フリーアナウンサーの唐橋ユミがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「NOEVIR Color of Life」(毎週土曜9:00~9:30)。“生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと”をテーマにした、トークと音楽が満載のプログラムです。各界を代表して活躍する女性ゲストが、自らの言葉でメッセージを伝えます。
今回の放送のゲストは、2025年にデビュー45周年を迎えたシンガーソングライターのEPO(エポ)さん。この記事では、プロになることの厳しさとCM音楽からの学びなどについて語っていただいたパートを紹介します。
EPOさん
<プロフィール>
東京都出身のEPOさんは、1980年に山下達郎さんらが在籍していた伝説のバンド、シュガー・ベイブの「DOWN TOWN」のカバーでデビュー。フジテレビ系のバラエティ番組「オレたちひょうきん族」(1981年~1989年)のエンディングテーマで一躍有名になり、数多くのCMソングやシンガーに楽曲を提供するなど作曲家としても活躍。
1988年にイギリス・ロンドンへ渡り、帰国後はセラピストの資格も取得。2025年で45周年を迎え、10月1日に最新アルバム『EPOFUL』をリリースしました。
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唐橋:EPOさんはデビューから半年で2枚目のアルバムを出されたんですか?
EPO:そのぐらい早かったですね。「プロになるっていうのは、こんなに大変なことなんだ」と思いました。(歌詞の元として使うことになった日記を)それまでは、“自分の日記”としてつけていればよかったけど、今度は人に聴いてもらうために、いかにキャッチーで楽しいポップスを作るかということを、そのときからゆっくり勉強し始めました。
私自身がとっても恵まれていたのは、コマーシャルのお仕事をする機会をいただけたことです。実は私、どんな音楽に影響を受けてきたかというと、アメリカンポップスもそうだけど、日本の大作曲家の人たちのCM音楽が大好きで。ああいう音楽にすごく影響を受けているんです。
要するに15秒のなかで、どこが一番キャッチーで、商品を紹介できるかというところに、すごく印象的なメロディーがくるという、あのやり方は、子どもの頃に聴いたCM音楽で勉強した気がします。「こうやって作ればいいんだ!」って。そこで学びましたね。
唐橋:でも、(CM音楽はキャッチーにするために)いろいろ削ぎ落としていく感じが結構、難しそうな感じがします。
EPO:そうです。でも、インスピレーションがつながったら、すぐできちゃう。だから、楽しめるときは良いんですけどね。やっぱり、「売れなきゃいけない!」って考えたときに、よくわからなくなってしまって、ずっと悩んでいました。ただ、テーマを与えられてこの商品を売るためにっていうことであれば、ふってできちゃう。でも、自分のためにはできないんですよ。
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現在のEPOさんの魅力が詰まった楽曲に加え、資生堂CMソングとして知られる「Gift~あなたはマドンナ」「う・ふ・ふ・ふ」を初セルフカバーしたニューアルバム『EPOFUL』は好評発売中です。
<番組概要>
番組名:NOEVIR Color of Life
放送日時:毎週土曜 9:00~9:30
パーソナリティ:唐橋ユミ