山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組
「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」。10月25日(火)の放送は、作家の小川哲さんが登場。競技クイズを題材とした小説を書いたきっかけなどを語りました。
(左から)パーソナリティの山崎怜奈、小川哲さん
著書「地図と拳」(集英社)が、第13回山田風太郎賞を受賞したことも記憶に新しい小川さん。10月7日(金)に発売された、競技クイズを題材にした著書「君のクイズ」(朝日新聞出版)も話題を呼んでいます。この小説を執筆したきっかけの1つは、クイズプレイヤーの徳久倫康(とくひさ・のりやす)さんと知り合いになったこと。
話しているうちに、クイズプレイヤー側と視聴者側のさまざまなギャップに興味を覚え、その姿を描きたいと考えたと言います。「僕が視聴者として観ていたクイズと本気で打ち込んでいる人たちがやるクイズは、また全然違う魅力が見えてくる。まさにスポーツ」と小川さん。
取材先は、現役のクイズプレイヤーからクイズの動画チャンネルまでさまざま。文中には「プレイヤーの過剰な肩書き」などにも言及する場面もあり、自身もクイズ番組に出演するれなちが「そういうところにも着目するんだ」「そこを切り取るんだと鋭利さを感じた」と感想を伝えると、小川さんは「例外もあるが、比較する手段はないのに『大学首席』などの肩書きがある。テレビでどんな演出がされているのか、SNSなどでどう消費されているのかなど、いまのクイズを考えるうえでは必須なのかなと思う」と答えました。
賞金が高額になれば、問題が高度になって視聴者が離れ、一方でバラエティ色の強い内容が台頭してくるなど、「クイズ番組はそういう周期を繰り返してきた」と小川さん。しかし、現在はYouTubeなどの動画コンテンツの登場で「新たな潮流が出てきた」と言い、「クイズをプレイする場自体がテレビ以外にも出てきた。これから変わってくる可能性がある。それも楽しみ」と語ります。
ちなみに、自身はクイズプレイヤーになる気はないようで「好きな将棋もそうだが、強い人を見ると“いくら頑張ってもかなわない”とわかる。徳久くんのように無茶苦茶強い人を知っているので」と笑顔をのぞかせていました。
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聴取期限 2022年11月2日(水) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/darehana/