にもやさしい住まいづくりにつなげることができます。
最後に、中西さんは「毎年、夏のエネルギー需要が増大する時期に『省エネ』の呼びかけをおこなっています。今年も、経済や生活に支障のない範囲で取り組んでいただけるよう呼びかけています。日常生活でのちょっとした工夫や、省エネ性能の高い設備を選択いただくことで、光熱費の削減やエネルギーの安定供給、カーボンニュートラルへの貢献にもつながります。ぜひ快適に、そして賢い省エネの方法を見つけてみてください」と話していました。
番組のエンディングでは、杉浦と松井が今回学んだ「夏の省エネ」について復習。2人が特に注目した点をピックアップして発表します。まず松井は“今すぐできるエコドライブ”とスケッチブックに書きました。続いて、杉浦は“住宅設備を見直そう 補助金制度あります”と注目ポイントを挙げ、「今すぐできる夏の省エネ術について知りたい方は、
資源エネルギー庁の省エネポータルサイト
、住宅のリフォームや新築・購入を検討されている方は
『住宅省エネ2026キャンペーン』
のWebサイトをご覧ください。」とコメントしました。
(左から)松井玲奈、杉浦太陽
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<番組概要>
番組名:杉浦太陽・松井玲奈 日曜まなびより
放送日時:毎週日曜 7:30~7:55
パーソナリティ:杉浦太陽、松井玲奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/manabiyori/
番組公式X:@manabiyori_tfm