TOKYO FMにて5月17日(日)、特別番組「TOKYO FMサンデースペシャル『ユニ・チャーム presents 近藤春菜のただのサステナじゃねーよ2nd』」が放送されました。パーソナリティをつとめるハリセンボンの近藤春菜さんが、ゲストに親交のあるFRUITS ZIPPERの鎮西寿々歌(ちんぜい・ すずか)さんを迎え、今できるサステナブルな暮らしのヒント「えらぶ つかう めぐらせる」をテーマに語り合いました。
(写真左から)ハリセンボンの近藤春菜さん、FRUITS ZIPPERの鎮西寿々歌さん、ユニ・チャームLove Your Possibilities 広報部の中垣るるさん
◆「天才てれびくん」での出会いから17年…近藤&鎮西の特別な絆
2人の出会いは2009年、NHK教育テレビ(現・Eテレ)で放送されていた「天才てれびくんMAX」まで遡ります。当時MCをつとめていた近藤さんと、子役の「テレビ戦士」として出演していた当時小学5年生の鎮西さん。
当時の番組内の愛称である「こんどん」「寿々歌」で呼び合う2人の関係は、17年経った今も変わらぬ信頼で結ばれています。近藤さんは、大人になった鎮西さんとプライベートでお酒を飲んだ際のエピソードを振り返り、「子どもが20歳になったときに『一緒に飲みたい』という親の気持ちが分かった。ほっこりした」と、まるで親のような温かい眼差しで鎮西さんの成長を語りました。
一方の鎮西さんも、街中に貼られている近藤さんがモデルをつとめる火災予防運動ポスターを見かけるたびに「今日も共演している!」と意識していたと明かし、公私ともに深い交友関係が続いていることをうかがわせました。
そんな気心の知れた2人が、今年の特別番組のテーマである「めぐらせる」について、それぞれの私生活での実践を明かしました。
◆祖母のワンピースから“サイズミス”の贈り物まで…2人の“めぐらせ”習慣
鎮西さんの「めぐらせ」の原点は、おしゃれだった祖母から譲り受けた数々のワンピースです。「祖母が当時着ていた服をたくさんもらったのですが、すごく状態が良くて。服は消耗品というイメージがあったけれど、お手入れをして愛を持って接すれば、世代を超えてめぐらせることができる。いつか自分の子どもにもつなげたい」と語りました。
鎮西さんはアイドル活動前にも、服に自身のメッセージと写真を添えてファンに届ける活動をしており、今でもファンがその服を着てライブに来てくれることに喜びを感じているといいます。
一方、近藤さんのエピソードは、周囲への優しさがにじむものでした。ネットショッピングでサイズを間違えてしまった服を、後輩芸人・ガンバレルーヤの2人やスタッフに“譲る会”を開いていると言います。「渡した相手が喜んでくれるのが楽しくて。最近では、わざとサイズを間違えてプレゼントしたくなるくらい」と、笑顔の循環を語りました。
過去には、近藤さんがサイズミスで購入したキャップを、小顔の鎮西さんに譲ったことも。鎮西さんは「お気に入りすぎて毎日被っていた」と明かしましたが、ある日突然その帽子を紛失してしまったという“ホラー(!?)な結末”を告白。直接謝れず、以前別のテレビ番組を通じて謝罪した鎮西さんに、近藤さんが「直接言いなさいよ(笑)!」と愛のあるツッコミを入れるなど、息の合った掛け合いを見せました。
◆ユニ・チャームが実現した「使用済み紙おむつ」を再生する驚異の技術
番組のメインテーマである今できるサステナブル「えらぶ」「つかう」「めぐらせる」のユニ・チャームの取り組みについては、Love Your Possibilities 広報部・中垣るるさんに話を伺いました。
特に出演者たちが驚きを隠せなかったのが、使用済み紙おむつを、再び新しい紙おむつへと生まれ変わらせるユニ・チャームが開発した世界初の水平リサイクル技術「RefF(リーフ)」です。
通常、使用済みの紙おむつはゴミとして焼却処分されますが、ユニ・チャームはこの常識を覆しました。中垣さんは「使用済みの紙おむつを回収し、独自の『オゾン処理』を施すことで、菌や臭いを完全に除去して衛生的なパルプを取り出す」というプロセスを解説。スタジオには実際にオゾン処理を施す前後のパルプが用意され、汚れていたパルプが魔法のように真っ白に再生された様子に、鎮西さんは「すごい!」「めぐらせてる!!」と感嘆の声を上げました。
実際に再生パルプを一部に使用して作られた紙おむつ「マミーポコパンツ RefF(リーフ)」を手にした近藤さんは、「真っ白だし、新品の匂いしかしない!」とそのクオリティに驚愕。鎮西さんも「裏側まで真っ白! 衛生面も完璧ですね」と、リサイクル品のイメージを超える完成度を絶賛しました。
この「水平リサイクル」は、単に資源を再利用するだけでなく、限りある森林資源(パルプ)
を守り、焼却時に発生するCO2を削減するという、地球規模の課題解決に直結するプロジェクトです。中垣さんは「このオゾン処理という技術にたどり着くまでに、非常に長い時間を要しました」と、その開発の裏側にあった情熱を明かしました。
◆「ゴミ焼却炉がない街」から始まった資源循環のドラマ
この革新的なリサイクルを可能にしているのは、技術力だけではありません。原料となる使用済み紙おむつを回収する自治体、鹿児島県志布志市と大崎町の協力が不可欠でした。これらの自治体の最大の特徴は、「ゴミの焼却炉を持っていない」という点にあります。
中垣さんによると、これらの地域ではゴミを燃やすのではなく埋め立てて処分していましたが、20数年前に処分場が予定より早く満杯になることが判明。そこから、埋め立て場を長く使い続けるために「ゴミを極限まで減らす」という挑戦が始まりました。スタジオに提示された住民向けの分別表は、なんと「28品目」という驚くべき細かさ。ビンだけでも4種類に分けられ、紙類も用途ごとに厳密に分類されています。
かつて大崎町に居住し、自身も「28品目分別」を実践していたという中垣さんは、住民の苦労や協力の重要性を語りました。特に、衛生面やプライバシーの観点から捨てにくい紙おむつについては、自治体とユニ・チャームが共同で「紙パンツ専用回収ボックス」を開発。曜日に関わらずいつでも捨てられる仕組みを整えることで、住民の負担を減らしながら効率的な回収を実現しました。鎮西さんは「制約がある地域だったからこそ、どうにかしなきゃという考えにたどり着き、今や最先端を行っているのが素晴らしい」と、住民たちの意識の高さに敬意を表しました。
◆おむつが「名刺」や「紙粘土」に…広がるサステナブルな会話
この「めぐらせる」技術は、紙おむつとしての再生に留まりません。再生パルプは、子どもたちが環境問題を学ぶための「教材用紙粘土」としても活用されています。実際にその粘土に触れた近藤さんは「すごく軽い!」と驚き、遊びながらリサイクルの大切さを学べる仕組みに感心していました。
さらに、ユニ・チャーム社員が使用する「名刺」にも、この再生パルプが使われています。中垣さんは「名刺を渡す際にこのプロジェクトの紹介をすることで、お客様とのコミュニケーションのきっかけになっています」と語りました。実際に名刺の裏面には「RefF(リーフ)」の説明が記載されており、近藤さんも「普通に良い紙ですし、説明があると話が広がって素敵ですね」と太鼓判を押しました。
◆「えらぶ」ことが未来をつくる。自分にできる一歩から
番組の最後、鎮西さんは「企業の方々が未来のために考えてくれたものを、私たちが『えらぶ』ことが大事。自分にできる小さなことから始めたい」と、サステナブルな意識を新たにしました。近藤さんも「改めて自分にできることを考えられた、良い『めぐり』ができた。勉強になりました」と総括しました。
本番組の様子は、ポッドキャストで「ノーカット完全版」が配信されるほか、YouTubeではテロップ付きのダイジェスト版が公開されます。放送で紹介しきれなかった詳細なエピソードや全容をアーカイブで確認できます。
<番組概要>
番組名:TOKYO FM サンデースペシャル「ユニ・チャーム presents 近藤春菜のただのサステナじゃねーよ2nd」
放送日時:5月17日(日)19:00~19:55
パーソナリティ:近藤春菜(ハリセンボン)
ゲスト:鎮西寿々歌(FRUITS ZIPPER)