TOKYO FMグループの「ミュージックバード」が制作し、全国のコミュニティFMで放送中のラジオ番組「Friday Night Fever」。ラジオDJの小杉幸子が80年代の音楽やカルチャーから今の世界のトレンドまで幅広く語る番組です。予防医学指導士で、方位学研究の「運学」を推奨する稲川竜生さんとのコーナー「明日から変わろう!稲川竜生の超元気生活のススメ!」も展開中。今回の放送では、日光浴の健康効果、生活習慣全般における健康維持のポイントについて深堀りしていきました。
(左から)パーソナリティの小杉幸子、稲川竜生さん
◆日光浴が健康にもたらすさまざまな効果
予防医学指導士として、職場のうつ病予防やメンタルケア、公衆衛生などについて講演をおこなっている稲川竜生さん。今回は、私たちの健康維持に大きく関わる「日光浴の効用」についてお話を伺いました。
2020年以降のコロナ禍をきっかけに、免疫力や自然治癒力を高める大切さを発信してきた稲川さん。その中で、太陽の光を浴びることや屋外を歩くことの重要性にも着目したと言います。「日光を浴びる、外出する、外を歩くといった行動は、自然治癒力を高める上で非常に大切な要素です」と稲川さんは語ります。
有効な薬が十分に普及していなかった明治時代、結核の治療には日光が活用されていたと言われています。現在では「光線療法」として知られるアプローチもあり、日光浴は感染症の予防だけでなく、メンタルヘルスの維持にも深く関係しています。
また、太陽光を浴びることで分泌される「セロトニン」というホルモンは、うつの予防にも効果的です。稲川さんが特におすすめしているのが、朝食後のウォーキング。「20〜30分程度でも良いので、適度に日光を浴びることでセロトニンの分泌が促されます」と話します。さらに、日光によって体内で生成されるビタミンDは、免疫機能や骨の健康維持にも不可欠です。骨粗しょう症や骨折のリスクを減らす上でも、日光浴は大きな役割を果たしています。
一方で、紫外線の浴びすぎはシワやたるみ、シミといった肌のトラブルを引き起こします。そのため、日光浴をおこなう際は時間帯への配慮も欠かせません。紫外線が強すぎない午前中のウォーキングなら、日光を適度に取り入れつつ無理なく習慣化できそうです。
さらに稲川さんは、太陽光に含まれる「近赤外線」の健康効果についても言及。「最近のデータでは、認知症の予防にもつながると言われている」と、その可能性に期待を寄せます。紫外線の浴びすぎには注意しつつ、太陽の光を日々の健康づくりへ上手に取り入れていきたいものです。
(左から)パーソナリティの小杉幸子、稲川竜生さん
◆日光浴を無理なく日常に取り入れる
日光浴は、たまに行うのではなく、無理のない範囲で日常的に習慣化することが大切です。適度な日光浴を生活に取り入れることは、予防医学の観点からも非常に重要だといいます。
通勤や通学などで目的地まで歩く時間も、貴重な日光浴の機会となります。小杉の「これからの季節的にも、紫外線を恐れすぎずに日を浴びた方がいいですよね」という言葉に対し、稲川さんも日光を避けすぎることへのリスクについて言及しました。特に女性の場合、紫外線を気にするあまり日焼け止めを塗りすぎると、ビタミンDやセロトニンの生成が妨げられてしまう可能性があります。
日光浴に必要な時間は、季節によっても異なります。真夏であれば10分程度で十分ですが、秋から冬にかけては日差しが弱まり、日照時間も短くなります。そのため稲川さんは、「20分〜30分、無理のない範囲であれば1時間ほどでも大丈夫です」と、季節に合わせて日常生活のなかで時間を調整することをすすめています。
小杉が「仕事の合間の休憩やランチタイムに外に出る」という工夫を挙げたように、歩いて食事に向かうといった意識も大切になります。長時間のデスクワークをリセットする意味でも、昼休みに少し体を動かしながら日光を浴びる習慣も非常に良さそうです。
日光浴のトピックから、予防医学の観点で日常生活に取り入れたい習慣についても話が広がりました。稲川さんは運動の必要性に触れつつ、「一番避けたいのは、体も口も動かさない状況です。運動も大切ですが、できる限り人と関わり、コミュニケーションをとってほしいですね」と、より意識すべきポイントを語ります。
話題はさらに「夕食をとるタイミング」へ。理想的なのは、就寝の3時間前までに食事を終えること。特にタンパク質は消化に時間がかかるため、食後すぐに寝てしまうと睡眠中も胃腸が働き続けることになります。質の良い睡眠を得るためにも、食事から就寝までの間隔を空けることが重要です。稲川さんは「『早寝早起き』は昔から言われていますが、実は『早飯(はやめし)』も同じくらい大切な習慣なんです」とコメントしました。
<番組概要>
番組名:Friday Night Fever
放送日時:毎週金曜日 21:00~22:00
パーソナリティ:小杉幸子、稲川竜生