スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
11月23日(日)の放送では、借金を繰り返す夫を信じたいと悩むリスナーからの相談に、江原がアドバイスを送りました。
パーソナリティの江原啓之
<リスナーからの相談>
もともとすごく優しい主人ですが、お金の管理ができない人で、今まで何度も借金が発覚しています。借金が発覚するタイミングは、決まって私が子どもを身ごもっているとき。別れるに別れられない、タイミングなのです。一度した借金が膨れ上がり、その結果、総額1,000万近くになってしまいました。しかし、「自分は変わる。目標に向かってしっかりやる」と夫は言います。周りからバカだと思われるかもしれませんが、私はそんな主人をもう一度信じてみようと思います。しかし、時々不安になるのも正直なところです。人を信じるために大切なことって何ですか。こんな私にアドバイスをいただけると幸いです。
<江原からの回答>
信じるという言葉は、意外と間違って捉えるとよくないと思うんですよ。
時々、「信じる」って「横着」だなと思うことがあるのです。例えば、「子どもを信じています」とか「夫を信じています」という言葉があるけれど、時々横着だなと。特に子どもに関して思います。「信じる」のではなくて、手伝いなさい、指導しなさいと思います。
放任という言葉はまだきれいですけれど、(信じるという言葉は)横着ということです。自分はそこで努力しないから。「私、あなたを信じている」って、それってただ相手にやらせることだけで、自分は何もしないの。
ご主人と一緒になるということは、やっぱりそれは愛情があって一緒になっていると思うのです。お金のことで「身ごもっているから別れられない」とかじゃなくて、これは相談者さん自身にも学びがあると思うんですよ。
もし、私が相談者さんだったら、こういうことが何度か発覚しているんだったら、徹底的に管理してあげる。だって自分でお金の管理ができないんだもの。でも、「自分は変わる。目標に向かってしっかりやる」と言ったって、できないものはできないのだから。言葉は凄く恐縮なんだけれど、やっぱりここまでくるとね、ちょっとご病気に近いと思うの。何回も、となれば、だったら助けてあげたほうがよいのです。
それをね、「信じている」というのは、表現は悪いけれど、例えば、ケガをして歩けなくなってしまった人に対して、「歩けるように信じている」ではなく、何かリハビリを手伝ってあげるとか、そういうことだと思うの。
子育てにおいても、子どもに対して掛け声だけをする親御さんっていますよね。「はい、やりなさい」「頑張りなさい!」じゃなくて、例えば小さい子だったら、おもちゃのお片付けができないんだったら、まず一緒にやってあげなきゃ。実際にやる姿を見せないと憶えませんよ、子どもは。それをね、「ほら、やって!」って号令だけで、「やれるように信じているからね!」ではないと思うのです。
相談者さんも子育てをしていて、夫のことで、自分が苦労していると見るのかもしれないけれど、好きで一緒になったんでしょう? だったらば、やっぱり、できないものは助けてあげないと。もし、手伝われるのを嫌がるんだったら、それはね、見捨てたほうがよいと思う。だって、それは確信犯だもん。
「俺のやり方があるから自由にやる」とかって、自由で(借金が)1,000万円近くにもなって、「ふざけんな!!」って話じゃないですか。もし、悪気がなくそうなってしまったのなら、お金の管理してあげれば未然に防げると思うの。
過干渉にならない愛情の表し方って難しいと思いますよ。でも、姿は見せなきゃいけない。だから、夫婦も子育てと一緒じゃないかな。教えてあげないと。逆に自分もできないことがあると思うの。だから、育み合うということです。
パートナーの奥迫協子、パーソナリティの江原啓之
●江原啓之 今夜の格言
「あなたの「信じてる!」に“横着”はありませんか?」
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子