スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
11月16日(日)の放送では、夫を亡くし孤独に苦しむ60歳女性の悩みに、江原がアドバイスを送りました。
パーソナリティの江原啓之
<リスナーからの相談>
私は60歳で1人暮らしです。主人は2年半前に病気で亡くなり、娘は私の家から車で1時間半くらい、息子は県外に住んでいて、それぞれに家庭を持っています。私はパートで1日4時間、月に15日仕事をしています。
主人が亡くなり、いつも心の中にすきま風が吹いているようで、とても寂しいです。主人とは、子どもが大きくなってからはよく2人で旅行や買い物に出掛けていました。今は友人や会社の人とランチに行くことがあります。娘もたまには気遣ってくれて、孫と一緒に顔を見せに来てくれます。
私は最近“推し”ができて、ライブに行くこともあります。月に2回、カルチャーで歌の教室にも行っています。60代のこの時期にできるだけ楽しもうと思って、行動はするのですが、いつも心はぽっかり穴が空いているようで、特に家で1人でいると、とても苦しいです。
以前はそうでもなかったのですが、孫と一緒に暮らしている友人やご家族で仲良くしている人の話を聞くと、とてもうらやましくなります。そう思う自分がとても嫌です。今の自由さを、心から楽しめるようになりたいです。私が今このように過ごせていることに感謝が足りないのでしょうか?
<江原からの回答>
相談者さんは基本的に幸せなんですよ。ご主人が亡くなって寂しい思いはあるでしょうけど、まず1つ、リスナーの皆さんが今、例えば結婚されている人とかいろいろいると思うんだけど、今日という日は二度とやってこないということを自覚しながら毎回楽しむこと。いつも、当たり前のように明日がやってくると思っている。でも、当たり前のようにはやってこないの。
それは例えば、翌朝、ご主人が布団から起き上がって来ない、とかね。あるんですよ、いっぱいね。だから、そういう一つひとつのことに、今日を“込めて生きる”ということが、とても大切。
あと、マザー・テレサの言葉で、「この世の最大の不幸は、貧しさや病ではありません。 誰からも自分は必要とされていないと感じることです」という言葉があります。これが本当の孤独だと言うけれど、本当にそうなの。だから、誰かのために生きていれば、そういったところは幸せに向かうんですよね。
だから、ただ「“推し”が……」とか言っているだけでは、やっぱり満たされないんですよ。あとは、想像力の問題。例えば、じゃあ、お孫さんと一緒に生きていれば良いか?というと(それはまた少し違う)。孫に頼りにされることは、誰かのために生きることだから、そこに行くんだろうけども、一緒に住んだら住んだで、またいろいろ問題が出てくる。今の距離感が良いんですよ!
だから今、はっきり言うと、相談者さんの人生はベストなのです。足りないのは、人のために生きること。だから、そういう意味では、必要とされることはまだある。60歳はまだ若いし、バリバリ働ける。必要とされることって、いっぱいあるからね。いろいろできます。
だから、相談者さんも、リスナーの皆さんも「誰かのために……」ということを思って生きていってください。
パーソナリティの江原啓之、パートナーの奥迫協子
●江原啓之 今夜の格言
「自分が幸せでなければ他者を幸せにはできません」
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子