フリーアナウンサーの住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイドラジオ番組「Blue Ocean」(毎週月曜~金曜 9:00~11:00)。毎週金曜日に放送しているコーナー「沢井製薬 presents オトナのなんでも相談室」では、リスナーから届いたお悩みを、Blue Oceanリスナーのみんなで考えていきます。
5月9日(金)の放送は、「新入社員とのコミュニケーション」に関する相談を紹介しました。
※写真はイメージです
<リスナーの相談>
先日、新入社員の研修を担当しました。ところが、「頑張って!」と伝えることはパワハラに該当するそうで、禁止されていました。
自分としてはせっかく縁があって入社してくれたわけですから、「一生懸命頑張ってね! わからないことがあったら聞いてね!」と言いたいです。伝えられないことにモヤモヤを感じています。(埼玉県 50代前半 男性 会社員)
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組織において、上司と部下とのコミュニケーションは年々変化しています。近年では、チャットやSNSの文面において、句点「。(マル)」を使用すると相手に威圧感を与えてしまうことから、“マルハラ”という言葉も広まっています。
パーソナリティの住吉は「気持ちがそのまま伝わらない切なさってありますよね」と寄り添い、「そんななか、コミュニケーションを取ったり気持ちのうえでつながっていくのは、どんな職場でも大切なことです」とコメントし、その他のリスナーにアドバイスを呼びかけました。
パーソナリティの住吉美紀
――今回の相談に対して、番組にはリスナーからたくさんのアドバイスが届きました。この記事では、その一部のメッセージを紹介します。
◆新入社員研修では歩み寄りの気持ちを大切に
昨年まで新入社員研修を担当していました。今はいろいろと気をつけなければいけないことが多くて大変ですよね。経験から言わせていただくと、今の若い人たちは1から10まで教えなければいけません。「言われていないことはしない」子が多いです。ですが逆に、全部教えたら完璧にこなす子も多いと思います。
中堅のおじさんたちよりわかりやすい資料を出してくれる子もいます。今の世の中は情報があふれているので、取捨選択をしてわかりやすくまとめるのが上手になったのかもしれません。いいところに目を向けて、お互いが歩み寄りながらいい関係を築けるとよいですよね。応援しています。(埼玉県 30代前半 女性 パート/アルバイト)
◆自分が言われて嬉しかった言葉を伝えよう
学生時代、友人から「『頑張って』って言葉は他人事に感じて苦手なんだよね」と言われてから、言い方に気をつけようと思うようになりました。
「応援してる」「全力が出せますように」「これまで頑張ってきたから大丈夫だよ」など、自分が言われて勇気が出た言葉を相手にも伝えるようにしています。(埼玉県 30代前半 女性 会社員)
◆前向きな気持ちをメッセージに込める
「頑張って」が一律禁止されるというのは、やや杓子定規すぎるかなと、私も思います。一方で、受け止める側によっては、(頑張ってと言われることで)「もう頑張っているのに」とつらくなる方もいます。
言い換えとなりますが、おすすめなのは「期待しています」「○○さんが成長するのが楽しみです」といった伝え方です。「期待している」「楽しみにしている」など、主語を自分にしてメッセージを送ると、相手のプレッシャーになりすぎず、うまく伝わると思いますよ。
他には、単純に「すごいね」「頑張ったね」と、その人がやったことを認める言葉でしょうか。そこでベースになるのは、相手の成長を願っているという気持ちです。気持ちが表れる言葉ならば、きっと相手に伝わるはずです。(神奈川県 40代後半 男性 会社員)
◆相手の言葉を待つ姿勢も大切
私が最近、新入生にかける言葉は「抱えないでね」「吐き出していいんだよ」「自分のタイミングで伝えて」の3つです。
自分はキャッチャーに徹する感じで、新入生や部下に投げるボールを渡します。待ちの体制だとしても、相手は案外話してくれますよ。(東京都 50代後半 男性 会社員)
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5月9日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2025年5月17日(土) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月曜~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀