こっちのけんとがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「G-SHOCK presents THE MOMENT」(毎週金曜17:00~17:25)。さまざまなゲストをお迎えし、生まれてからこれまでの時間のなかで、人の心に刻まれている「人生が変わった瞬間(THE MOMENT)」を探ります。
4月11日(金)と18日(金)の放送では、“リトグリ”の愛称で親しまれる6人組女性ボーカルグループ「Little Glee Monster(リトル グリー モンスター)」からメンバーの「かれん」さんがゲストに登場。ここでは、18日の放送の模様をお届けします。グループの結成エピソードや、新メンバー加入後の変化について語ってくれました。
Little Glee Monster・かれんさん、こっちのけんと
1998年生まれ、静岡県出身のかれんさん。Little Glee Monsterは研ぎ澄ました歌声で人々の心に爪痕を残すことをテーマに結成された女性ボーカルグループで、2014年にメジャーデビュー。2022年、新メンバーにミカ、結海、miyouの3人が加入し、第2章がスタート。3月19日には、通算8枚となるフルアルバム『Ambitious』をリリースしました。
◆過酷なオーディションを経てリトグリを結成
こっちのけんと:先週は、初めてエンターテインメントに触れたときのお話から、ハモネプに出場されたときのことまで伺いました。それでは、かれんさんの3つ目のモーメントは?
かれん:「2013年頃 リトグリになった」!
こっちのけんと:おめでとう! 2013年だとおいくつですか?
かれん:結成当時は14歳ですね。
こっちのけんと:すごい! どういう経緯だったんですか?
かれん:(「歌唱力に自信がある14歳以下の少女」という応募条件のオーディション)「最強歌少女オーディション」という、ちょっと特殊なオーディションがあって。普通のオーディションって1回限りが多いんですけど、これは何年もかけておこなわれるんです。現メンバーのアサヒなんかは小学生ぐらいから参加しています。
こっちのけんと:ええ~!
かれん:私は中学1年生、2年生ぐらいから参加していて、長期休みになると東京にオーディション合宿という形で集まるんですけど、毎回最終日に合否が決まりました。
こっちのけんと:生き残っていくタイプのオーディション!
かれん:毎回、「今回で落ちるかも……」って思いながら参加していましたし、新しい子が入ったりするので、ちょっと普通とは違うオーディションでした。
こっちのけんと:どんなオーディションだったんですか? 歌う感じですか?
かれん:もう全部です。姿勢、バレエ、ダンス、発声レッスンと、ずっとカメラが回っている状態です。
こっちのけんと:まさに“最強歌少女”を作り上げるオーディションだったんですね!
かれん:しかも、毎日レポートを書いたりしていました。「マーケティングについて書いてきてください」とか言われたりして(笑)。
こっちのけんと:中学生で!?
かれん:そうです。自分なりにマーケティングを分析したり、毎日日記も書いて提出していました。
こっちのけんと:(ただいま、番組内のBGMとして)お送りしたのはデスティニーズ・チャイルドの「Stand Up For Love」でした。
かれん:大好きな曲です!
こっちのけんと:(今この曲が流れている間に、かれんさんが)裏で歌ってくださっていたんですけど、うますぎ! なんでそんなに英語の発音がきれいなんですか?
かれん:わかりません! 英語は喋れないんですよ(笑)。英会話はメンバーみんなで習っているんですけど、めちゃくちゃペラペラってわけではないです。
こっちのけんと:でも、(ボーカル&ダンス)スクールに通っていたときは洋楽クラスだったんですよね?
かれん:洋楽クラスも受けてました。周りからは「耳がいい」ってよく言われますね。
こっちのけんと:たしかにそうかもしれない! 僕は英語の歌、めっちゃ下手なんですよ。
かれん:え~、意外!
こっちのけんと:ハキハキ発音しすぎて英語っぽくないんですよ(笑)。だから、英語を勉強したい!
かれん:難しいですよね。ただ発音するのと、歌に乗せるのって全然違いますし。
こっちのけんと:英語を話そうとするとトーンも下がっていくんですけど、歌うとそれができなくなる。
かれん:わかります!
◆6人編成によるLittle Glee Monsterがスタート!
こっちのけんと:続いて、かれんさんの人生4つ目のモーメントは?
かれん:「2022年 (メンバーが)3人になって6人になった」です!
こっちのけんと:ギュッとまとまりましたね!
かれん:メンバーの1人が活動休止中のため4人で活動していたのですが、もう1人も活動休止になり、3人で全国ツアーを回ったんですね。ツアーを経て、2人が卒業という形になったので、新メンバーのオーディションをすることになりました。そこで、妹のような存在のミカ、結海、miyouと出会えたので、ものすごく濃い1年でした。
こっちのけんと:全部1年のあいだに起きたんですね!? てっきり何年かにわたっての出来事かと思ってました。新メンバーオーディション、僕も見てました。どうなるんだろうと思っていたら、すごく素敵なメンバーで。
かれん:はい。めちゃくちゃ素敵な子たちに出会えました。新しいグループじゃないからこその難しさを感じていたと思うし、責任も感じてくれていたと思うので、本当に入ってくれてありがたいなって思いました。
こっちのけんと:こちらこそ、入ってくれてありがとうって感じです。僕はこの前ライブを観させてもらったんですけど、妹さんたちがお姉ちゃんたちに宛てたお手紙を読むシーンでボロ泣きしました。
かれん:私もボロ泣きしました!
こっちのけんと:その日はハンカチを持ってなくて、袖がびっちょびちょになるくらい泣きましたよ(笑)。
かれん:そんなに泣いてくださったんですね。
こっちのけんと:あとやっぱり、他のグループと違うのは、アカペラがあるところですよね。楽器が変わるように、人が変わるとハーモニーの色って変わるんですよね。
かれん:そうなんですよ。
こっちのけんと:その辺の難しさもきっとあったんだろうなと思っておりました。
かれん:めっちゃよくわかってくれてる(笑)!
◆それぞれの個性が輝く場面が増えた
こっちのけんと:新メンバーが加わって、どんな変化がありましたか?
かれん:表現の幅がとても広がったなと感じています。miyouはカッコいい洋楽が得意だったりするので、そういう楽曲を引っ張ってくれますし、結海はもともとミュージカルをやっていたので、感情を乗せることが上手です。ミカは哀愁漂う歌い方が得意で、昭和歌謡のような懐かしい曲をミカとアサヒが引っ張ってくれるんですよ。みんな得意なジャンルが違うので、いろんな楽曲を歌えるし、それぞれが輝ける場面がより広がった気がします。
こっちのけんと:偏見かもしれないけど、女性シンガーの歌声ってみんな綺麗だからこそ、声色としての個性を見つけることに時間がかかっちゃう気がしていて。でも、リトグリさんって(誰の歌声か)一発でわかるんですよ。
かれん:全員違うんですよね。
こっちのけんと:なのに、ハモれる! ここがすごいところなんですよ。
かれん:めちゃくちゃ嬉しいです。
こっちのけんと:音楽を聴くときってボーカルを聴きがちですけど、リトグリさんはコーラスもよく聴いてほしいです!
かれん:嬉しい!
こっちのけんと:では、ここで新曲についても伺いたいのですが、どんな楽曲ですか?
かれん:「夢じゃないならなんなのさ」という曲で、現在放送中のアニメ「ロックは淑女の嗜みでして」のエンディングテーマになっています。今回はロックっぽい楽曲です!
こっちのけんと:そうなんですか!
かれん:お嬢様が隠れてロックバンドを組む作品なので、今回は“強いリトグリ”に挑戦しました。
こっちのけんと:楽しみ!
<番組概要>
番組名:G-SHOCK presents THE MOMENT
放送日時:毎週金曜 17:00~17:25
パーソナリティ:こっちのけんと