タレントのユージとフリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「ONE MORNING」(毎週月曜~金曜 6:00~9:00)。
2011年3月11日に発生した東日本大震災から、2026年3月11日(水)で15年を迎えました。今回の放送では、ユージと吉田が、いまなお残る震災の爪痕と、次世代への「記憶の継承」について議論を交わしました。
(左から)パーソナリティの吉田明世、ユージ
■避難者は約2万6,000人 インフラ再建の一方で残る「帰還困難区域」
復興庁のまとめによると、東京電力福島第一原発事故の影響などにより、現在も福島県を中心に約2万6,000人が避難生活を余儀なくされています。
吉田は、現在の被災地の状況について次のように説明しました。
「福島県の7市町村(南相馬市、富岡町、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村)の一部には、いまも原則立ち入りができない『帰還困難区域』があり、その面積は約309平方キロメートルにのぼります。一方で、岩手・宮城・福島の3県では、防潮堤や復興道路などのインフラ整備はおおむね完了しています」
■ユージが福島で感じた「完全ではない人の戻り」
ユージは昨年10月、リスナーとともに福島の現状を学ぶスタディツアー「Hand in Hand」で現地を訪問。自身の目で見た被災地の姿を振り返りました。
「15年が経過して、素晴らしく復興している場所や、以前よりパワーアップしている地域がある一方で、まだ手つかずのように感じる場所もありました。人の戻りも完全ではありません。これは福島に限ったことではなく、震災の爪痕がいまだ多く残っていることを、僕たちは忘れてはいけないと思います」
さらに、近年は能登半島地震など大規模災害が相次いでいることにも触れ、「今後また起こるかもしれない災害に備え、防災の知識は常にアップデートしていかなければいけない」と語りました。
■「震災を知らない世代」への教育が急務
番組では、時事通信が被災3県の42市町村を対象におこなった調査にも言及しました。
この調査では、少なくとも約4割の自治体が、小中学生への防災教育に課題があると回答。教員の世代交代や、震災後に生まれた子どもたちにとって災害を「自分事」として捉えることが難しいという現状が背景にあります。
震災から15年。当時を知らない世代は、いまや中学3年生になろうとしています。
ユージは世代間の意識の差について、次のように語りました。
「中学3年生以下の子どもたちは震災後に生まれていますし、高校生でも当時は幼く、どこまで自分事として記憶しているかは分かりません。経験していない世代の防災意識は、経験者とはどうしても違ってきます」
そのうえで、「経験した人たちがこれだけいるのだから、その知識を共有することはできる。起きてほしくはないけれど、今後も災害が起こる可能性がある以上、みんなで意識をつないでいきたい」と、震災の経験を次世代へ伝えていく重要性を訴えました。
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<番組概要>
番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月曜~金曜6:00~9:00
パーソナリティ:ユージ、吉田明世