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労働者「1,100万人不足」の衝撃…就労困難者ゼロ社会を目指す、VALT JAPANが三菱地所と連携した“DIC丸の内”とは?
2025-06-06 (金) 12:10
笹川友里がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「DIGITAL VORN Future Pix」(毎週土曜 20:00~20:30)。この番組では、デジタルシーンのフロントランナーをゲストに迎え、私たちを待ち受ける未来の社会について話を伺っていきます。5月31日(土)の放送は、VALT JAPAN株式会社(以下:VALT JAPAN)代表取締役CEOの小野貴也(おの・たかなり)さんがゲストに登場。就労困難者特化型DXプラットフォームや、デジタル業務に特化した就労継続支援A型事業所について語ってくれました。
笹川友里がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「DIGITAL VORN Future Pix」(毎週土曜 20:00~20:30)。この番組では、デジタルシーンのフロントランナーをゲストに迎え、私たちを待ち受ける未来の社会について話を伺っていきます。5月31日(土)の放送は、VALT JAPAN株式会社(以下:VALT JAPAN)代表取締役CEOの小野貴也(おの・たかなり)さんがゲストに登場。就労困難者特化型DXプラットフォームや、デジタル業務に特化した就労継続支援A型事業所について語ってくれました。

小野貴也さんは、1988年生まれ、大分県出身。大学卒業後、シオノギ製薬株式会社に入社。障がいや難病のある人の活躍機会と低賃金の現状に衝撃を受け、2014年にVALT JAPANを起業。就業困難者に絞った仕事の受発注プラットフォーム「NEXT HERO」を運営し、ビジネス市場で活躍できる仕組みづくりに取り組んでいます。
2023年には書籍「社会を変えるスタートアップ~『就労困難者ゼロ社会』の実現」(光文社)を発売。2024年には日本最大級のスタートアップ専門展示会「Startup JAPAN EXPO 2024 -秋- Dream Pitch グランプリ」で優勝。さらに、「東京金融賞2024」においてサステナビリティ部門を受賞しました。
◆就労困難者に活躍の場を提供
VALT JAPANが運営する、障がい者などの就労困難者の支援サービスに特化したDXプラットフォーム「NEXT HERO」では、利用者一人ひとりの能力や特性を収集したデータに基づき、約400種以上に及ぶ企業から受注したデジタル業務(データ入力やAI開発)などを、全国の就労困難者に再委託する仕組みを整えています。
日本財団の調査によると、日本には現在約1,500万人にものぼる就労困難者が存在すると言われており、「就労困難者は法律上、身体障がい、知的障がい、精神障がいの3区分にわかれていますが、弊社のプラットフォームでは基本的に精神や発達に障がいがある方、あとは引きこもりの方が非常に多いのが特徴です」と小野さんは説明します。
この取り組みの根底にあるのは日本社会における大きな課題「労働人口の減少問題」であると言及し、「2040年には、日本の労働需要人数に対して、供給できる人間の労働力が約1,100万人も足りなくなるということがリクルートワークス研究所さんから発表されました。そのことを知ったときに、労働人口そのものが減少していくことはなんとなく理解していましたが、労働の需要に対して供給が追い付かなくなると知って危機感を覚えました」と言います。
小野さんは2014年にVALT JAPANを起業しましたが、そのきっかけは以前に勤めていた製薬会社でのある経験からでした。当時、精神疾患や生活習慣病の治療薬を担当していた小野さんは、とある患者会に参加した際、参加者が話していた共通の悩みに注目します。
「その場で、皆さん全員が『以前よりも症状は全然安定しています。副作用もなくなってきました。でも就職できないんです』とおっしゃっていて“医薬品で解決できることって本当にごく一部なんだな”と衝撃を受けたんです。基本的に人生の6割以上は仕事の時間じゃないですか。だけど、働く意欲がすごくあるのに(就職活動が)うまくいかない。じゃあ僕が、医薬品で解決できない就労困難者問題に“自分の人生を懸けて取り組みたい”と思い、そこから3ヵ月後に退職させてもらって、起業に至りました」と振り返ります。
◆デジタル業務に特化した「就労継続支援A型事業所」を開設
VALT JAPANは、2025年2月に三菱地所株式会社と連携し、東京都千代田区新大手町ビルに「デジタルイノベーションセンター丸の内 supported by 三菱地所」(以下:DIC丸の内)を開設しました。
本センターは千代田区で唯一の障がい者就労継続支援A型事業所であり、デジタル業務に特化した就労継続支援A型事業所としては23区で初となります。なお“就労継続支援A型”とは、病気や障がいのある方に対して雇用契約を結んだうえで、一定の支援を受けながら働ける機会を提供する仕組みです。
企業のDX化が進み単純作業が自動化される一方で、「デジタルを生み出す側」に立つ人材の需要は高まっています。また、法定雇用率が引き上げられるなか、企業側の障がい者の採用意欲も高まっており、デジタルスキルのある人材の価値はますます高まっています。
そこで、DIC丸の内ではサイト情報のデータベースの更新や書類のデータ化、データの校正、AIアノテーション(AIの学習データにラベルを付ける作業)といったデジタル業務に携わる人材の育成をおこなっており、「デジタルスキルを持つ障がいのある方が丸の内からどんどん生まれていけば、“ぜひ一緒に仕事をしましょう”と声をかけてくださる企業が増えていくはずです」と期待を寄せていました。
次回6月7日(土)の放送は、引き続き小野貴也さんをゲストに迎えてお届けします。VALT JAPANの更なる展開について、貴重な話が聴けるかも!?
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この日の放送をradikoタイムフリーで聴く
<番組概要>
番組名:DIGITAL VORN Future Pix
放送日時:毎週土曜 20:00~20:30
パーソナリティ:笹川友里
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(左から)小野貴也さん、笹川友里
小野貴也さんは、1988年生まれ、大分県出身。大学卒業後、シオノギ製薬株式会社に入社。障がいや難病のある人の活躍機会と低賃金の現状に衝撃を受け、2014年にVALT JAPANを起業。就業困難者に絞った仕事の受発注プラットフォーム「NEXT HERO」を運営し、ビジネス市場で活躍できる仕組みづくりに取り組んでいます。
2023年には書籍「社会を変えるスタートアップ~『就労困難者ゼロ社会』の実現」(光文社)を発売。2024年には日本最大級のスタートアップ専門展示会「Startup JAPAN EXPO 2024 -秋- Dream Pitch グランプリ」で優勝。さらに、「東京金融賞2024」においてサステナビリティ部門を受賞しました。
◆就労困難者に活躍の場を提供
VALT JAPANが運営する、障がい者などの就労困難者の支援サービスに特化したDXプラットフォーム「NEXT HERO」では、利用者一人ひとりの能力や特性を収集したデータに基づき、約400種以上に及ぶ企業から受注したデジタル業務(データ入力やAI開発)などを、全国の就労困難者に再委託する仕組みを整えています。
日本財団の調査によると、日本には現在約1,500万人にものぼる就労困難者が存在すると言われており、「就労困難者は法律上、身体障がい、知的障がい、精神障がいの3区分にわかれていますが、弊社のプラットフォームでは基本的に精神や発達に障がいがある方、あとは引きこもりの方が非常に多いのが特徴です」と小野さんは説明します。
この取り組みの根底にあるのは日本社会における大きな課題「労働人口の減少問題」であると言及し、「2040年には、日本の労働需要人数に対して、供給できる人間の労働力が約1,100万人も足りなくなるということがリクルートワークス研究所さんから発表されました。そのことを知ったときに、労働人口そのものが減少していくことはなんとなく理解していましたが、労働の需要に対して供給が追い付かなくなると知って危機感を覚えました」と言います。
小野さんは2014年にVALT JAPANを起業しましたが、そのきっかけは以前に勤めていた製薬会社でのある経験からでした。当時、精神疾患や生活習慣病の治療薬を担当していた小野さんは、とある患者会に参加した際、参加者が話していた共通の悩みに注目します。
「その場で、皆さん全員が『以前よりも症状は全然安定しています。副作用もなくなってきました。でも就職できないんです』とおっしゃっていて“医薬品で解決できることって本当にごく一部なんだな”と衝撃を受けたんです。基本的に人生の6割以上は仕事の時間じゃないですか。だけど、働く意欲がすごくあるのに(就職活動が)うまくいかない。じゃあ僕が、医薬品で解決できない就労困難者問題に“自分の人生を懸けて取り組みたい”と思い、そこから3ヵ月後に退職させてもらって、起業に至りました」と振り返ります。
◆デジタル業務に特化した「就労継続支援A型事業所」を開設
VALT JAPANは、2025年2月に三菱地所株式会社と連携し、東京都千代田区新大手町ビルに「デジタルイノベーションセンター丸の内 supported by 三菱地所」(以下:DIC丸の内)を開設しました。
本センターは千代田区で唯一の障がい者就労継続支援A型事業所であり、デジタル業務に特化した就労継続支援A型事業所としては23区で初となります。なお“就労継続支援A型”とは、病気や障がいのある方に対して雇用契約を結んだうえで、一定の支援を受けながら働ける機会を提供する仕組みです。
企業のDX化が進み単純作業が自動化される一方で、「デジタルを生み出す側」に立つ人材の需要は高まっています。また、法定雇用率が引き上げられるなか、企業側の障がい者の採用意欲も高まっており、デジタルスキルのある人材の価値はますます高まっています。
そこで、DIC丸の内ではサイト情報のデータベースの更新や書類のデータ化、データの校正、AIアノテーション(AIの学習データにラベルを付ける作業)といったデジタル業務に携わる人材の育成をおこなっており、「デジタルスキルを持つ障がいのある方が丸の内からどんどん生まれていけば、“ぜひ一緒に仕事をしましょう”と声をかけてくださる企業が増えていくはずです」と期待を寄せていました。
次回6月7日(土)の放送は、引き続き小野貴也さんをゲストに迎えてお届けします。VALT JAPANの更なる展開について、貴重な話が聴けるかも!?
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<番組概要>
番組名:DIGITAL VORN Future Pix
放送日時:毎週土曜 20:00~20:30
パーソナリティ:笹川友里
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