ラジオ発のエンタメニュース&コラム「TOKYO FM+」がお届けする、子育てに関するお役立ちコラム。今回は「梅雨の洗濯物対策」について解説します。
※写真はイメージです
◆「あえてやらない」省エネテクニック
いよいよやってくる、ジメジメした梅雨の季節。ただでさえバタバタする朝の時間帯に容赦なく降り続く雨、濡れた靴に泥だらけになった子どもの服、家のなかに充満する生乾きのにおい……。
4月、5月の新生活をなんとか駆け抜けてきた親御さんにとって、この梅雨の時期の送迎と家事は、まさに心身の体力を限界まで削りにくる「試練」と言っても過言ではありません。保育園の門をくぐるだけで、すでに1日のHP(ヒットポイント)を使い果たしてしまったような疲労感に襲われることも珍しくないでしょう。
ですが、真面目にすべての家事を完璧にこなそうと雨に立ち向かう必要はありません。この時期を乗り切るための鍵は、最新のテクニックを取り入れた「泥と湿気の物理ハック」と、徹底的に手間を引き算する「あえてやらない」という潔さです。今回は、梅雨の登園ストレスを最小限に抑え、家事の山をスマートに片付けるための3つのライフハックを紹介します。
◆シリカゲル&カイロを使った“超速ハック”
雨の日の登園で、最も厄介なのが「子どもの靴がびしょ濡れになる」という問題です。長靴を履いてくれれば良いのですが、「どうしてもスニーカーがいい!」と泣かれて絶望した経験は、誰しも1度や2度ではないはず。
そんな濡れた靴を乾かすときの定番といえば「新聞紙を丸めて詰める」ことですが、実は新聞紙を何度も入れ替えなければならず、効率が悪いのです。そこで、おすすめしたいのが、帰宅後に水分を軽く拭き取ったら、100円ショップなどで売っている靴用の大型シリカゲルを突っ込む方法です。これだけで、新聞紙とは比較にならないスピードで湿気とにおいを吸い取ってくれます。
また、冬場に余った使い捨てカイロ(開封済みで冷たくなったものでOK)があれば、それを靴のなかに放り込んでみてください。中の成分が水分を強力に吸収してくれるため、翌朝には驚くほどカラッと乾いています。朝の忙しい時間に「靴がまだ冷たい!」とパニックにならないための最もタイパ(タイムパフォーマンス)の良い生存戦略です。
◆泥汚れは「すぐ洗うな」! 乾かして叩き落とす逆転の発想
子どもたちは水たまりが大好き。保育園に着く頃には、ズボンの裾や靴下が泥だらけ……なんていうのも日常茶飯事です。泥汚れを見ると、つい焦って「すぐに水でゴシゴシ洗わなきゃ!」と思ってしまいがちですが、実はこれが最大の罠! 泥の細かい粒子が水の力で繊維の奥深くに入り込んでしまい、かえってシミが落ちにくくなってしまうのです。
まず、泥がついた服をそのまま洗濯カゴの端などで完全に乾燥させます。その後、泥がカラカラに乾いたら、生地をはたいたり、乾いた歯ブラシなどでこすったりしてみてください。これだけで、大半の泥の粒子がポロポロと剥がれ落ちていきます。
大まかな泥を落とした後、通常通り洗濯機で洗う(頑固な場合は、洗濯用石けんなどを少しつける)だけで、驚くほど綺麗に仕上がります。濡れたまま揉み洗いするという「不毛な労働」を断捨離しましょう。
◆雨の日の送迎は「正装」を捨てる! 親のウェアは機能性重視
子どもにカッパを着せ、傘を持たせ、自分も傘を差しながら、大量の保育園バッグを抱えて歩き、園に着く頃には自分の服の肩や裾がびしょ濡れになっていて、そのまま出勤するのが憂鬱になる、という声をよく耳にします。梅雨の時期の送迎は、もはや“スポーツ”です。それならば、親の服装もスポーツ仕様に変えてしまいましょう!
おしゃれなリネンコートや、濡れるとシミになる綿のジャケットは、梅雨明けまでクローゼットに封印し、撥水性のあるマウンテンパーカーを羽織りましょう。水ハネが気になるパンツは、アウトドアブランドやファストファッションの撥水機能付きイージーパンツに切り替えましょう。濡れても数分で乾く素材を選ぶだけで不快感はゼロになります。そして、職場に着いたらオフィス用の服に着替えたり、ロッカーに置き靴を用意しておいて、それに履き替えたりしましょう。そんな「逆転の工夫」をするだけで、濡れてイライラする精神的コストを大幅に削減することができます。
◆服も気持ちもカラッと!
梅雨の時期の育児において最も大切なのは、部屋をカラリと保つことでも、洗濯物を溜めないことでもありません。「親の機嫌をジメジメさせないこと」です。雨という自然の猛威に対して、意志の力や根性で立ち向かおうとすれば、どうしてもどこかで無理が生じ、そのイライラを子どもにぶつけてしまいます。
ですので、「靴はカイロに任せる」「泥は乾くまで見ない」「私はスポーツウェアで挑む」と家事のハードルをグッと下げ、低空飛行でやり過ごす仕組みをつくってしまえば、雨の日の送迎も少しだけ心の余裕を持って迎えられるはずです。長雨が続く6月ですが、便利なハックを味方につけて、親子で上手に手を抜きながら笑顔で夏を待ちましょう!
執筆者:石井さとみ