株式会社ジャパンエフエムネットワークが制作する全国JFN系列22局ネットで放送中のラジオ番組「となりのカイシャに聞いてみた!supported by オリックスグループ」。意外とあなたの近くにある、地元で活躍するカイシャ。「そこに辿り着くまでの話」や「事業への想い」など、明日へのヒントになる話から、地域のお気に入りスポットまで、地域に密着してお届けする企業応援ビジネスバラエティプログラムです。パーソナリティは小堺翔太が務めます。今回は、AIR-G'FM北海道パーソナリティの鈴木彩可がパートナーを担当。
6月13日(土)の放送では、株式会社コハタ 取締役 営業本部長の木幡幸太郎(こはた・こうたろう)さんをゲストにお招きして、企業の成り立ち、事業内容について話を伺いました。
(左から)パーソナリティの小堺翔太、株式会社コハタ 取締役 営業本部長 木幡幸太郎さん、アシスタントの鈴木彩可(AIR-G'FM北海道)
◆4つの柱で事業展開するコハタ
北海道旭川市に本社を構える、創業1924年の株式会社コハタは、農薬や農業資材を中心に、地域農業を支えてきた老舗商社です。100年以上にわたり、生産者に寄り添いながら、北海道・東北エリアの農業発展に貢献してきました。
同社のルーツは、旭川で創業した「コハタ薬房」にあります。創業当時の北海道では、開拓のために移住者が増加する一方で、厳しい気象条件による農作物の不作が続き、多くの生産者が苦しい状況に置かれていました。そうしたなか、薬種に関する知識を持っていた創業者・木幡滋郎氏が、地域や生産者からの要望を受けて農薬の販売を開始したことが事業の始まりだったといいます。農業生産を支えるために必要な資材を届けることが、コハタの原点となりました。
木幡さんは、「それ以来、100年以上にわたって北海道や東北の農業を支えてきた」と振り返ります。当社は農薬の販売だけではなく、散布に必要な機械類もあわせて取り扱い、生産現場が抱えるさまざまな課題の解決を後押ししてきました。
現在の事業は大きく4つの部門で構成されています。主力である農薬・農業資材事業に加え、ヘリコプター輸送事業、農業基盤の整備を担う工務部門などを展開。「最近ですと、スマート農業に力を入れています。農業用ドローンや、トラクターに取り付ける自動操舵システムといった商材も積極的に取り扱っています」と木幡さんは紹介。時代の変化に合わせながら、新たな技術の導入支援にも力を注いでいます。
農業資材の取り扱い点数は約2万点にも及びます。しかし同社は、単に商品を販売するだけではありません。営業担当者が地域ごとの気候や作物の特性、栽培方法を把握したうえで、自社による試験を繰り返し実施。その結果をもとに、「この地域のこの作物には、こういった使い方がベストではないか」と具体的な提案をおこなっています。豊富な商品知識と現場で蓄積したデータを生かしながら、生産者一人ひとりに寄り添ったサポートを続けています。
◆農薬と技術で農業の未来を守る
農薬と聞くと、ネガティブな印象を抱く人もいるかもしれません。しかし木幡さんは、農薬は農業を支えるうえで欠かせない存在だと説明します。
農薬が市場に出るまでには、10年から15年にも及ぶ開発期間と数百億円規模の開発費が必要になるといいます。その過程では、作物への効果だけではなく、人や環境への影響についても厳格な検証がおこなわれます。さらに近年は安全基準が一層厳しくなっており、木幡さんは「過酷なテストをくぐり抜けたエリート商品が世の中に出てくるような形になっています。農薬メーカーさんの技術と熱意が詰まった結晶です」といいます。
そうして生み出された農薬を、生産者にとって最適な形で活用してもらうこともコハタの重要な役割です。同社では日々、地域や作物の特性に合わせた提案をおこないながら、農家を支える方法を模索し続けています。
一方で、農業における最大の課題として挙げられたのが自然との向き合い方です。木幡さんは「100年経っても変わらないのは自然との戦い」と語り、創業以来、さまざまな困難を生産者とともに乗り越えてきた歴史を振り返りました。
その象徴的な出来事が、1954年に発生した洞爺丸台風です。北海道の森林は大きな被害を受け、倒木を起点に害虫が大量発生する深刻な事態となりました。コハタはその際、ヘリコプターによる空中散布にいち早く協力。被害拡大を防ぐための取り組みに携わり、北海道の危機を支える一助となりました。
さらに近年は、異常気象による影響も深刻化しています。猛暑による生育不良や、これまで見られなかった害虫の発生など、生産現場では新たな課題が次々と生まれています。「そういったご相談に我々は暑さに強い土壌への改良剤や、対策用の農薬を必死にご提案させていただいて、なんとか食い止めている状況です」と、木幡さんは現状を説明します。
100年企業として歩みを続けるなかで、コハタが目指しているのは単なる資材販売会社ではありません。木幡さんは、「農家さんにとって町医者のような存在でありたい」と語ります。「作物の様子がいつもと違う、何か困ったことが起きた。そんなときに真っ先に顔が浮かび、気軽に相談してもらえる存在でいたいです」と力を込めました。地域に密着し、安全で安心な食を守るために、生産者にとってもっとも頼りになるパートナーであり続けること。それがコハタのこれからの目標です。
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音声版「となりのカイシャに聞いてみた!」
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<番組情報>
番組名:となりのカイシャに聞いてみた!supported by オリックスグループ
放送エリア:TOKYO FMをのぞくJFN全国22局ネット
パーソナリティ:小堺翔太