本部長・マンボウやしろと秘書・浜崎美保が、リスナーのみなさんと「社会人の働き方・生き方」を一緒に考えていくTOKYO FMの生放送ラジオ番組「Skyrocket Company」(毎週月曜~木曜17:00~20:00)。
8月7日(木)放送のコーナー「スカロケ移住推進部」では、“花火のまち”として知られる「秋田県大仙市(だいせんし)」の魅力を特集。この日は、地域とのつながり方を提案する雑誌「TURNS(ターンズ)」プロデューサーの堀口正裕さん、大仙市の地域おこし協力隊で活動している本橋奈々子(もとはし・ななこ)さんをゲストに迎えて「大仙市の魅力」を伺いました。
日本三大花火大会の一つである「大曲の花火」
◆秋田県大仙市といえば「大曲の花火」
秋田県大仙市といえば、何といっても「大曲の花火」です。毎年8月の最終土曜日に開催され、今年は8月30日(土)に開催予定です。花火競技大会が開催されることでも有名で、その花火をひと目見ようと全国からたくさんの人が毎年訪れます。
一般の花火大会とは異なるコンペティション大会で、内閣総理大臣賞、経済産業大臣賞、中小企業庁官賞、文部科学大臣賞、観光庁長官賞といったさまざまな賞が授与されるなど、格式と伝統、質の高さにおいて“日本最高峰の花火大会”と称されています。
また、毎月花火を上げているまちでもあり、スカロケ移住推進部では、昨年10月に「秋田県大仙市×スカロケ移住推進部『女子旅 花火のまち魅力体験ツアー』を開催しました。
ツアー参加者と一緒に、現地で秋の大曲の花火を鑑賞した浜崎秘書は、「あまりの美しさに感動して、いまでも忘れられないですね。最初はみんなではしゃいでいたんですけど、もう途中から言葉が出なくなるほど美しくて……“ドーン!”という音が体中に響き渡りながら、視界すべてが花火一色に染まって本当に感動しました」と振り返りました。
(左から時計まわりに)「TURNS」プロデューサー堀口正裕さん、パーソナリティのマンボウやしろ、浜崎美保、大仙市地域おこし協力隊の本橋奈々子さん
◆地元・大仙市にUターン「地域おこし協力隊」で魅力を発信
この日、ゲストにお越しいただいた本橋さんは、大学進学を機に地元・大仙市を離れ、神奈川県へ。それから20年ほど、神奈川県で就職・結婚・出産・育児を経験してきましたが、「年齢を重ねるうちに、そこでの暮らしがちょっと生きづらく感じるようになって、子どもたちが巣立っていく前に“もっと家族でゆっくり過ごしたい”と思い、夫婦で話し合って、思い切って私の地元・大仙市に戻ることにしました」と昨年Uターンした経緯を語ります。
移住当時、中学2年生、小学5年生、小学3年生と3人の子どもたちが生まれ育った場所で子育てを終えるのではなく、子どもたちにとっても環境を大きく変えることになる移住を決意したことについて、本橋さんは「私が子どものときに田舎で過ごして体験した貴重なことを、この子たちにも経験させてあげたいなというのもあって」と思いを語ります。
そして、せっかく地元に戻るなら“地元のために働きたい!”という思いから地域おこし協力隊に応募。現在2年目となる本橋さんは移住定住促進課に所属しており、“女性が住みたくなるまちづくり”というミッションのもと、「女性のための交流会を開催したり、大仙市で輝く女性を取材してSNSで発信したりしています。昨年はスカロケ移住推進部とコラボしたツアーを開催させていただきましたが、今年も女性に大仙市の魅力を知ってもらうためのツアーや、移住体験プランなどを企画しています」と自身の活動内容について説明します。
堀口さんからは「地域おこし協力隊という制度は国の制度で、人口減少や高齢化が進む地域の活性化を目的に、都市部の人材を地方に移住定住してもらって、地域の担い手を育てるという制度です。大体、任期は原則1年、最長3年まで延期できて、そこで任期後は地域に定住・就職をしてもらって、地域の担い手として残っていただくことを目的にしている制度です」との詳しい解説がありました。
◆“花火”に魅せられて移住する人も!?
ここで堀口さんから「実際に“花火移住”という言葉があるくらいに、花火に感動して移住される方もいます。(大仙市に)移住された方は、どんな仕事をされているのでしょうか?」との質問が。
これに本橋さんは、「花火に魅了されて移住され、そのまま結婚・出産された方もいますし、“花火師になりたい!”という思いで移住される方もいらっしゃいます。いま花火業界は世界にも進出してきているので、秋田に居ながら世界と関わる仕事もできるという魅力もあると思います」と回答。なかには、花火師を志して海外から大仙市に移住された女性もいるそうです。
また、リスナー社員をはじめ、地方移住や何か新しいことにチャレンジしてみたいと考えている人に向けたメッセージとして、本橋さんは「Uターンをして、あらためて大仙市の空の広さと人の温かさに触れ、いろいろなことに幸せを感じる日々です。『大曲の花火』はもちろん、帰り道にふと上がる試し打ち花火が見られたり、朝採れの野菜やおいしいお米も食べられます。そして、大仙市には、やりたいことに挑戦する女性がたくさんいて、それを応援・支援してくれる団体もあります。忙しい毎日をちょっと抜け出して、大仙市の良さに触れてみてください」と呼びかけました。
そして最後に、本橋さんから母親との心温まる話も。「実家のそばに家を建てて近くに住んでいるんですけれども、一緒に野菜を育てたり、お花を育てたりと、母と2人で作業しているときに『こんなふうに(娘と)一緒に花を植えるなんて思ってもいなかった』って言われて、そのときに私も“帰ってきてよかったな”ってすごく思った瞬間があって」と、そのときの様子をしみじみと語ってくれました。
大台山から見下ろした大仙市
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10月3日(金)から5日(日)の3日間、大仙市の魅力を知る現地ツアー
「女子旅 花火のまち魅力体験ツアー」
を開催します。昨年、スカロケ移住推進部で実施した大仙市のツアーをもとに、今回は大仙市主催のツアーとして、大曲の秋の花火鑑賞をはじめ、地元の方々と交流したり、歴史ある神社を巡ったり、さらには“楢岡焼(ならおかやき)”の工芸体験など、内容盛りだくさんのツアーです。
参加者の募集期間は9月5日(金)までとなっていますので、興味のある方は、
大仙市のWebサイト
にて応募要項などをぜひチェックしてみてください。
スカロケ移住推進部のサイト
からもご確認いただけます。
江戸時代の末から続く伝統陶器・楢岡焼
<番組概要>
番組名:Skyrocket Company
放送日時:毎週月曜~木曜17:00~20:00
パーソナリティ:本部長・マンボウやしろ、秘書・浜崎美保