山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組
「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。2月6日(月)の放送では、れなちとパンサーの向井慧(むかい・さとし)さんによるスペシャル対談をお送りしました。
(左から)パーソナリティの山崎怜奈、向井慧さん
3月16日(木)に発売される、れなち初のフォトエッセイ「山崎怜奈の言葉のおすそわけ」(マガジンハウス)。そこには「令和の新ラジオ王」と名高い向井さんとのスペシャル対談が収められており、この日はその模様を本の発売に先駆けてダレハナで公開。まず最初の話題は、昨年3月にスタートしたラジオ番組「パンサー向井の#ふらっと」(TBSラジオ)についての話から。
向井さん自身、帯番組を担当することは「自分の人生で本当に考えられなかったこと」と振り返ります。それこそ毎朝決まった時間に出勤し、決まったことをすることができなかった。苦手だったからこそ、お笑いの世界に入ったにも関わらず、それをやることになり、やはり最初は大きな不安があったと言います。
周囲の番組との違い、さらには前の番組との違いを見出そうと躍起になるも限界があり、唯一自分が未完成であること、完成していないことが強みだと思ってはいたものの迷いは払拭せず……そんなときに影響を受けたのが、麒麟の川島明さんがMCをつとめるテレビ番組「ラヴィット!」(TBS系)でした。
「朝のあの時間にドバラエティを成立させた人が前例としていた。自分がこの世界でやりたかったことって、ニュースをしゃべることじゃなかったんですよ。朝はそういうこともしなくちゃいけないんだとか、そういった揺れがあるなかで、『ラヴィット!』からは“こっち(お笑い)で行こう!”と振り切った人たちの強みみたいなものを感じて、すごく勇気が出ました」と向井さん。「ラヴィット!」を観て、せっかく自分も帯番組のパーソナリティをやるなら「自由に、楽しくしゃべろうと思った」と振り返ります。
その後も、向井さんとれなちのラジオ談義は深まるなか、キーワードのひとつとして挙がったのは“孤独感”。れなちも常にそれを感じているようですが、向井さんは「孤独感すらも面白いと思っちゃっている部分がある。それはラジオパーソナリティとしての鈍く光る魅力でもある」と力説。
というのも、ラジオリスナーのなかには孤独を感じている人がいて、彼らからしてみれば、孤独感のある人がしゃべっているととても安心するから。
向井さん自身も孤独を感じるときがあり、周囲にはそれを緩和してくれる人がいるそうで「絶対にこの人たちはいてくれるという人が2人か3人はいる。それは(ピースの)又吉(直樹)さんだったり、(チョコレートプラネットの)長田(庄平)くんだったり。彼らとはどれだけ年齢を重ねても死ぬまで一生いるだろうなという覚悟があるからこそ、孤独が和らいでいる」と向井さん。
彼らとは売れない時期を共有し、すべてをさらけ出しているからこそ「死ぬまでその関係性は変わらない」と断言します。
ラジオ、さらには孤独についてなど濃い話をするなか、最後の話題は今後の目標について。向井さんは毎年目標を立てて、年末に答え合わせをしていると言います。2023年の目標は「ラジオに飲み込まれない」、さらには「ラジオを飲み込む」。その理由は、2022年はラジオに飲み込まれてしまったから。
また、プライベートの目標として掲げていたのは「休みを取ること」。これにはれなちも「わかる!」と思わず反応し、大きく共感していました。
なお、この対談の完全版はれなち初のフォトエッセイ「山崎怜奈の言葉のおすそわけ」に収録されるので、ぜひ手に取ってみてください。
<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/darehana/