木村文乃がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「Expedia presents Magical Scenery Tour」(毎週金曜12:00~12:30)。ワクワクするような旅の魅力をお届けするひととき。新たな発見や素敵な出会いを作ってくれる「旅」の魅力をお届けします。
6月7日(金)、14日(金)の放送では、ゲストにエッセイストの松浦弥太郎さんが登場。ここでは、松浦弥太郎さんの初監督作品であるドキュメンタリー映画「場所はいつも旅先だった」について語ってくれた7日(金)の放送内容をテキストで紹介します。
木村文乃、松浦弥太郎さん
足を運ばないとわからない現地の音、空気、匂い。新たな文化と触れ合うことで、自分の価値観がアップデートされる感覚……旅は、今までの世界の見え方を一新してくれる最高のきっかけとなります。
そんなまだ見ぬ“魔法のような景色”を見せてくれる「旅」の魅力を木村文乃がナビゲート。新たな世界へ旅に出たくなるような時間をお届けします。
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1965年生まれ、東京都出身の松浦弥太郎さん。2006年から雑誌「暮しの手帖」(暮しの手帖社)編集長を9年間務め、Webメディア「くらしのきほん」を立ち上げます。旅にまつわるエッセイも上梓している松浦さんに、“サンフランシスコ旅”について伺いました。
――松浦弥太郎さんの初監督作品であるドキュメンタリー映画「場所はいつも旅先だった」(2021年公開)。劇中では世界5カ国・6都市の現地の人々の日常が映し出されており、旅先での出会いとかけがえのない日々が綴られています。
◆人に“寄り添う”ことで見えるものがある
木村:映像ではサンフランシスコに暮らす方々の自然な表情が映し出されていました。なぜこんなにも普通に撮れるんだろうと思っていました。というのも人々の生活は、撮っている人が傍にいるので、普通には撮れないと思っていました。松浦さんのお話を聞いてわかったのは、暮らしている方に“寄り添う”気持ちがあったからなんですね。
松浦:旅先で人に寄り添うって普通はないですよね。だけど、たとえば僕もバークレーに行けば、旅人だけど住民としてできることを考えるし、触れ合います。サンフランシスコってある種すごくダイバーシティというか、人それぞれの自由をリスペクトして支えていく街。それを伝えたくていろんな職業、生き方をしている人たちをドキュメンタリーとして撮影しました。
木村:それが、松浦さんが映したかったサンフランシスコなんですね。
松浦:旅人であっても誰にとっても街自体がホーム、家なんだって世界を僕は映画で表現したかったんですね。
番組では他にも、松浦さんが17歳の頃に初めて訪れたサンフランシスコでの出来事や、旅をする理由などについて語る場面もありました。
<番組情報>
番組名:Expedia presents Magical Scenery Tour
放送日時:毎週金曜12:00~12:30
パーソナリティ:木村文乃