ジョージ・ウィリアムズ、安田レイがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送ラジオ番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」(毎週土曜 13:00~13:55)。3月1日(土)の放送は、ヒップホップアーティストのKREVAさんが登場! 1月24日(金)にリリースした配信シングル「No Limit」、さらには2月19日(水)にリリースした最新アルバム『Project K』について語りました。
ジョージ・ウィリアムズ、KREVAさん、安田レイ
◆「No Limit」に込められた思い
――デジタルシングル「No Limit」はフルサイズで1分50秒という短さですが、どのような思いを込めて制作されたのですか?
KREVA:まず、この曲は(意図的に)短くしようと思っていなかったし、自分のなかではやりきった感じがあったので、時間を正確に知るまでこんなに短いとは思っていなかったです。
ちなみに、何のNo Limitなのかというと、俺のクリエイティビティについて“何でそんなにリミットをかけてるの?”って思うときがあったんですよ。
例えば“ラッパーはこういうことを言わなきゃいけない”“こういうことを歌いたいなら、こんな雰囲気のトラックになるよね”みたいになりかけていたときがあって、どれも昔聴いていたような曲ができあがってしまう時期があったんです。
そのなかで、この曲ができあがったときに“これだよ!”と思って。“俺のクリエイティビティにはリミットなんてないんだ!”みたいな気持ちをぶつけた曲です。
――それは瞬間的に感じていたのですか? それとも徐々に感じていた?
KREVA:この曲ができあがったのも結構偶然で……前にレコードを整理している時期があったんですよ。そのときに、自分が通ってきた音楽の歴史を(レコードを)聴きながら振り返るから、90年代のヒップホップばかり聴いちゃって、作る曲も90年代のヒップホップに寄ってしまう時期があって。
そのときに、レコードと一緒に機材の整理もしようと思って、全然使っていなかった機材を売る前に一回使ってみようと思って音を流したら、(「No Limit」のトラックで使った)この音が流れてきて、“おっ!? これは使える!”と思って。全然使っていなかった機材でバッと曲を作ったら“これじゃん!”みたいな。この衝動をぶつけるように歌詞も一気に書き上げてできたのが「No Limit」です。
◆1曲入魂で作ったアルバム『Project K』
――「No Limit」が1曲目に収録されている10枚目のアルバム『Project K』は、どのような思いで制作しましたか?
KREVA:自分の感覚では、とにかく“1曲入魂”。アルバム全体のことを見るとかじゃなくて、“この1曲を作って音楽キャリアが終わるとしても、お前は後悔しないか?”みたいなことを(自分自身に)問いかけながら1曲ずつ作っていきました。
制作している当時は母が癌で闘病生活を送っていたり、自分は独立して不安があったり、結構つらい時期でもあったりしたんですけど、それを曲と向き合うことで解決していくというか、とにかく1曲入魂で“次はないぞ!”くらいのつもりでやりました。
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3月1日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2025年3月9日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:JA全農 COUNTDOWN JAPAN
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜 13:00~13:55
パーソナリティ:ジョージ・ウィリアムズ、安田レイ