お笑いコンビ・麒麟の川島明がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」。「あなたの心を、ここではないどこかへ」をテーマに、ゲストの「ココロが動く(=エウレカ)思い入れのある場所」へと案内していきます。9月10日(土)放送のお客様は、米米CLUBのボーカリストであり、今年ソロデビュー25周年を迎えた石井竜也さん。ソロ名義では2年半振りとなるニューアルバム 『LOST MESSAGE』を9月7日(水)にリリースしました。ここでは、ソロデビュー当時の苦労を振り返りました。
石井竜也さん
1959年生まれ、茨城県出身の石井さん。1982年、文化学院のサークル仲間だったジェームス小野田さん(ボーカル)、BON(ベース)さんらと「米米CLUB」を結成し、1985年にデビュー。「KOME KOME WAR」「FUNK FUJIYAMA」「浪漫飛行」「君がいるだけで」など、数多くのヒットの曲をリリースします。1997年の解散後(2006年再始動)からは、カールスモーキー石井名義ではなく、本名・石井竜也としてソロ活動を開始。音楽活動に加えて、映画監督、インダストリアル・デザイナー、芸術家として多方面で活躍中です。
TOKYO FMの番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」ゲスト:石井竜也さん
川島:石井さん自身は、米米CLUBがいったん解散した年、1997年にソロデビューとなります。
石井:もう「(解散した)その年にデビューしないと僕はダメだ」って思ったんです。
川島:どういうことですか?
石井:“鉄は熱いうちに打て”じゃないけど。たとえば、解散して(ソロ活動をスタートするまでに)数年空ける人っているじゃないですか?「急に出てきた」みたいな感じで、ちょこちょこ顔を出すような。そういうデビューは、自分はダメだなと思ったんです。
だから(ソロ活動をするときは)米米CLUBのなかでも“シリアスなほう”をやっていこうと思って。米米CLUBのなかにもシリアス系が好きなヤツらもいたので、そいつらに声をかけて。でも、「僕ら米米CLUBしかやらないんで」って断られながら。そうしたら、他のメンバーを探すしかなくなっちゃって(笑)。
川島:いろんな裏があるんですね。
石井:でも、よく考えたら、確かにそれで良かったんですよね。米米CLUBのメンバーが入って「ソロです」って言ったって、誰も認めませんよ。
川島:それは米米CLUBですからね。
石井:そうだもん。だからそれはダメだなって。「米米CLUBという楽しいバンドのイメージを崩すな」と思ったんです。
川島:どっちにも良くないと。
石井:そう。それで本名で出るって言って、それは割と早く決めましたね。一番ショックだったのは、ある番組に出ていて……アッコさん(和田アキ子さん)の話なんですけど。
アッコさんから「すごく良い歌を作ってくれてありがとう」って言われて。(1997年にテレビ番組の企画で)「夢」(作詞・作曲:石井竜也)っていう曲を作ったんです。
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そのときに「あんたこういう曲が書けるんだから、こういう曲をやったらいいのに」なんて言われて。「やっていますよ(笑)!」っていう感じだよね。で、俺のことを「カールくんは~」って言うんですよ。「俺、食いもんじゃねえんだよ~(笑)。ちょっとカールはやめて~」って思いましたけどね(笑)。
川島:アッコお姉さんはそう(言いそう)ですね(笑)。
石井:一応僕、1人のときは(カールスモーキー石井ではなく)石井(竜也)なんですけど、「誰もわかんねえよ、そんなの(笑)」って言われたときはショックでしたね。
川島:(笑)。これぞ和田アキ子さんっていう感じはしますけどね。
石井:そうですね。
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9月7日(水)にリリースしたニューアルバム『LOST MESSAGE』を引っさげたツアー「TATUYA ISHII SPECIAL CONCERT TOUR 2022『MESSAGE』」が、9月17日(土)の埼玉・戸田市文化会館を皮切りにスタートしました。
米米CLUBは、10月15日(土)、16日(日)に茨城県水戸市で開催される音楽とグルメのイベント「BLUE EARTH MUSIC FEST 2022 IN MITO」に出演予定です。詳しくは公式Webサイトをご確認ください。
次回10月8日(土)の放送もお楽しみに!
<番組概要>
番組名:SUBARU Wonderful Journey ~土曜日のエウレカ~
放送日時:毎週土曜 17:00~17:55放送
出演者:川島明(麒麟)
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/wonderfuljourney/