手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「防災 FRONT LINE」(毎週土曜 8:25~8:30)。2月8日(土)の放送では、「災害が起きたときの連絡方法」について取り上げました。
※写真はイメージです
今回は、災害が起きたときの代表的な連絡方法を3つ紹介します。
◆災害時の連絡方法①「災害用伝言ダイヤル」
NTT東日本、NTT西日本が提供している災害用伝言ダイヤルは、音声メッセージの録音と再生が可能です。毎月1日と15日、お正月の三が日などに体験利用することができます。
災害用伝言ダイヤルの利用方法は、まず「171」にダイヤルします。次に、録音の場合は「1」、再生の場合は「2」のボタンを押します。続いて、連絡を取りたい人の電話番号を市外局番から入力。最後に、録音の「1」を押した方は30秒以内で伝えたいことを録音でき、再生の「2」を押した方はメッセージを再生できます。
171は、被災地の人の番号に紐づいてメッセージを登録・再生できる仕組みです。家族間でどの番号にメッセージを残すかを事前に決めておきましょう。また、録音できる時間は30秒間と決まっています。自分の状況やこれからどうするかなど、言うことを手短にまとめておくことが大切です。
また、子どもは操作に手こずってしまったり、自動音声に緊張してしまうこともあるので、体験利用できる日に家族で使ってみることをおすすめします。
◆災害時の連絡方法②「災害用伝言板」
災害伝言板は、携帯電話キャリア各社が提供している、文字で伝言を登録・確認できるサービスです。伝言を登録できるのは被災地域内のスマートフォンに限られ、伝言の閲覧は地域外からも確認することができます。また、パソコンやタブレットからも閲覧できます。災害用伝言板も、毎月1日と15日、お正月三が日などに体験利用することができます。
まずは、災害用伝言板のページにアクセスします。災害時の伝言板サービス提供中には、トップページに案内が表示されます。コメントは100文字まで登録可能です。
登録した伝言を見るには、登録した人の電話番号を入力して検索します。この検索機能は、例えば、NTTドコモと契約している人の伝言を閲覧したい場合でも、NTTドコモのWebサイトにアクセスする必要はありません。自分が契約しているキャリアの伝言板から検索できます。画面もシンプルで、案内通りに入力するだけなのでとても簡単です。
◆災害時の連絡方法③「三角連絡法」
災害が起きたときは、被災地同士の通話や被災地域外から被災地域内への電話がつながりにくくなることがあります。そのときに便利なのが三角連絡法です。
これは、被災地域外に住む親戚や知人に伝言を預けることでやり取りをする方法です。関東圏に住んでいる場合、関西圏や九州圏に住む知人や親戚を中継地点に指定し、そこを経由して伝言のやり取りをおこないます。三角連絡法で連絡を取るために、事前に中継地点となる人を何ヵ所か決めておきましょう。
災害が発生したときなど、万が一のときに備えて、あらかじめ今回紹介した代表的な連絡方法について確認しておきましょう。
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2025年2月8日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2025年2月16日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:防災 FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25~8:30
パーソナリティ:手島千尋