手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「防災FRONT LINE」(毎週土曜 8:25~8:30)。今回の放送では、防災や減災を楽しく学ぶことができるワークショップ「ディフェンス・アクション」について取り上げました。
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「ディフェンス・アクション」は、サッカーやフットサルを通して、防災や減災を学べる1回約90分のワークショップです。15~20通りの防災とサッカーをかけ合わせたプログラムのなかから、その地域の特性に合わせて構成した防災プログラムを体感することができます。
例えば、サッカーを始める前のジョギングでは、参加者が会場の体育館やグラウンドを自由に走るなかで、“地震”“津波”など災害の種類が書かれたボードをスタッフが掲げます。子どもたちはそれを見て“地震”と書かれていたら、頭を守りながらその場に丸くなるなど、体を動かしながら避難行動を学びます。
また、「パスストック」というプログラムでは、パス練習を通じて、災害時に必要な備蓄品を学べる内容になっています。このプログラムについて、「ディフェンス・アクション」の開発・運営をおこなっている株式会社HITOTOWAの原田稜(はらだ・りょう)さんは、「『パスストック』では、パスを出すときに“備蓄品を必ず言う”というルールを設けています。例えば、『カップラーメン』『水』『ヘルメット』など、災害が起きたときに身を守るものを答えていきながら、パスが何本通ったかを競うゲームです」と解説します。
また、備蓄品に詳しくない子どもたちのために、事前に備蓄リストを配って暗記してもらうので、最初から把握していなくても大丈夫とのことです。
そのほか、ボールを止める基礎技術・トラップの練習と地域の防災ルールを学べるプログラム「トラップ・スリー」など、サッカーと防災を組み合わせたさまざまなプログラムがあります。さらに、パスやトラップを教えてくれるのは、元日本代表選手や元Jリーガーたち。防災について興味がない子どもたちも“サッカーができるなら”と参加してくれるケースも多いそうです。
防災士でもある原田さんは「“防災してね”と言われても“なんで取り組むんだろう?”とか、なかなか自分ごとにできない人が多いと思います。その(防災を学ぶ)きっかけづくりとして、『ディフェンス・アクション』はすごく効果的だと思っています。サッカーを一緒にやりながら、防災に関する気づきや学びを得てもらうことが、すごく大事な部分だと思っています。(「ディフェンス・アクション」を通じて)ぜひ楽しく学んでもらいたいです」と話していました。
詳しくは「HITOTOWA ディフェンス・アクション」と検索してみてください。
<番組概要>
番組名:防災FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25~8:30
パーソナリティ:手島千尋
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/bousai/