今年で10周年を迎える“めがねづくし”のイベント「めがねフェス2023」開催期間:2023年9月30日(土)~10月1日(日)。“めがねの作り手”と出会える「POP UP GALLERY」も
本部長・マンボウやしろと秘書・浜崎美保が、リスナーのみなさんと「社会人の働き方・生き方」を一緒に考えていくTOKYO FMの生放送ラジオ番組「Skyrocket Company」(毎週月曜~木曜17:00~20:00)。9月21日(木)放送のコーナー「スカロケ移住推進部」では、地域とのつながりかたを提案する雑誌「TURNS(ターンズ)」プロデューサーの堀口正裕さんをゲストに迎えて、移住先としての「福井県鯖江市」の魅力を特集。さらにこの日は、鯖江市長・佐々木勝久さんをスタジオに迎えて「鯖江市の魅力」を伺いました。
(左から時計回りに)「TURNS」堀口正裕さん、パーソナリティのマンボウやしろ、浜崎美保、鯖江市の佐々木勝久市長
◆若い世代の移住者が増加中! “めがねのまち”鯖江市とは?
福井県の嶺北(れいほく)地方中部に位置する鯖江市。「世界三大産地のひとつ」と言われるほど「めがね産業」が盛んなまちで、めがねフレームの国内シェア95%を占めています。
ほかにも、河和田(かわだ)の越前漆器、和紙やたんす、刃物、越前焼といった伝統工芸品、繊維などの産業でも知られています。
雑誌「TURNS」プロデューサーの堀口さんは「地場産業が半径10km圏内にギュッと詰まっていて、日本でこういう場所はここしかない」と解説。
さらに、5万株のツツジが咲き誇る、日本海側随一のツツジの名所「西山公園」や、“歩きながら食べられるソースかつ丼”として話題のご当地グルメ「サバエドック」なども有名です。
そんな鯖江市が、“めがねのまち”となった経緯について佐々木市長は、「鯖江市の歴史を紐解くと、雪深いため産業がない農業のまちでした。地元の暮らしを向上させるために“国産めがねの祖”と呼ばれる増永五左衛門(ますながござえもん)が、百数十年前に大阪からめがね職人を招いて、足羽郡 麻生津村 生野(あすわぐん あそうづむら しょうの/現・福井市生野町)で農家の副業として広めたことから始まりました」と解説。
そして、農家ならではの手仕事や知恵を活かしながら生産をスタート。次第に専門の製造者がパーツごとに分業することで、まち全体がひとつの大きな工場として、めがねづくりをおこなうまでの産地に成長していったといいます。
鯖江産のめがねの購入はもちろん、めがねの歴史や作り方を学べる「MEGANE MUSEUM(めがねミュージアム)」
今ではめがね産業が盛んなまちとして、移住者も増えているという鯖江市。佐々木市長は「鯖江市の魅力の1つに『近隣市町へのアクセスの良さ』という理由もあると思います」と胸を張ります。
さらに2024年3月16日(土)には、北陸新幹線が福井県まで延伸して開業予定。これにより、東京~福井間の所要時間は約3時間と都心とのアクセスがさらに便利になることから、佐々木市長は「いよいよです!」と心待ちにする場面も。
2020年度の国勢調査では、福井県内の17市町で唯一、人口が増え続けている鯖江市。
鯖江市の人口は69,469人となり(2019年度)、1955年1月の市政施行以来、最高を記録。現在は人口が減少傾向にあるものの、移住者は増えており、2022年に鯖江市に移住してきた1,927人のうち「約63%が20~30代の若者となっております」と現状を伝える佐々木市長。
「TURNS」の取材で何度も鯖江市を訪れたことがあるという堀口さん。持続可能な地域づくりを目指した工房見学イベント「RENEW(リニュー)」の取材で訪れた際にも、「若者が多く来ているなという印象だった」と振り返ります。
「RENEW」
は、福井県鯖江市・越前市・越前町全域で開催され、作り手たちとつながることができる体験型のイベント。今年は10月6日(金)~10月8日(日)に開催予定です。職人さんと直接触れ合い、間近で手作業を見ることができるのも魅力のひとつです。
若い世代の移住者が増えている要因のひとつとして、佐々木市長は「鯖江市の人たちは、みんな温かいんです。そうした人に触れることが今の若い方々にはウケているのではないでしょうか」と推察します。
そんな鯖江市にある「MEGANE MUSEUM(めがねミュージアム)」および周辺会場で開催される一大イベントが
「めがねフェス2023」(開催日:9月30日(土)~10月1日(日)/入場無料)
。今年で開催10周年を迎え、全国から約15,000人が集うビッグイベントにまで成長しました。
「めがねフェス2023」
めがねをモチーフにした「めがねグッズ」「めがねグルメ」などの個性的なお店がズラリと並ぶほか、めがねを使った競技「めが盛り」や、めがねの素材を使ったワークショップ、「めがね遊具」「めがね縁日」など、“めがね好き”はもちろん、家族連れでも楽しめる“めがねづくし”のイベントです。
(写真左から)めがねをモチーフにした「めがねグッズ」や、スイーツなどの「めがねグルメ」、めがねを使った競技「めが盛り」も!
さらに「めがねが大好きな方、(鯖江市への)移住を検討してくださっている方に向けて、めがね業界のリクルートブースを新たに設けています」と力を込める佐々木市長。
開催2日目の「10月1日」は、「メガネの日」にも制定されています。佐々木市長は「鯖江のめがねに触れて、感じて、体験できる、めがね好きは全員集合のイベントとなっています。この機会にぜひ、“めがねのまち”鯖江を存分に楽しんでいただけたら」とアピールしました。
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9月21日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年9月29日(金) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:Skyrocket Company
放送日時:毎週月曜~木曜17:00~20:00
パーソナリティ:本部長・マンボウやしろ、秘書・浜崎美保