手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「防災FRONT LINE」(毎週土曜 8:25~8:30)。11月19日(土)の放送では、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンのサイト「子どもにやさしい防災」について取り上げました。
※写真はイメージです
「子どもにやさしい防災」のサイトでは、さまざまな災害が起こったときのために、“日ごろからどんな備えをすれば良いのか”“災害が起きたときの対応”などを、子どもたちと一緒に考えるときに役立つ情報が紹介されています。
サイトを見ると、「子どもと一緒に非常用持ち出し袋の準備」「みんなで考えよう!自然災害と防災―みんなに知ってほしい!自然災害のこと」「楽しみながら学ぶ防災時のアクション」などのテーマが、動画やイラストなどを交えてわかりやすく解説されています。
そのなかでも今回は、「避難先でもできる遊びのアイデア」という項目にある避難所や在宅、車中泊などの避難生活でも利用できる遊びを紹介します。
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの国内事業部緊急対応プログラムスペシャリストとして、子ども支援に携わってきた山田心健(やまだ・むねたけ)さんは、「全国の児童館を支援している児童健全育成推進財団さんの協力を得まして、児童館の職員さんが考案した、避難所という限られたスペースのなかでも遊べるものや、限られた物資でもできる工作などを紹介しています。たとえば、新聞紙を使った遊びを紹介していますが、新聞紙は遊びにも使えますし、工作でスリッパを作ると、足元を守ることもできます。さらに、避難所生活などの緊急時の際、クシャクシャに新聞紙を丸めると、保温材のような効果もありますので、新聞紙を使った工作はすごく役立つと思います」と説明。ちなみに、新聞紙の工作は「避難生活でできる工作」で紹介されています。
また、2011年東日本大震災が起きた際、緊急復興支援担当として岩手県で5年ほど子ども支援をおこなってきた山田さんは、避難先での子どもたちの言動を見て、遊びの場を確保する重要性を感じたと言います。
「(震災によって)幼児退行と言いますか、スタッフに甘えたり、言動が暴力的になったりする子どもたちを目にしてきました。普段だったらできていた遊びや友達とのコミュニケーション、学校での学びなどができなくなった。そうした日常生活が崩れたことによるストレスが、子どもたちの精神部分に影響しているのだと思います」と山田さん。
内閣府の避難所運営ガイドラインには、キッズスペースの設置が推奨されていますが、すべての避難所に準備されているわけではありません。
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの
「子どもにやさしい防災」には、災害が起きたときに子どもたちの心身を健康に保つための知識やヒントがたくさん載っていますので、ぜひ一度アクセスしてみてはいかがでしょうか。子どもたちと防災を学ぶきっかけにもなりますよ。
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聴取期限 2022年11月27日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:防災FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25~8:30
パーソナリティ:手島千尋
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/bousai/