ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。4月から毎週火曜日の23時にお届けしている授業「描け!未来の青写真 Blue Print supported by MIZUHO」。「こんな自分になりたい!」「将来こんなことをやってみたい!」といった青き夢、大きな夢を持つ10代の生徒たちに全力でエールを送るコーナーです。
6月23日(火)の放送は、日本を代表するブレイクダンサーのShigekix先生をお迎えして、「青き夢」を抱く生徒と一緒にスペシャル授業をお届けしました。
(左から)たんぼ教頭、Shigekix先生、アンジー校長
寝る間も惜しんだ「好き」の衝動
世界を舞台に活躍し、2024年パリオリンピックでも日本中を沸かせたブレイキン(ブレイクダンス)のトップダンサー・Shigekixさん。人間離れした圧巻のパフォーマンスは、見る者すべてを魅了し続けています。
Shigekixさんがブレイキンに出会ったのは7歳のとき。それまでは週に1回、習い事の一環としてオールジャンルのダンスに触れる程度で、「まさかこんな本格的にブレイキンをやり始めるとは思ってもいなかったですね」と当時を振り返ります。実は、1番熱中していた本命は体操競技のトランポリンで、時間も情熱も8割はトランポリンに注いでいたといいます。
転機となったのは、練習場での偶然の出会いでした。アクロバットの練習に訪れていたブレイキンのダンサーと両親が意気投合したのをきっかけに、「ブレイキンに挑戦してみないか」と声をかけられたのです。まずは姉がその一歩を踏み出し、その背中を見ているうちに彼自身もいつしか触発され、ブレイキンの魅力に引き込まれていきました。
次第にブレイキン中心の生活へとシフトしていくなかで、彼を支え続けたのは家族の深い理解でした。当時のブレイキンは、現在のようにダンススタジオで習うものではなく、ストリートに集まって、お互いの技を磨き合うものでした。しかも、練習は夜9時から12時という、子どもであれば普通に反対されそうな時間帯でした。しかし、海外のカルチャーや音楽に対して理解のある両親は、彼の熱意に真摯に向き合い「そこまで熱意を燃やせるものがあるならやってみたらいい」と背中を押してくれたといいます。
そんなShigekixさんが、これまでの活動のなかで描き続けてきた「青き夢(目標)」の原点。それは純粋な「好き」という感情でした。「幼い頃はブレイクダンスが好きで好きでしょうがなくて。寝る時間さえ惜しんで練習したいと思えるほど『好き!』という強い気持ちだけで、ずっとやってました」と、活動の原動力を明かしました。
その純粋なエネルギーは、成長とともに大きな野望へとスケールアップしていきます。当初は「仲間のなかで1番になりたい」という目標でしたが、活動の場が地元・大阪から西日本、全国、そして世界へと舞台が広がっていきます。「ブレイキンを通して、いろんな景色を見てみたい、1回きりの人生で自分の可能性をもっと体感したい。そんな野望みたいな強い思いが、幼少期から10代後半までの自分をずっと突き動かしてくれました」と、当時の胸の内を明かしました。
Shigekix先生
ブレイキンを通じて「自分の夢」を後押し
Shigekixさんは今、みずほフィナンシャルグループとのオフィシャルなパートナーシップのもと、全国の小中学校を巡る「MIZUHO BLUE DREAM BREAKING LIMITS Workshop Tour」を開催しています。このワークショップで、Shigekixさんの大迫力のブレイキンを初めて生で見る子どもたちも多いなか、その反応は鮮烈です。
「ブレイキンをやっている子や、僕を知ってくれている子たちももちろんいるのですが、驚きでぽかーんと口を開けたままの男の子とかもいたりとかして」と嬉しそうに語ります。このワークショップのプログラムは、単にダンスを体験するだけに留まりません。内容は大きく分けて2つの柱で構成されています。1つは実際にステップを踏んで体を動かす体験、そしてもう1つは、Shigekixさん自身の経験をベースにしたトークセッション(授業)です。ここで子どもたちに届けたいのは、決してダンスの技術だけではありません。
「僕が目指しているのは、ブレイキンを始めてもらうことではなくて、その子たちには今、それぞれ好きなことや頑張っていることがきっとあるはずです。彼らの夢や目標を後押しできるように、『こんな風に考えて、こうプランを立ててみるといいよ』と、一歩踏み出すきっかけを作るための授業なんです」と説明。このプログラムが子どもたちの未来へ繋がってほしいという熱い思いを語りました。
(左から時計まわりに)たんぼ教頭、Shigekix先生、アンジー校長
「世界へダンスの魅力を伝える」という青き夢
番組では夢を追う10代のリスナーとShigekixさんが、直電で夢を語り合う場面もありました。大阪府に住む高校1年生のみゅうきさん(15歳)が抱く「青き夢」は、「世界中の人にダンスの魅力を伝える人になること」です。夢の実現に向けて、憧れのShigekixさんの動画を見て、熱心に研究しているといいます。
「踊っている瞬間だけ、ありのままでいられる」という彼女の言葉に、Shigekixさんも深く頷きます。「ダンスを踊っているときのほうが、普段の自分よりも自分らしくいられるなっていうのは僕も感じるし、みゅうきちゃんがそう感じているということは、それだけ本気でダンスが好きなんですよ」と強く共感します。
しかし、夢の途中で壁にぶつかることは誰にでもあります。頭の中ではイメージできているのに、いざ表現しようとすると上手く踊れないもどかしさ。そして友達に自分の夢をバカにされたこともあったといいます。そんな誰もが経験する悔しさに寄り添うように、Shigekixさんは「自分は1人じゃない、ダンスの世界にはたくさんの仲間がいるって思ってほしい」と力強いエールを送りました。
そして、「誰もが自分の夢に向かってがむしゃらに頑張る人たちがたくさんいるなかで、自分がもらった刺激と同じように『人へ恩返しをしたい』というところまで辿りついているみゅうきちゃんは本当に素敵です。きっとこれから先、たくさんの素晴らしい人たちに囲まれて、今度は自分がたくさんの素敵な人たちを作っていくような、周りに良い影響を与えられるような存在になっていくんだろうなと思います」と、彼女の未来に太鼓判を押しました。
Shigekixさんからの言葉「夢を抱くことに夢がある」
「憧れ」はすでに才能の第一歩
次に紹介するのは、将来「管理栄養士になりたい」という大きな夢を抱く、神奈川県在住の中学3年生・つくばねのさん(14歳)からのメッセージです。学校の健康診断をきっかけに大きな病院を受診することになり、不安でいっぱいだった彼女に優しく寄り添ってくれたのが、そこにいた病院の管理栄養士さんでした。「丁寧に優しく接してもらって、すごい嬉しかった」と振り返る彼女は、「今度は自分が、たくさんの人を笑顔にできる存在になりたい」といいます。
管理栄養士という職業の重要性を身をもって実感しているのがShigekixさんです。10代後半の頃は、独学でYouTubeなどを参考に食事管理をしていたそうですが、どうしても知識に偏りが出てしまっていたと振り返ります。現在はプロの管理栄養士から直接アドバイスを受け、ダンスに特化した無駄のない体作りをおこなっています。専門家のアプローチを取り入れてからは、パフォーマンスの質が「全然違う」と断言します。
夢に向かって進み始めたつくばねのさんですが、いま最大の壁に直面しています。それは「勉強への苦手意識」です。「大変だけど(管理栄養士の資格を取るための)学校に行くために勉強を頑張っています」と話す中3の彼女に、Shigekixさんは「『これだ』とか『憧れる』って気持ちを持てた時点で、すでに管理栄養士になるための才能を1つ手に入れているなって僕は思ったんですよね」と彼女の素質を高く評価しました。
そう語る背景には、かつての自分自身の姿がありました。「僕も『ダンスがしたい!』と心から思ったあの瞬間こそが、プロになるまでの道のりの第一歩だった」と振り返ります。そして、「僕自身、(管理栄養士を始めたくさんの)職業の方々に支えられているので、いつかどこかの現場で会えたら嬉しい」と、熱いエールで締めくくりました。
リスナーの皆さんから届いたエピソードが、みずほ公式TikTokでショートドラマに!? あなたの体験が映像化されるチャンスかもしれません。毎週火曜日のレギュラーコーナー「描け!未来の青写真 Blue Print supported by MIZUHO」では、引き続き皆さんからのメッセージを募集中です。たくさんの投稿をお待ちしています。
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
パーソナリティ:アンジー校長(アンジェリーナ1/3・Gacharic Spin)、たんぼ教頭(溝上たんぼ)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/
番組公式X:
@sol_info