スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
8月17日(日)の放送では、リスナーから寄せられた相談に江原がアドバイスを送りました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
私は以前、大好きだった男性とお付き合いをしていました。でも、その彼は、浮気をしたり、約束を何度も破ったりと、無責任な人でした。それでも私は、彼のことが好きすぎて、自分の気持ちや意見をうまく伝えられず、気づけば「都合の良い存在」になってしまっていました。最終的にはお別れしましたが、時間が経った今でも、ふとした瞬間に当時の嫌だったことを思い出してしまいます。
そして、「あのとき、こう言い返せていたら……」と、頭のなかで何度もシミュレーションしてしまいます。挙げ句の果てには、「彼が幸せにならなければ良いのに」と思ってしまう自分がいて、そんな自分にもまた、少し落ち込んでしまいます。こうした気持ちから抜け出したくて、趣味を始めたり、新しいことに挑戦したりもしているのですが、やっぱり完全には消えてくれません。江原さんは、こんなときどうされますか?
<江原からの回答>
愛ゆえに、厳しくバッサリ切りますね。こういったときは下手なお慰めより、ハッキリ言われたほうが良いと思います。
相談者さんは25歳とのことで、たくさん経験するのは良いことなんですよ。自分が相手のことを大好きだったわけでしょう? 自分が大好きだった人が浮気をしたり約束を破ったり、無責任な人だった。そんな人を好きになっちゃったのだから、お別れをしたのは良いです。ただ「都合の良い存在に“なってしまって”いました」というのは、ダメです。“自分が勝手に”そういう存在になったんです。
「なってしまいました」という言葉に、「自己憐憫」「責任転嫁」「依存心」という“不幸の三原則”が入っています。これは相手のせいにしていますよね。自分が勝手に好きになって虜になっていただけなのに、そうやって人のせいにするのはいけません! 心がダメです。
「当時の嫌だったことを思い出してしまいます」というのも、相手が嫌だったのではない。あなたの媚びる心が、自分自身で嫌だったんです。確かに相手は最低な男かもしれないけれど、そんな最低な男に振り回されていたのはあなたですし、それがあなたの趣味だったんです。あのとき何て言い返してやれたかを何度も頭でシミュレーションするなんて、惨めですからやめなさい。はしたないです。時間がもったいないですよ。自分が反省して立ち直らなくちゃいけません。
「彼が幸せにならなければ良いのに」なんて、余計なお世話ですよ。あなたが勝手に好きになっただけなんだから。それにそんなにろくでもない男なら、彼だって幸せにならないですよ。だから、そういった意味では、いちいちそんなことを言わないで、落ち込まないこと。きっと暇だから昔のことを思い出して、ネガティブな気持ちが消えなくなっているのでしょう。もっと真剣に生きていってください。
あなたが自分の娘だったとしたら、そりゃあ相手の男が憎いと思いますよ。でも、娘のダメなところはハッキリ言います。「自分の勝手で好きになったんだから、わがままじゃないか。いちいち相手の不幸を願うようなことを言うんじゃない!」という感じです。
奥迫協子、江原啓之
●江原啓之 今夜の格言
「”笑い”は大きなお祓いです」
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子