プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組
「ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」
(毎週土曜 15:00~15:25)。5月3日(土・祝)、10日(土)、17日(土)の放送ゲストは、お笑いコンビ・千鳥のノブさんです。この記事では、5月17日の模様をお届けします。
ノブさん(右)とパーソナリティの丸山茂樹
◆ノブ 大好きなゴルフの目標は「パープレー」
ノブ:来年ぐらいには、パープレー(18コースで72ストローク)で回りたいんですけど……。
丸山:2026年にはパープレーで回りたいと。いま、ベストスコアは?
ノブ:83です。
丸山:相当上手じゃん。
ノブ:ここからがムズいっすね。
丸山:なるほど。じゃあ、消去法でいきましょう。一番打ってしまう場所が、ティーショット、セカンドショット、アプローチ、パターのどれなのか。一番自分が苦手なものを、まず上手くすることが大事。
ノブ:僕は、パー3のティーショット150ヤードぐらい。
丸山:が、一番苦手と。
ノブ:はい。9番から6番アイアンの間。
丸山:ということは、ほとんどアイアンが下手だって(笑)。
ノブ:あとは、パー5でのセカンドショット。でも、セカンドショットのウッドはいけるんですよ。
丸山:なるほど、フェアウェイウッドはいけると。
ノブ:フェアウェイウッドとユーティリティもまずまずなんですけど、アイアンがちょっと……。
丸山:それはダフり(ボールの手前の地面を打ってしまうこと)やすい? トップ(ボールの上部を叩いてしまうこと)しやすい?
ノブ:トップです。
丸山:大体浮き気味なんだね。
ノブ:はい。で、あと力みます。練習場もさっきも、全球芯に当たって全球いいい感じで“絶対、パープレー出るやん”っていうぐらい(絶好調)なのに、コース行ったら……。
丸山:ズタボロ? ティーショットは上手いの?
ノブ:ティーショットは7割ぐらいの力で。
丸山:なんでアイアンショットにそのイメージが浮かばないの? 何かあるんだね。
ノブ:たぶんね、安心感です。ドライバーはデカヘッドでティーアップしてるからミスの幅がデカい。バンと打って、スライサー(打球が右に曲がる傾向があること)で、200ヤードぐらいのとこに行きゃあいいなって。そこはわりかしクリアできるんですけど、力みます。まず力みを解くにはどうしたらいいですか?
丸山:なるほどね。一番大事なところは、まずグリッププレッシャーね。
ノブ:やっぱりそこなんですよ、僕(苦笑)。
丸山:まずはグリッププレッシャーの安定感。これは保ったほうがいい。(グリップを握るとき)自分でクラブが抜けないぐらいの感覚でまず構えて、それを維持して打つことが大事。それとリズム。
ノブ:はい。
丸山:どのリズムでしっかりと自分が打っていくかってことを、自分のなかに刻み込んでおく。本番になってリズムがなくなる、力が入るってことは、練習をやってる効果が全く出てないってことだから。
ノブ:そうなんです。
丸山:でしょ? だから、練習場の自分がいいときのリズムっていうのを、どんなリズムで打ってるのか、自分でビートを刻む。
ノブ:それもあります! まずグリッププレッシャーがくるじゃないですか。グリッププレッシャーで、僕がいま意識してるのは、マジでゆるゆるです。ちょっと握っていいですか?
丸山:いいですよ。(ノブさんの握りの強さを確認して)あ~、まあまあ普通。
ノブ:えっ!? これで普通?
丸山:普通。
ノブ:YouTubeで、中嶋常幸(なかじま・つねゆき)さんが言っていたんですけど、(グリップを握る強さは)「3歳児と手をつないで歩くぐらい。で、ラフ、芝が強いところは渋谷のスクランブル交差点でめっちゃ人混みのなかを、3歳児を連れて歩くぐらい」と。ということは、ゆるゆるじゃないですか。
丸山:ゆるゆるです。
ノブ:いまのぐらいですか?
丸山:いまのは、ごく普通ぐらい。
ノブ:なんで(握りが)こんなゆるいのに、あんなにしばけるんですか?
丸山:いやもう、力を入れるところは全然そこじゃなくて。全体的にバランスよくスッと(握る)。でも若干、この一番握ってるところと言ったら左(指)の3本かなって……それがいまのぐらい。右手は、僕なんかたぶん触れてるぐらい。
ノブ:え~っ? そうですか……。
丸山:触れてるというか、形がちゃんとあるぐらい。で、アプローチのときとかは、例えば、中嶋さんおっしゃったようにラフやバンカーのときは若干ちょっと。場面によるけど、サラッと打ちたいときはちょっとゆるかったり、ちょっとハンドファーストに入れたいときなんかはちょっとしっかり握ったり。
ノブ:なるほど。
丸山:それはどんどん経験していくにつれて、自分でもっとアレンジしていかなくちゃいけない。でも、ベースをしっかりと作る。ゴルフで大事なところは、コックピット。戻って修正するところが大事。
ノブ:うわぁ~。めっちゃ大事ですね。
丸山:ここからまた戻る。原点がしっかりないと上手くならない。(コースに)行って調子悪かったら、原点に帰ってきて、こういうことやったら調子が良くなるってものを見つける。
ノブ:なるほど。だから僕、調子よくてベストスコア83出したときの感覚、いま全部忘れてます。
丸山:そうでしょ?
ノブ:いま、いろいろ変えすぎて。
丸山:情報が入りすぎて、みんなパンクしてる。サーバーがパンクするんですよ。
ノブ:プロの方とかに会えすぎてるから。(会うたびに)「ワンポイント教えてください」って言いすぎて。
丸山:絞ったほうがいいかもね。まあ、ステップアップのためにちょっと聞いて、オリジナルを教えてくれた人に「こういうふうに言われたんだけど、どう思う?」と必ず相談すること。
ノブ:なるほど。僕の場合、森守洋(もり・もりひろ)コーチに聞くと。
丸山:そう、森くんに聞く。「〇〇さんが、(アドバイスで)こう言ってたんだけど、どう思いますか?」と。で、「それ、取り入れてもいいんじゃないですか」とか、「ただ、これ取り入れたらここがおかしくなるから、これは気をつけましょうね」っていうことが絶対出てくるので、そういうのもちゃんと勉強していくといい。
ノブ:コックピットですね。
次回5月24日(土)のゲストは、元卓球選手で金メダリストの水谷隼(みずたに・じゅん)さんです。
「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ
「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。
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5月17日(土)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)聴取期限 5月25日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 15:00~15:25
パーソナリティ:丸山茂樹