お笑いコンビ・麒麟の川島明がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」。「あなたの心を、ここではないどこかへ」をテーマに、ゲストの「ココロが動く(=エウレカ)思い入れのある場所」へと案内していきます。10月1日(土)放送のお客様は、秋元康さん。ここでは、秋元さんが30歳のときに作詞を担当した美空ひばりさんの「川の流れのように」の制作秘話を語りました。
秋元康さん
1958年生まれ、東京都出身の秋元さん。高校2年生のときに放送作家としてデビュー。その後、さまざまなラジオ、テレビ番組を担当。とんねるずのブレーンとしても注目を集めました。また、作詞家としては、稲垣潤一さんの「ドラマティック・レイン」、長渕剛さんの「GOOD‐BYE青春」のヒットに始まり、おニャン子クラブなどのアイドル曲を手掛け、30歳のときに美空ひばりさんの「川の流れのように」を作詞しました。2005年には、アイドルグループ・AKB48を発足させ、総合プロデューサーとして活躍。その後もアイドルグループを次々と立ち上げ、世間にアイドルブームを巻き起こします。
TOKYO FMの番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」10月1日(土)放送:秋元康さん
◆名曲「川の流れのように」制作秘話
川島:驚いたんですけど、美空ひばりさんの「川の流れのように」を作詞されたのが30歳のときだったんですね。美空ひばりさんからオファーがあったんですか?
秋元:堀江しのぶさんというグラビアアイドルのプロデュースをしていたときに、レコーディングの合間とかにレコード会社の人から「いろんなアイドルをプロデュースしましたけど、次は何をやりたいんですか?」と聞かれて。雑談のなかで「日本の最大の歌姫である美空ひばりさんの歌詞を書けたら本望です」みたいな話をしたら、その人がたまたま美空ひばりさんに話してくださったんです。美空ひばりさんも自分のことを知っていてやることになりました。
川島:へええ! ちなみに「川の流れのように」は、もともとは(『不死鳥パートⅡ』という)アルバムのなかの1曲だったそうですね?
秋元:僕が(そのアルバムの)プロデューサーで、10曲作ったんですよ。そのなかに「ハハハ」という曲があって、プロデューサーとしてはインパクトのある曲を出すつもりだったんです。
川島:ひばりさんのシングルで「ハハハ」とは、今までにないイメージですもんね。
秋元:そういうことをやろうとしていたんだけども、レコード会社の方から「ひばりさんが『川の流れのように』をシングルにしたいとおっしゃっている」と電話がかかってきたんです。
「いい曲だと思いますが、シングルにするには弱いですよ」と散々反対したんですけども、実は、ひばりさんは今まで「これがいい」と言ったことがなかったそうなんですね。「初めてのこだわりでもあるので、なんとかなりませんか」と言われたので、ひばりさんの意を汲んで「川の流れのように」がシングルになりました。
▶▶毎週土曜の55分間だけ営業する旅行会社EDC(=Eureka Drive Corporation)の社員たちが担当するPodcast番組(
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次回10月15日(土)のお客様は、山崎怜奈さんです。お楽しみに!
<番組概要>
番組名:SUBARU Wonderful Journey ~土曜日のエウレカ~
放送日時:毎週土曜 17:00~17:55放送
出演者:川島明(麒麟)
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/wonderfuljourney/