TOKYO FM の番組「FM EVA 30.0」(毎週土曜 22:30~22:55)。『エヴァンゲリオン』シリーズにゆかりのあるクリエイターや歌手・声優の方々をお迎えして、知られざる制作秘話を伺ったり、作品をこよなく愛するアーティストの方々をお招きして、ご自身の『エヴァンゲリオン』体験を語っていただきます。今回は、声優の山口由里子さん(赤木リツコ役)と、長沢美樹さん(伊吹マヤ役)の対談の様子をお届け。ここでは、オーディション当時の思い出を語り合いました。
左から:山口由里子さん、長沢美樹さん
◆緊張したオーディションの思い出
長沢:『エヴァ』との初めての出会いっていうのは、オーディションですよね?
山口:オーディションです。
長沢:由里子さんは、オーディションってどんな形で受けられたのですか?
山口:声優の仕事として初めて受けたオーディションが『エヴァンゲリオン』でした。
長沢:舞台系のお仕事をずっとやられていたんですよね?
山口:そう、高木均さん(トトロの声など)が私の師匠というか、とてもかわいがってくださって声優事務所に入れてくださったの。入ったけど 7 年間くらい舞台ばかりで声の仕事をまったくしていなかったからもう声優事務所は辞めようと思って。
高木さんには内緒で事務所に電話して「辞めさせてください」って伝えたら、「最後に 1回だけオーディションを受けませんか?」と言われて。「いや、でも……」「1 回だけです!」って言われながら受けたのが『エヴァ』でした。
長沢:えー!? すごい運命ですね!
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長沢:オーディションのときに言った最初のセリフって覚えていらっしゃいます?
山口:オーディションは、あまりに緊張しすぎて何も覚えていないです。録音スタジオに行ったのもマイクの前でしゃべるのも初めてでしょ? 何も知らないから
「あいさつは頭を下げてちゃんとできた」くらいしか覚えてない(笑)。
長沢:でも多分、その染まっていない感じが良かったんじゃないですか?
山口:本当に奇跡。
長沢:(声優として)すごく名を馳せた皆さんのなかに、私とか由里子さん、たぶん(惣流・アスカ・ラングレー役の)宮村優子ちゃんもそうだと思うんですけど、アニメを始めたばかりのほとんど新人みたいなメンバーたちもいて、すごく両極端でしたよね。やっぱり、オーディションの印象が大きかったのかなと思って。
山口:何も知らなくてよかった(笑)。受かるとも思ってなかったしね。
長沢:それが良かったんだと思います。私は“ダメかな、どうだったかな……”と思っていたら、ディレクターさんから「出演が決まりました! 伊吹マヤっていうオペレーターの子で」って(連絡を受けました)。
山口:へぇー、すごく大きかったね。
長沢:そうですね。今思えば、マヤと出会えて良かったなって。
山口:本当に良かったと思う。その優しくて、かわいいお声のマヤちゃんで。
長沢:やったー! 先輩に褒められてるー! テンションが上がっちゃいました(笑)。
<番組概要>
番組名:FM EVA 30.0
放送日時:毎週土曜 22:30~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/fmeva30/