香取慎吾「最初に聴いたときは本当に断ろうと思いました（笑）」浜野謙太参加「カツカレー（feat. 在日ファンク）」に言及

アーティストの坂本美雨がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「坂本美雨のディア・フレンズ」。5月26日（月）の放送には、新しい地図のメンバーでもある香取慎吾さん️がゲストに登場。自身のキャラクターや、ソロでリリースしたニューアルバム『Circus Funk』制作エピソードについて語ってくれました。

香取慎吾さん️

◆お芝居から教えをもらった過去

少しアルバムから離れますが、「質問ボックス」にいってみたいと思います。（質問が書かれた用紙の入ったボックスの）ここから1枚引いてください。

香取：「こういうところ、自分らしくていいなと思っている部分は？」。

坂本：慎吾さんらしさといえば？

香取：昨日のことも覚えていない。

坂本：それが、ご自身で思う自分らしさですか（笑）？

香取：そうですね。

坂本：それは、意識的だったりするんですか？

香取：どうなんだろう。「忘れる才能」と言っているんですけど、いろんなことをやっているし、やりたいんですよね。昔は「いまを生きる人」って言っていたんですよ。でもあるときから「いま」ではもう足りなくなって「明日を生きる人」になったんだけど、明日を生きる人っていうことは、そりゃあ昨日のことは覚えてもない、みたいな（笑）。

でも忘れる才能がないと、きっといまのことや先のことに対応できないというか。悔やむとか、いいのか悪いのか反省もなければ、考えることもない。

坂本：小さな頃からそうなんですか？

香取：そんなことはないと思います。こんなにはっきり言えるようになったのは、30代くらいですかね。それこそ「俺なんてピエロだ」みたいなときもあったわけだから。

坂本：何か、きっかけがあったのでしょうか？

香取：いま考えると、（ドラマ『西遊記』で）孫悟空になっている頃が30代くらいですね。お芝居から教えをもらうことはありますよね。お師匠さんから「悟空、ダメよ」「もっとこう生きなさい」みたいな。こういうこともあんまり振り返らないから、いまこのタイミングで話して自分で気づいているんですけど、「新選組」で近藤勇を演じたのが26歳ぐらいで、孫悟空が20代後半から30代にかけてでしたね。

坂本：どんどん切り開いていく人たちばっかり！ そのエッセンスが慎吾さん自身にどんどん入っていったのですね。

（左から）香取慎吾さん️、パーソナリティの坂本美雨

◆まんまと好きになった、ハマケン作の「カツカレー（feat. 在日ファンク）」

坂本：もう一曲聴きたいと思いますが、この曲は順番に聴いていったときに「うん？」って二度見するタイトルでした。

香取：いいんですね、これで？

坂本：はい、私からリクエストさせていただきたいと思います。曲紹介をお願いします！

香取：それでは聴いてください。香取慎吾で「カツカレー（feat. 在日ファンク）」。

坂本：ハマケン（浜野謙太）さんに伝えたテーマは、全然違うものだったそうですね？

香取：在日ファンクと一緒に曲を作ったときに、「ファンは大事」っていう曲がいいなと思ったんですよ。ファンは大事でも人気が出てきちゃうと「自分、自分」になっちゃうから「自分、自分、いやファンが大事なんだ」っていう曲を作りたいと。それでできてきたら、カツカレーだったんです（笑）。

坂本：どうして（笑）？

香取：ハマケンさんいわく、カツが僕、カレーが在日ファンクで、白米がファンです、みたいな。「本当に!? いま、適当に言ってない？」「言ってないですよ！」って。最初に「カツカレー」を聴いたときは本当に断ろうと思いました（笑）。

で、「『ファンは大事』っていうワードはどうなってるんですか！」って（メッセージを）送ったら、長文で「この部分がこうで」って来て、その長文を読みながら何度も聴き直していくうちに、まんまと好きになりました。

坂本：マジック～（笑）！

香取：「もう1回説明しましょうか？」ってまた来たから、「もういいですよ。分かった、これでいきましょう、カツカレーだ！」って。説得されましたね。

坂本：この曲は何か魔法がありますよ。カツカレー、ライブで聴けるのも楽しみです。

香取：そうですね

坂本：5月31日（土）、6月1日（日）に、いよいよ「SHINGO KATORI 1st LIVE TOUR Circus Funk 2025」がスタートします。東京・国立代々木競技場第一体育館からスタートし、6月28日（土）、29日（日）が福岡、7月は神戸、札幌、愛知を回られます。

香取：けっこうギリギリになってからリハーサルをするほうなので、最近ようやく始まりました。「これは自分で観たいライブだ」と思えるくらい盛りだくさんで、休む暇がない！

坂本：そうですか。今回、もう1曲かけたいなと思っていた「Full Moon（feat. 村田陽一）」という曲、すごくびっくりしました。

香取：村田陽一さんと作りました。

坂本：声色が全然違って、「こんな表現方法もあるんだ！」って。（ライブでも）私たちの想像を超えるいろんな表現をしてくださるんだろうなと、本当に楽しみにしております。

香取：みなさん、全国ツアーにも遊びに来てください！

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5月28日（水）に発売されたニューアルバム『Circus Funk』には、CD封入特典として全国ツアーの福岡、神戸、札幌、愛知で実施される、会場前バックステージツアーへの応募券も封入されています。初回生産限定版には『Circus Funk』のミュージックビデオやメイキング映像、マガジン型ブックレット、ステッカーやトランプなどのグッズもついています。詳細は、香取慎吾さんのオフィシャルサイトやSNSをご覧ください。

番組名：坂本美雨のディア・フレンズ
放送エリア：TOKYO　FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時：毎週月～木曜11：00～11：30
パーソナリティ：坂本美雨