声優・俳優の津田健次郎がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「津田健次郎 SPEA/KING」(毎週日曜 12:00~12:30)。声優として数々の人気アニメ作品、俳優としても話題のドラマ・映画に出演。今もっとも注目を集める才能・津田健次郎のパーソナルな一面が知れるレギュラーラジオ番組です。5月11日(日)の放送では、好きな喫茶店などについて語りました。
パーソナリティの津田健次郎
◆津田健次郎的“喫茶店の名店”の基準
<リスナーからのメッセージ>
「先日の放送で“喫茶店の名店が減ってきている”というお話を聴いていて、私は思わずコーヒーを片手に遠くを見つめてしまいました。そこでふと思ったのですが、“名店”と呼ばれる喫茶店は、どの辺を見て判断されているのでしょうか? 湯気の立ち方? カウンターの年季? それとも、マスターの背中に宿る昭和・平成・令和の混在感? 津田さんが思う“名店とは何か”を教えていただけたらうれしいです」
津田:僕は喫茶店が好きなのですが、自分のなかの名店度合いというと、やっぱり、お店に入ったときの空気感ですかね。店構えは立派だけど、あまり空気感というか、雰囲気が良くないお店もあるんですよ。コーヒーはおいしいんですけど、なんだかワサワサしていたり、店員さんの態度があまりよろしくなかったり。
静かで(お客と店員との)距離がほどよくあるんだけれども決して冷たいわけじゃない、みたいな感じがいいですね。それが僕のなかの名店(の基準)です。
今まで行ったお店のなかで好きだったのは、東京都 新宿にあった「スカラ座」という純喫茶ですね。僕が初めて行ったときは歌舞伎町のドン・キホーテからゴジラビル(新宿東宝ビル)に行く大通りを右にちょっと入ったところ、本当に猥雑を極めたような場所に蔦のからまる洋館が建っていたんです。そこがすごく好きでした。
それから新宿の西口地下に移転したんですけど、ついにそこもなくなっちゃったんですよ……。ただ調べてみたら、なんと今は軽井沢(長野県)に「新宿スカラ座」という名前で移転していたんです(笑)。これは行かなきゃ! すごくファンだったので。
特に歌舞伎町のど真ん中にあった頃は、お客さんも本当にたくさんいて、インテリっぽい学生さんが本を読んでいる隣で悪そうなお兄さんがコーヒーを飲んでいたり、出勤前のお姉さんがお化粧を直しながらコーヒーを飲んでいたり。でも、決してうるさくないんですよ。その一角だけ時間の流れが違う別空間にいるような感じで、それが好きだったんですよね。
あとは、もうずいぶん前に閉店しちゃったんですけど、中野にあった「名曲喫茶クラシック」。この2店舗が本当に好きでした。ちなみに、僕は大学の卒論をその喫茶店で書いていました。
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5月11日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2025年5月19日(月)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:津田健次郎 SPEA/KING
放送日時:毎週日曜 12:00~12:30
パーソナリティ:津田健次郎
番組Webサイト:https://15audee.jp/articles/news/arzGScruNeYzMYs9hC6vN9xF