女優の永野芽郁（ながの・めい）がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「三菱重工 presents 永野芽郁 明日はどこ行こ？」（毎週土曜11:30～11:55）。「チャレンジ」をキーワードに、永野がリスナーと一緒に“新たな世界に一歩踏み出す”ヒントを探るラジオプログラムです。ゲストやリスナーの「人生が動き出した瞬間」について伺っていきます。
2月22日（土）、3月1日（土）放送ゲストは、宇宙飛行士の山崎直子さん。この記事では、3月1日（土）の模様をお届けします。
リスナーから寄せられた「宇宙」に関する質問などについて答えていただきました。
永野芽郁、山崎直子さん
1970年生まれ、千葉県出身の山崎さん。1999年、宇宙飛行士候補者に選抜され、2001年に宇宙飛行士として認定。2010年、スペースシャトル「ディスカバリー号」によるSTS-131ミッションのMS（ミッションスペシャリスト）として参加。物資移送作業全体の取りまとめや、ISSのロボットアームの操作などを担当。ISS第22次/第23次長期滞在クルーとして長期滞在中の野口聡一宇宙飛行士とともに、日本人宇宙飛行士が初めて軌道上に2人同時滞在し、さまざまな共同作業を実施しました。
◆逆さまで食事をしても消化はされる
永野：今日は、リスナーのみなさんから寄せられた「宇宙」に関する疑問・質問に答えていただこうと思います。すごい数のメールが届いておりますし、気になるよねって質問がたくさんありました。
山崎：ありがとうございます！
永野：では、早速紹介していきたいと思います。
＜リスナーからの質問＞
宇宙船で玉のように浮かんだ水をパクッと食べて飲む映像をよく見かけるのですが、無重力で食べたり飲んだりしても体内でうまく消化はできるのでしょうか？ 地上との違いはありましたか？ また、食べやすかった食べ物や飲み物が知りたいです。
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山崎：ご質問ありがとうございます。宇宙船のなかでは水も丸くなって、ぷかぷかよく浮くんですよね。私たちはそれをパクッと口のなかに入れて飲み込んでしまうんですけれども、人は無重力でも飲む力が強いので、飲み込んでしまえば普通に胃のなかに入ってくれますし、消化も同じようにしてくれます。食べ物も飲み物も、口のなかに入れてしまえば同じように食べられます。食べやすかったのは、ちょっととろみがあるものだった気がします。
永野：へええ！
山崎：カップラーメンも宇宙食にあるのですが、汁にちょっととろみをつけて食べやすく、汁が飛びづらくしてくれていました。カレーライスのルーなども、とろみがついているのですごく食べやすかったです。
永野：実際に食べるときってすごく難しそうですよね。方向というか、こっちを向いて食べたほうがいい、みたいな決まりはあるんですか？
山崎：ちょっとした食卓のスペースはあります。普通に向き合って食べる人もいますが、狭いので食卓にあるものに手を伸ばして取り、逆さまにぶら下がったまま食べたりもします。お行儀は悪いのですが（笑）。でも、自分にとってはどっちが上下というのは区別がないんです。
永野：なるほど！
山崎：どんな姿勢を取っていても、頭があるほうが自分にとっては“上”で、足があるほうが“下”だと思えるので、どんな姿勢でもとれるんです。
永野：たとえば地上だと逆さまでご飯を食べたら、ちゃんと飲み込んでも流れていかない感じがきっとすると思うんですね。それが無重力だとないってことですか？
山崎：そうなんです。ないから変わらないんです。
永野：ちゃんと飲み込んだら普通に消化していくってことですか。不思議～！
山崎：人の体ってよくできていますよね。
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3月1日（土）放送分より（radiko.jpのタイムフリー）
聴取期限 3月9日（日）AM 4:59 まで
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＜番組概要＞
番組名：三菱重工 presents 永野芽郁 明日はどこ行こ？
放送日時：毎週土曜 11:30～11:55
パーソナリティ：永野芽郁
