放送作家・脚本家の小山薫堂とフリーアナウンサーの宇賀なつみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「日本郵便 SUNDAY’S POST」。9月11日(日)の放送では、動物園写真家の阪田真一(さかた・しんいち)さんをゲストに迎えて、お届けしました。
(左から)小山薫堂、阪田真一さん、宇賀なつみ
動物園で飼育されている動物を中心に、そこで働くスタッフやイベント、施設に関わりのある企業の取材などで撮影をしているという阪田さん。動物園写真家という肩書きながら、動物園だけでなく、水族館や植物園も専門に撮影しています。
そんな阪田さんにとって、動物園の魅力は「普段は見ることがない形の生き物が目の前で見られることと、匂いですかね」と話します。「普段、嗅がないような匂いが、いろいろな獣舎のところでしますよね? 動物園に行ったことがない人が大人になってから行くと、ただ臭いだけなんですけど、子どもの頃から通っていると、なんだか田舎に帰ったみたいな。しかもその匂いから、生き物を身近に感じるんですよね」と阪田さん。
ちなみに、最近一番好きな動物はタテガミヤマアラシだそうで、「足が短いのに立とうとするところがかわいいんです。腰蓑(こしみの)を付けたような長い針をまとっていて、前足もとても短いので、短い足でフラダンスを踊っているみたい」と言います。
阪田さんが撮影したタテガミヤマアラシの写真を手に、宇賀が「本当だ、かわいい~! タテガミがすごい!」と声を上げる一幕も。
そして今回、阪田さんには、動物園で動物の写真を撮るためのコツを教えていただくことに。「みなさんは大体、トラを撮るときはトラだと思って撮るんですけど、一番伝えていることは『トラが何をしているか?』というところを観察して撮る。例えば、エサを食べているところ、寝ているところ、走っているところ。動作について着眼してシャッターを切ると、生き生きとした物語のある写真が撮れるかと思います」とアドバイスします。
これに小山は、「確かに、普通(トラを)撮るときは、“トラだ!”としか思わないですもんね」と納得の様子。
また、おすすめの動物園を尋ねると、阪田さんが真っ先に挙げたのは「京都市動物園」。ここには、「フランクという(名前の)タテガミヤマアラシがいます」とお気に入りポイントを紹介してくれました。
動物園写真家として数多くの動物園を巡ってきた阪田さんが、まだ行ったことのない動物園のなかで行ってみたいのは、スイスにあるチューリッヒ動物園。
「広大な温室の中に、世界中の動物たちが各エリアに分かれて展示されているんですけど、エリアごとに仕切りがあるわけではなくて、快適に過ごしやすいところに動物たちが勝手に移動してきてしまうんです。普段はここで見られるはずなのに、今日は違うところにいるとか、そういう面白い展示方法をしている動物園なので、この目で見て確認してみたい」とその日がくるのを心待ちにしていました。
次回9月18日(日)の放送も、どうぞお楽しみに!
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聴取期限 2022年9月19日(月・祝) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:日本郵便 SUNDAY’S POST
放送日時:毎週日曜 15:00~15:50
パーソナリティ:小山薫堂、宇賀なつみ
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/post/