吉田麻也“終盤の守備固め”で意識していることは？「何が正解で何が間違いということはない」「小さな成功体験を積み上げることが大事」

吉田麻也がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「吉田麻也のチャレンジ＆カバー」（毎週月～金曜14：55～15：00）。リスナーの切実なお悩みや質問に、世界の一線で戦ってきた経験や思考を基に、吉田麻也が90秒でアドバイスを送ります！ 12月11日（月）の放送では、若きセンターバックのディフェンスに関する悩みに答えました。

吉田麻也

＜リスナーからのメッセージ＞
「センターバックをやっていますが、リードしている試合で、終盤にパワープレーをされて追いつかれることが多くて悩んでいます。そのときは、あまり引きすぎず、前からプレスをかけるほうがいいと思うのですが、それはプロのレベルでも難しいことなのでしょうか？」

吉田：同じセンターバックとして、気持ちは非常に分かります。でも正直、これは正解がないと思うんですよね。要は“押し込まれているときにどう守るか”ということなんですけど、いろいろな方法があると思います。

例えば、この方が言うように、前からプレスをかけてボールを蹴らせない、最後までプレスをしていくことも1つだし、逆に、守備ブロックを敷いて守り切るという方法も1つです。あとは、フォワードを1人削ってディフェンダーを増やして守備を固める、ということも可能性としてはあるだろうし……いろいろなやり方があるので、何が正解で何が間違いということはないと思います。

でも、そのなかで大事なのは、小さな成功体験を積み上げること。「これは勝ちパターンだな」「これだったら絶対に逃げ切れるぞ」という雰囲気をチーム全体で身にまとうことが大事だと思います。それが自信につながるし、守備においても大事になってくるので、そういう雰囲気をつくりあげることができたら、わりと乗り越えられるようになるかなと思うので、みんなで意識して守備を固めていくことが大事かなと思います。

僕も答えがあるなら聞きたいくらいのテーマなので、アドバイスになっているかは分かりませんが、ぜひ頑張ってください。

＜番組概要＞
番組名：吉田麻也のチャレンジ＆カバー
放送日時：毎週月～金曜14：55～15：00
パーソナリティ：吉田麻也