陣内智則 “明石家さんまイズム”を受け継いできたのに…「収録中に泣いちゃって、ちょっとへこみました」

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」（毎週土曜 7:00～7:25）。6月10日（土）の放送は、お笑い芸人の陣内智則（じんない・とものり）さんをゲストに迎え、お届けしました。

陣内智則さん（右）とパーソナリティの丸山茂樹

◆番組収録中に涙…その真相は？

丸山：（芸歴）30年ともなると、いろいろなことが起こるんですかね。

陣内：いろいろなことが起こるというのは？

丸山：ポロポロと……陣内くんのような陽気なキャラの芸人さんが。

陣内：そうなんですよ（苦笑）。僕がTwitterで（スタジオで番組収録中に涙したのを）つぶやいたことがネットニュースになって。これね、ちょっと自分でもショックといったらダメですけど。

丸山：うん。

陣内：僕は、やっぱり明石家さんまイズムを受け継いでいるので、「芸人たるもの、スタジオで収録中にカメラの前で泣くな」という教えなんですよ。

丸山：それは感動する場面でも？

陣内：そうです。もちろん感動する場面でも“芸人がカメラの前で涙するなんて……”って僕も思っていたんですよ。どっちかというとそう思うタイプだったんです。

丸山：なるほど。

陣内：いわゆる番組で涙を流す芸人って、ちょっと僕は“いや、泣くなよ。せめて我慢しろよ。（収録が）終わってから泣けよ”って。でね、家とかではめちゃめちゃ泣きますよ。

丸山：ハハハハハ！

陣内：ドキュメンタリーや映画を観たらめちゃめちゃ泣くんですけどね。それこそスポーツとか。

丸山：うん。

陣内：ただ、今までカメラの前で泣くことはなかったんですよ。

丸山：すごいメンタル！

陣内：“カメラ回っているし”と思って（泣かないように）違うことを考えて、ごまかしていたんですよ。それが最近、1週間ぐらい前ですかね。ちょっと感動のVTRで。観ているときは全然大丈夫やったんですよ。

丸山：うん。

陣内：放送がまだなので詳しくは言えないんですけど、本当にあったドキュメントのお話で。（VTRを）観ているときは何ともなく、“こんなんあったよな～”って感じで。

丸山：そうなの!? メンタルの崩壊ではなかったわけですね。今、SNSだといろいろ言うからね。

陣内：（VTR後に）コメントを求められて、そのことに関して話をしようとなったときにちょっと感極まってしまって。

丸山：なるほど。

陣内：止められなくて、ぶわーっと涙が出てきてもうたんですよ。いろいろな意味で感動したのと、僕にも子どもできて自分の娘に照らし合わせてとか。

丸山：わかります、わかります。

陣内：子どもの話やったんで、収録中に泣いちゃって。（その後）ちょっとへこみましたね。

丸山：人間っぽくていいじゃないですか。

陣内：そう言うてくれる人もいるんですけど。

丸山：さんまさんのように鉄壁の人もいるのかもしれないけど。.

陣内：この年齢（49歳）になると……歳なのかなぁって。

丸山：いやいや、そんなことないです。

陣内：（泣いても）いいですよね？

丸山：いいです。（感情を表に出すことは）僕はすごく素敵なことじゃないかなって。そういう一面も見ることができてね。

陣内：まぁ、そうなんですけど、（番組収録中に）“泣いてもうてる！”っていうのが、自分のなかでは、ちょっと衝撃やったんですよ。“そういう年齢になったのかなぁ……”みたいな。

丸山：でも、いろいろな人がいるじゃない。過去の自分と照らし合わせて泣いたりもするし、お子さんのことや飼っているペットだったり、やってきたスポーツだったり。

陣内：まあね。（VTRを観て）何かがぶわーっと降ってきたんでしょうね。

次回6月17日（土）のゲストも、陣内智則さんです。

「AuDee（オーディー）」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee（オーディー）」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。

＜番組概要＞
番組名：ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時：毎週土曜 7:00～7:25
パーソナリティ：丸山茂樹
番組Webサイト：https://www.tfm.co.jp/moving/